EarFun Air Pro レビュー ANC対応・通話品質最高・連続9時間再生可能な両耳独立イヤホン
アクティブノイズキャンセル(ANC)・アンビエントモード対応な両耳独立イヤホン『EarFun Air Pro』の実機レビューです。
EarFun Air Proの特徴をざっと説明すると、大口径10mmの低歪みドライバー搭載で低音から高音までクリアで高音質、AACコーデックだけど通話品質も高品質、ノイズキャンセリングだけじゃなく外音取り込みモードも搭載、片耳使用も可能で連続9時間という長時間の再生が可能という点です。
現在Amazon価格7,999円ですが、1万円以上と言われても納得できるほどの高品質です。高級機は買いたくないけれどそれなりの品質は求めたいという人におすすめです!
まずは化粧箱。Amazonからの直接配送になるので、とてもきれいな状態です。外側にビニールもかかっていて清潔感があります。PSE認証済み、技適マークもあるので、安心して大切な人へのプレゼントとしても贈れます。
化粧箱の中はさすが5千円オーバーの機種だなという風格の梱包がされています。説明書は日本語にも対応で、使い方が詳しく載っているので初めてのワイヤレスイヤホンでも操作に迷わずに済みます。
ケースの素材はプラスチック製。艶消しなので傷や指紋が付きにくく長く愛用できます。
またバッテリー内蔵のケースの充電はTYPE-Cに対応で、ケースの充電は約2時間、イヤホンの充電は約1.5時間で完了します。バッテリーケースの充電容量はノーマルモードで最大32時間分、約4回分の充電が可能です。
イヤホンの連続再生時間は、ノーマルモードで最大9時間、ANCモードで最大7時間の利用が可能という驚異の性能です。
ケースのバッテリー残量は、蓋を開け閉めした際にLEDライトの点滅回数で判断可能。4段階表示ですので、無駄のない充電が可能です。
ケースは最大長6.5cm、厚み2.8cmというコンパクトサイズで、重量は実測値54g。イヤホンは片側6gでした。
イヤーピースはS/M/Lの3サイズ展開です。柔らかで程よい弾力があり、耳にしっかり収まって激しく動いても外れないのに長時間利用しても耳が痛くなることはありません。
私はカナル型はあまり合わない上に、耳からうどんタイプのこの形状のイヤホンは外れやすい耳の形をしていますが、EarFun社のイヤーピースはとても相性が良いので、EarFun Air Proに関してもフィット感は抜群でした。
右がSONYのイヤーピースで左がEarFun Air Proに付属のイヤーピースとなります。
イヤーピースの交換は可能ですが、EarFun社のイヤーピースは付け根が短い形状になるため、SONYのイヤーピースを装着してケースに戻すとイヤーピースが干渉してしまって充電ができません。イヤーピースの交換が柔軟に対応できない点には注意が必要です。
イヤホンには内側と外側に2つの集音マイクが搭載されています。フィードフォワードとフィードバックのハイブリット方式で周囲の騒音をノイズキャンセリングする仕様で、最大38dBのノイズ低減効果があるとのこと。
ノイズキャンセリングの性能は、カナル型というのもプラスされ、空気清浄機やエアコンなどの環境音は無音状態でも全く聞こえないレベル、テレビの音などもかなり軽減されます。またノイズキャンセリング時に鼓膜がキーンとなるような圧迫感は全く感じませんでした。自然に騒音だけを消してくれます。
ノイズキャンセリング時の注意として、小型の扇風機を耳に当ててテストした際、ANCの場合マイクが風があたる音を集音していました。ノーマルモードでは無い現象ですので、利用環境によってはANCをうまく使えない可能性もあります。
アンビエントモードの場合は、サーっというホワイトノイズが少し入ってしまいますが、周囲の音を取り込む能力はかなり高く、耳栓になってしまいがちのカナル型なのにまるでイヤホンをしていないかのような気分で過ごせます。イヤホンをしていても周りの音は消したくない場合はかなり有効に使えます。アンビエントモードはSONYのWI1000XM2より高性能だと感じました。
特筆すべくは通話品質。カスタマイズされたノイズ除去アルゴリズムと6つのマイクを搭載した通話ノイズキャンセル技術により、通話品質はWI1000XM2と互角の高品質です。左右独立型イヤホンでこの価格でこんなに高性能ということに驚きました。ハンズフリー通話目的で選ぶ際にもおすすめできるイヤホンです。
EarFun Air Proは、Bluetooth5.0対応、コーデックはAACとSBCに対応です。昔は最高コーデックがAACだとがっかりしていましたが、AACとは思えないほど音はクリアで高音質です。
イコライザーを利用しない場合の印象は、高音から低音までバランスよく出る印象。ドンシャリが好きな人でも満足できる低音の量だと思います。イコライザーで低音を強調しても籠りなどなく自然に低音の迫力が増します。また楽器やヴォーカルなども一つ一つの音がしっかり分離しており、特にバックコーラスなどはアーティストが意図した位置、例えば右後ろでなどで正確に鳴っているのを感じられます。
YOUTUBEのイヤホンの遅延テストで遅延を確認してみましたが、肉眼で確認できる範囲での遅延は全く感じませんでした。2週間ほど使用してみましたが、ペアリングエラーや使用中の途切れなどもなく快適に利用できます。
左右のチャンネルテストでは、左は左の奥の方で、右は右の奥の方で、真ん中は本当に中央に寄っているように感じられました。左右がここまで遠くに聞こえたのは初めてで、立体感のある音はこの所以かと感動しました。また、片側利用時は、左右の音がちゃんとミックスされており、左使用時にも右に設定された音が再生されました。
またEarFun Air Proは加速度センサーを搭載し、タッチではなく振動を与えるタップに反応する仕様で、イヤホンを触った際の誤タッチでの誤作動を防ぐことができます。指で触る必要がないので、手袋をしていても操作可能なのも便利。イヤホンの位置を直す際など意図しない動作が軽減され快適に利用できます。
イヤホンのタップセンサーでは、音楽の再生と停止、曲送り、通話応答と切断、着信拒否、音声アシスタントの起動、ANCの切り替えなど一通りの操作が可能です。
ペアリングは1度行えば次からはケースから出せば自動で接続が可能です。ケースの蓋を開けた時点で自動ペアリングが開始されますので、取り出して耳に入れたらもう接続されているというほど接続が早いです。
EarFun Air Proは光学センサーを搭載しており、イヤホンを耳から外すと再生を一時停止し、耳に戻すと再生を再開する装着検出機能を搭載しています。一時停止させたくない場合は耳から外すときに光学センサー部を指で押さえておけば停止しませんので、使い慣れるとこれもかなり便利な機能です。
一言でまとめると、この価格帯でこのクオリティーには感動しかないというイヤホンです!IPX5防水対応なので、エクササイズ時の利用にもおすすめですよ。
今回紹介したEarFun Air ProはAmazonで購入可能です。
購入リンク:EarFun Air Pro Bluetooth 5.0 ワイヤレスイヤホン
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