DOOGEE U11 レビュー Android 15搭載、11インチWidevine L1(Netflix HD対応)タブレット
DOOGEE様より、最新のAndroid 15を搭載した11インチタブレット『DOOGEE U11』をサンプル提供頂いたので、実機レビューです。
DOOGEE U11は、90Hz高リフレッシュレートの 11インチ WXGA解像度 ディスプレイに、Unisoc T606 オクタコアCPUを搭載したエントリー性能のタブレットです。
拡張機能で最大16GBのメモリ、128GBのストレージ + 最大2TBのMicroSD拡張機能を備え、4大衛星測位システム+A-GPSにも対応。マルチタスクが得意でライトなビジネス用途、映画鑑賞、カーナビ替わりにと幅広い用途におすすめできます!
DOOGEE U11 のスペック詳細
DOOGEE U11 スペック | |
---|---|
OS | Android 15 |
ディスプレイ | 11インチ IPS WXGA(1280×800)解像度 60/90Hzオートリフレッシュレート 213 dpi / 138 ppi |
プロセッサ | Unisoc T606 オクタコア (2x Cortex-A75 1.6GHz + 6x Cortex-A55 1.6GHz) |
GPU | Mali-G57 |
メモリ | 4GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB / 最大2TBのMicroSDカード対応 |
背面カメラ | 13MP |
前面カメラ | 5MP |
バッテリー | 8580mAh / 10W充電 |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz), Bluetooth 5.0 |
オーディオ | 高品質デュアルスピーカー、3.5mmイヤホンジャック |
セキュリティ | 顔認証 |
GPS | GPS、Beidou、GLONASS、Galileo、AGPS |
重量 | 537g |
サイズ | 257.0 x 169.6 x 7.9 mm |
カラー | ブラック、グレー、ブルー |
その他機能 | Widevine L1対応、Bluetoothキーボード接続対応、OTG対応、FMラジオ対応 |
同梱品 | タブレット x1、充電器 x1、Type-C USBケーブル x1、SIMカードピン x1、ユーザーマニュアル x1 |
DOOGEE U11の外観
外箱にはビニールかけられており、シンプルなデザインで清潔感があります。内部もタブレットの周りにはしっかり緩衝材が入っていて安心。
裏面には、各種認証マークなどの記載があり、日本向けの技適認証マーク(R210-207905)の記載などもありました。技適付きなので、安心して日本国内でも利用できます。
パッケージに含まれるのは、以下の通りです。
- DOOGEE U11本体
- TYPE-C 充電ケーブル
- USB 充電器(5V 2A 10.0W MAX)
- イジェクターピン
- ユーザーマニュアル(日本語対応)
USB充電器は日本対応で、そのままコンセントに挿し込んで使えます。PSE認証マーク付きで、対応電圧は 100V-240V までをサポートし、入力は 0.35A MAX、出力は 5.0V 2.0A 10Wという仕様です。
右サイドには、TYPE-Cポート、スピーカー、MicroSDトレイ、下部の角にイヤホンジャックを搭載。
イヤホンジャックは角にありますが、下フレームと平行に刺さる機構となる為、横置きと干渉する事なく快適に利用できます。(後ほどFMラジオの説明でイヤホン装着写真あり)
左サイドには、スピーカーと電源ボタンを搭載。
上部には、音量ボタンを搭載。躯体全体において、周囲は角を落とすダイヤモンドカットが施されており、肌触りの良い印象。厚みを計測してみた結果、厚みは7.8mm(カメラ部を除く)と公式の公表通りでした。
背面パネルは、メタリック調のプラスチック素材を採用。中央のDOOGEEロゴとカメラ周りなどは同系色カラーでまとめられており、シンプルでスッキリとした印象を与えます。
1300万画素のリアカメラは、LEDフラッシュを搭載します。光源の少ない環境でも鮮明な撮影が可能です。
なかなかに高画質で、テキストや風景撮影など幅広く使えますが、若干カメラバンプが突起している為、デスクに置いてタッチ利用時、角を押すと少しカタカタします。
500万画素のフロントカメラを、ベゼル内中央部に搭載します。また、フロントカメラによる顔認証ロック解除にも対応しており、ホーム画面へスムーズにアクセスが可能です。
また、これらのカメラは、AI機能を備え、画像インデックスや文字抽出機能に加え、強力なビューティー機能も備えます。
DOOGEE U11 は、2TBまでのMicroSDカードをサポートします。これにより容量を気にせず沢山のデータを保存して持ち運ぶ事ができます。ちなみに4G LTEのSIMが入りそうなトレイ形状ですが、ネットワークSIMの対応はありません。
重量は541g。このサイズ感にしては十分に軽い重量で、モバイル性も高いと思います。
DOOGEE U11 の使用感
Android 15 OSで最新の機能を使える
DOOGEE U11は、最新のAndroid 15 OSを搭載します。
OSシステム自体のサイズは7.4GBとさほど大きくはなく、何もインストールしない状態で全体のシステム容量も11GBと非常にコンパクト。128GBのストレージを搭載するので、MicroSDカードを利用せずとも沢山のアプリを入れる事ができます。
また、プリインストールアプリも、Google関係ぐらいと最小限にとどめられており、無駄なアプリがないのも好印象。更にWPS Officeアプリがプリインストールされているので、本格的なオフィス作業にも対応できます。
メモリは4GBを標準搭載しますが、デフォルトの状態で12GBの拡張が施されており、最大の16GBのメモリ容量で駆動する設定になっています。変更するメリットはとくにありませんので、このまま最大メモリ容量で使うのが良いでしょう。
Android 15では、GeminiによるAI生成機能や、データ保護、Androidスマートフォンとのクロスデバイスサービスの利用が可能です。
また、このOSの目玉機能である『プライベートスペース機能』は、個別でアプリをロックして保護したり、LINEの2つ目のアカウントを作るデュアルアプリ機能などが使えます。
プライベートスペースでは、本体ロック解除と別のロックパターンが設定できるので、プライバシーを守りたいアプリなどをこちらに入れておくのもいいでしょう。
プライベートスペース機能をONにすると、アプリ一覧の最下部にこのように表示され、鍵マークをタップしてロック解除をすると開けます。プライベートスペース自体をタブレットから隠す事もできますが、その際は通知がリアルタイムに来ないなどの支障が出ます。
DOOGEE U11 のプライベートスペース機能は、Googleアカウントを別に設定する事で2台目のタブレットのような使い方ができ、Xiaomi機にあるセカンドスペースみたいな1台2役の便利機能です。
また、よく使うアプリをペアリングしてすばやく展開できる『アプリペア機能』を使用すると、ホーム画面に2つのアプリがペアになったショートカットが作成でき、タップするだけで2つ同時に分割で開くことができ、利便性が高まります。
また、DOOGEE U11は、ワイヤレスアップデート(OTA)にも対応しており、常に最新のOSバージョンとセキュリティーを利用できます。
パフォーマンスと性能
DOOGEE U11は、SoCに最大動作周波数1.6GHzのUnisoc T606 オクタコアプロセッサを搭載します。エントリー性能で、簡単なオフィス作業やパズルゲーム、ネットやニュースの閲覧、動画の視聴などの用途に向いています。
また、メモリは4GBを標準搭載し、12GBの拡張機能で最大16GBまでメモリを拡張する事ができるので、沢山のアプリを同時に開くなどのマルチタスクを快適にこなすこともできます。
実機検証では、wifiは11ax(wifi-6)をサポートしており、5GHz&2.4GHzのデュアルチャンネルに対応していました。
Antutuベンチマーク
▼AntutuベンチマークV10で、総合性能280,050、CPU性能78,492、GPU性能23,045
GeekBench
▼GeekBench 5:Single-Core Score 305、Multi-Core Score 1139、OpenCL Score 555
▼GeekBench 6:Single-Core Score 389、Multi-Core Score 1316、OpenCL Score 536
Google Octane 2.0
▼Google Octane 2.0:Octane Score 11,990、Multi Core Score 117,139
パフォーマンステスト
ゲーム性能
PUBGではHD画質/高が選択できました。グラフィック性能は高めでPUBGモバイルぐらいならそこそこ遊べるのですが、CPU性能から見ると簡単なパズルゲームやライトなゲームがぎりぎり楽しめるぐらいの性能です。
センサーは加速センサーのみの搭載で、ジャイロスコープなどには対応がありません。
ディスプレイ性能
DOOGEE U11の11インチIPSディスプレイは、1280×800 WXGA 解像度、アスペクト比16:10 の黄金比率を備えます。
縦長/横長になるワイドディスプレイは、表示領域が広くなって見やすくなります。縦表示で縦長テキストやニュースなどの閲覧、横表示でExcelデータの閲覧や画面分割表示などが快適に行えます。
画面DPI 213 / 画面解像度 138 ppi という性能ではありますが、画面を分割して小さな文字を表示しても、肉眼で見えるドットの粗さはありません。画面分割は、半分だけでなく、1/3と2/3にも対応しており使いやすいです。
更に、画面の明るさをシークバーで微調節できる機能も搭載するほか、低照度で目を労わる夜間モード、集中力をあげるダークモード、更に輝度を下げる機能も搭載し、スライドメニューから簡単にワンタッチで操作できます。
リフレッシュレートは、60fpsもしくは90fpsの固定、アプリに合わせて自動で切り替えるオートを選択可能。オートを選択すれば、快適な視覚環境を維持しつつも消費電力を抑える事ができます。
DOOGEE U11は、178度の広い視野角を持つIPS液晶を採用し、色鮮やかで高精細な表示を実現しています。横持ちした際に、指が干渉しない程度の程よいベゼルで操作性も良好。
YOUTUBEも1080P 60FPSまで選択可能です。
また、動画を静止画にするのは、表現が難しいので写真は割愛しますが、90Hzリフレッシュレートはタブレットとしては高リフレッシュレートにあたり、激しいアクションなどの動きがある動画もぬるぬる美しく見えます。
DOOGEE U11のWidevine L1です。Netflixの再生仕様を確認したところFHD再生に対応で、こちらもL1扱いです。
ほぼ全ての動画ストリーミングサービスで、HD高画質を選択可能と言えます。この仕様は、映画や動画をNetflixやAmazonプライムビデオで鑑賞する趣味がある人にとっては外せないポイント!
バッテリー性能
DOOGEE U11は、8580mAhの大容量バッテリーを搭載します。フル充電後、画面輝度/音量ともに50%で動画を8時間再生してもバッテリー残量は35%以上あり、1日中遊べる性能と言っても過言ではないでしょう。
また、DOOGEE U11は、アプリスタンバイオプティマイザーなどの機能を備えるほか、低消費電力モードなどを起動させずとも待機電力の消費はとても少なく、バッテリー性能は超優秀です。使いたい時に使えるって大事なので、バッテリー管理に長けてるのは個人的には好印象です。
FMラジオ対応
DOOGEE U11は、FMラジオに対応します。ネットワーク環境を必要とせず、3.5mmイヤホンジャックに有線イヤホンを挿し込む事により、イヤホンをアンテナとして電波を受信してくれます。
対応周波数は、 87.6MHz ~ 108MHz で、福岡だと3局受信していました。(時間帯やエリアによって異なります)
また、FMラジオは、イヤホンから直接だけでなく、スピーカーでも再生でき、更に、録音も可能です。スピーカーは、左右に1基ずつ、合計2基を搭載しており、ステレオサウンドが楽しめます。
最大音量にしても低音が割れるようなこともなく、音量も充分です。音質に強いこだわりがない場合は、タブレット搭載のスピーカーでも充分に快適です。
オーディオの無線接続は、電波干渉や遅延の少ないBluetooth 5.0に対応し、コーデックはAAC/SBCに対応します。
豊富なGPSに対応でカーナビ替わりの利用にも
DOOGEE U11は、豊富な位置測位システムに対応します。具体的には、GPS、Beidou、GLONASS、Galileoの4大衛星測位システムとAGPSとなり、11インチの大画面を活かしてカーナビ替わりにも利用可能です。
ただし、ネットワークSIMの利用ができないので、外出先ではスマホとテザリングするか、あらかじめGoogleオフラインマップをダウンロードしておく必要があります。
カメラ性能
DOOGEE U11は、背面に1300万画素のカメラを搭載。下記2枚の写真は、リアカメラで撮影してみましたが、タブレットとしては問題のない範囲で撮影できており、実用性は高いです。
また、フロントカメラは、美顔機能も備えており、軽くメイクした感じになったり、肌の粗を隠した素敵な自撮り撮影が可能です。
リアカメラは、Googleレンズともシームレスに連携されており、撮影対象をそのまま翻訳したり、検索したりできます。この辺はスマホでも同じ事ができるので、あえてタブレットでやる必要はないのですが、検索はそのままネットショッピングができるので便利です!
DOOGEE U11 レビュー総括
DOOGEE U11は、11インチWXGA解像度の大型ディスプレイを備えており、WideVine L1は、Netflixを含むほぼ全ての動画ストリーミングサービスのHD高画質再生に対応します。
CPU性能から見ると、ゲームをしないタブレットライトユーザー向けとはなりますが、最新のOSを搭載するなど利便性が高く、読書、書類チェック、SNS閲覧、ネットショッピング、動画や映画の鑑賞など、幅広く使えるタブレットでした。
欲を言えばもう少し画面解像度が高ければよかったのにとは思いますが、豊富なGPSを搭載していてカーナビ替わりも使えるなどのアドバンテージを加味すると、1.5万円以下という価格帯では充分に贅沢な構成ではあり、高コスパなタブレットです。
DOOGEE U11の割引クーポンとセール情報
DOOGEE U11は、現在楽天のDOOGEE公式ストアにて、期間限定4,000円割引クーポンセール中です!
楽天リンク:DOOGEE U11
定価:17,900円
最終割引価格:13,900円(更に楽天ポイントもつきます!)
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