耳を塞がない空気伝導型TWSイヤホン Blackview AirBuds10 Pro レビュー

Blackview AirBuds10 Pro レビュー

タフネススマホやタブレットやスマートウォッチなどで有名なテクノロジーブランドBlackview社の新作TWSイヤホン『Blackview AirBuds10 Pro』のレビューです。

Blackview AirBudsは、一般的なイヤホンとは一味違う”空気伝導テクノロジー”を採用しており、イヤホンを耳に挿し込まずに耳に沿わせる形で装着します。耳に小型のスピーカーをつけるような感覚で、耳を塞いでしまう事がないので、周囲と安全な距離が取れるだけでなく、耳の健康までも守ってくれる新感覚のイヤホンです!

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※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

空気伝導型イヤホンとは?

空気伝導型イヤホンとは、空気を振動させて音を伝えるイヤホンの事で、骨を直接振動させる骨伝導イヤホンと比較し、耳への負担が少ないのが特長です。

空気伝導型イヤホンとは?

また、空気伝導型イヤホンは、外耳道に負担をかけない独自のオープンイヤースタイルで、圧迫感から解放されつつ音楽と周囲の音を同時に聞ける新スタイルのイヤホンで、耳に直接挿し込むインイヤーイヤホンと比較し、鼓膜の負担と衛生面の心配がありません。

耳の外側に装着する為、イヤホンからの再生音と同時に、外音を自然に取り込む事ができます。周囲の環境から取り残される事なく安全が確保されるので、屋外でのランニングやウォーキング時の利用にも最適です。

Blackview AirBuds10 Proの特長

まずはBlackview AirBuds10 Proの特筆すべき特長を、実際の使用感を交えながら紹介していきます。

Blackview AirBuds10 Pro

IP69の耐防水

IP68 & IP69の防水性能を装備します。耐摩耗性と耐落下性に優れ、エクササイズ時の汗や突然の雨、水しぶきなどからイヤホンを保護してくれます。

16.2mmのダイナミックドライバー搭載

イヤホンとしてはビッグサイズの16.2mmのダイナミックドライバーを搭載。Blackviewのプロフェッショナルな音響チームによってチューニングされたサウンドは、空気振動とは思えないほど深みのある低音とクリアな中高音です。特に得意なのは中高音で、とても伸びやかでクリアです。

ビームフォーミング技術でプライバシーを保護

無線信号を耳だけに集中させる指向性音声伝送を実現したビームフォーミング技術を搭載し、音楽再生時の周囲への音漏れは思ったよりありません。音楽を再生している際、1m離れれば全く再生音は聞こえない程にプライバシーが考慮されています。これにより、通話においてのプライバシーも保護します。

ENCノイズキャンセリング搭載

通話音声をより自然でクリアにするENCノイズキャンセリング技術を搭載しており、実際の通話品質もとても良好です。Bluetooth5.2に対応しており、伝送距離は約10mで、途切れのない安定した高速通信が可能です。

連続再生6時間以上

イヤホンの連続再生時間は、音楽5.5時間、通話4時間とありますが、実際に使ってみた結果、音楽再生は7時間以上持つ性能でした。またケース併用では最大36時間の再生時間を保有します。急速充電にも対応しており、15分の充電で最大70分の音楽再生を可能とします。

エルゴノミックイヤーフックで軽い装着感

人間工学に基づいたイヤーフックデザインにより、Blackview AirBuds10 Proは耳のカーブに完璧にフィットします。ひっかけるだけのように見えますが、その装着感はしっかりしており、強く頭を振っても落下しないのに長時間利用しても耳への圧迫感もありませんでした。

Blackview AirBuds10 Proのスペック

Blackview AirBuds10 Pro の仕様スペック
連続再生時間 音楽:5.5時間
通話:4時間
スタンバイ:60時間
ドライバー 16.2mm ダイナミックドライバー
防水防塵 IP68, IP69
Bluetoothコーデック AAC/SBC
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.3
通信距離 10m
Bluetooth周波数帯域 2.401GHz – 2.480GHz
アクティブ周波数帯域 20Hz – 20KHz
マイク 1基 ノイズキャンセリング ENC
スピーカー 10mW
バッテリー イヤホン:45 mAh
バッテリーケース:550 mAh
充電時間 イヤホン:1.4時間
ケース:1.5時間
入力 TYPE-C 5V

Blackview AirBuds10 Proの実機レビュー

パッケージ内容

Blackview AirBuds10 Proのレビュー パッケージ内容

Blackview AirBuds10 Proのレビュー パッケージ内容

化粧箱はシンプルで清潔感があり、簡単な説明が記載されています。認証マークの一覧がありますが、この中には技適の印刷はなく取得されていません。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー パッケージ内容

ボックス内は、Blackview AirBuds10 Pro本体、TYPE-C充電ケーブル、日本語対応の説明書というシンプルなパッケージ内容です。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー パッケージ内容

説明書は日本語に対応で、詳細な操作方法も記載されていますので、迷わず設定ができます。

外観デザイン

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 外観デザイン

ケース重量は、実測値60g。表面がつるつるしたプラスチック素材で、少し指紋が目立つ印象ですが、ケースカラーがホワイトの場合はさほど気にならないでしょう。中央のBlackviewの刻印は凹んでいる為文字が消えることが無く、ずっときれいなまま使えそうです。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 外観デザイン

背面にはモデル名、対応電圧、認証マークなどが記載されています。こちらは印刷になりますが、傷防止のシールが貼ってあり、私はデスクに置いた際の傷付き防止の為そのまま利用しています。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 外観デザイン

ケース背面には、充電用のTYPE-Cポートを搭載。ケース厚みは約3cm、横幅は約9cmです。デニムのポケットなどには入りそうなサイズ感ですが、胸ポケットに入れた際は存在感がありそうです。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 外観デザイン

ケースにボタンなどはなく、全てイヤホン表にある丸い部分で操作します。ケースにガイドがついているので、収納の方向も迷う事はなさそう。ケースを裏側にしても落ちない程度のマグネット吸着式ですが、取り出しはストレスなく取り出せます。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 外観デザイン

空気振動イヤホンなので、イヤーピースなどはなく、イヤホンの耳に当てる側は平なデザインです。耳にひっかける部分は、肌に優しいTPU素材で、耳に当たりそうな部分に金属もありますが、金属アレルギーのある私の場合でも肌がかゆくなったりはありませんでした。

操作感と操作方法

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 操作感と操作方法

写真右側にあるイヤホンの丸く見えている部分にタッチセンサーが搭載されており、Blackview AirBuds10 Proの操作は全てここで行えます。

イヤホンをケースから取り出したら、自動で前回接続した機器につながる自動接続機能で素早くペアリングが完了します。また、タッチ精度は良好でストレスなく各種操作が可能です。

音楽再生・両耳モード
音量+ 1回タップ(R)
音量- 1回タップ(L)
アシスタントの起動 2回タップ(R)
再生/停止 2回タップ(L)
曲送り 3回タップ(R)
曲戻し 3回タップ(L)
片耳モード
音量+ 1回タップ(L/R)
アシスタントの起動 2回タップ(L/R)
曲送り 3回タップ(L/R)
通話モード
着信応答 着信中2回タップ(L/R)
通話切断 通話中2回タップ(L/R)
着信拒否 着信中1秒長押し(L/R)
別の電話に出る 通話中2回タップ(L/R)
3者通話を切り替える 通話中2秒長押し(L/R)

Blackview AirBuds10 Proのリセット方法は、左右のイヤホンをケースから取り出し、2回タップして、その後5秒長押しで赤いランプが3回点滅すると完了します。その後ケースへいったん戻し、次に取り出した際は初期状態に戻りペアリングを始める事ができます。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 操作感と操作方法

インジケーターは、ケースの内側とイヤホンのリモコン下部に搭載されています。

【ケース】
充電が少なくなると赤く点滅し4秒後に消灯
充電中は赤く点灯
満充電になると白く点灯

【イヤホン】
使用中は消灯
ペアリング状態は素早く赤点滅
充電中は赤く点灯
満充電になると消灯
残量が低下すると赤く点滅

ケースのバッテリー残量が少なくなった際のお知らせのみで詳細が分からないのが、少し不満に思いました。外に持ち出す前には一度充電しておくなり、自分なりのケース充電ペースをつかむ必要がありますね。

イヤホンは充電残量が10%を切ると、ビープ音でお知らせしてくれるので、通話中に突然切断されるような事はなく、イヤホン使用時のストレスはありませんでした。片耳利用も可能ですので、片側をケースに戻し充電する事で連続利用が可能なのも良かったです。

着用感

Blackview AirBuds10 Proのイヤホン重量は、片側9.8gと軽量で耳への負担は感じにくい仕様です。耳掛け部はソフトなTPU素材で、長時間の利用も耳への圧迫感は感じずとても快適ですが、装着のコツをつかむまでは耳の後ろ側の付け根に圧迫感を感じました。

Blackview AirBuds10 Proの装着方法

眼鏡のように耳にひっかける形となりますので、回転させながら自分の心地よく感じる位置を探すのがポイントですね。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 着用感

装着時を斜め前から見た感じは、上の写真のような感じです。Blackview AirBuds10 Proは、耳の表面につけるイヤホンとなるので装着時の見た目が不安でしたが、耳より横に飛び出るような存在感は無く、普通のTWSイヤホンとさほど変わりません。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 着用感

装着時を横から見た感じです。とてもスマートで、むしろかっこいいですよね!

頭を強く振っても落ちる事はありませんが、女性の場合は耳に髪をかけようと思うと触ってしまって落としてしまう場合はあります。笑

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 着用感

Blackview AirBuds10 Proの空気振動型に似たコンセプトのTWSイヤホンとしてXperia Ear Duo(XEA20)があります。見た目も似たデザインですが、SONYの方は下から耳に通す分着用感は良く感じます。

価格面ではBlackview AirBuds10 ProはSONYの1/10程度になりますし、充電の持ちがぜんっぜん違います。SONYは購入当初は4時間程度でその後2年も持たずに2時間・・とへたりがすごいですので、圧倒的にコスパは悪く、そういう意味ではBlackview AirBuds10 Proの約7時間という長時間利用可能なバッテリー性能はすごいです。

音質と通話品質

Blackview AirBuds10 Proのレビュー 音質と通話品質

Blackview AirBuds10 Proは16.2mmのダイナミックドライバーを搭載しており、厚みのある低音とクリアな中高音、伸びやかでクリアなヴォーカルが特長です。コーデックはAAC/SBCに対応しています。

空気振動型という面もあり、小型のスピーカーを耳元に近づけているのを想像して貰うと分かりやすいと思いますが、低音の迫力は耳へのフィット感でかなり変わります。YOUTUBEでテストトーンとスイープ信号を再生したところ、低音は20Hzからしっかり鳴っていました。

私の場合内側にあるスピーカー部が耳の若干下に来てしまう為、低音の迫力が若干損なわれています。指でつまんで耳の穴のところに引き上げると、低音が増すので、個人の耳の形によって大きく感じ方が変わるイヤホンとなってしまうかと思います。

中高音は装着位置によって聴こえ方はさほど変わらず、良く鳴ります。ヴォーカルの息遣いまでしっかり聴こえるクリアな音声で、ヴォリュームをあげまくると高音が少し刺さる気がしないでもないですが、価格から考えると充分すぎる性能かと思います。

また片側のみのモノ再生にも対応しており、左右の切り替えもスマートで途切れなどはありません。また左右のチャンネルはミックスされており、左のみ利用時でも右側に定位された音楽も合わせて再生する事が可能です。動画再生時に目で認識できる程の遅延はありませが、ゲームモードを搭載しているわけではないので、音ゲーなどには向かないと思います。

通話音声もクリアで良好です。マイクが耳についている分、相手には声が広いところで喋っているように伝わるようですが、ENCのお陰で聴き取りやすく問題ないクオリティーとの感想だそうです。

前述しましたが、ビームフォーミング技術のお陰で音漏れは思ったよりありません。満員電車などでは隣の人に丸聴こえになってしまうかとは思いますが、通常のパーソナルスペースと感じる距離が取れるぐらい離れれば、再生音が相手に聴こえる事はほぼないです。これが通常のスピーカーとBlackview AirBuds10 Proの大きな違いかと思います。

Blackview AirBuds10 Proのレビュー総評

Blackview AirBuds10 Proは、耳への負担が少ない空気伝導式のオープンイヤー型イヤホンです。外音を取込みつつ音楽を楽しみたい人に人気の骨伝導イヤホンと比較し、音質はより忠実で良く感じました。TWSイヤホンな分もあって、着用感もShokzよりBlackview AirBuds10 Proの方が圧倒的に良いです。

これは個人の感想なので参考までにですが、ポップやR&B、環境音などの癒し系のBGMなどによく合う感じで、ラジオなどの再生にも快適に使えるかと思います。

Blackview AirBuds10 Proは、価格からは想像できない程の良い音と利便性です。鼓膜への負担を気にして、骨伝導イヤホンの導入を考えている人や、小型スピーカーやネックスピーカーを使っている人に特におすすめです!

Blackview AirBuds10 Proのセール情報

Blackview AirBuds10 Proは、本日、5月10日午後4時より5月14日の午後4時迄の5日間限定で、早割特別価格で販売されます。

早割価格は$25.99を予定されており、定価$86.63より70%割引の大幅割引となります!

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