SOUNDPEATS Space Pro レビュー 最大47dBのANCとLDACで圧倒的没入感

SOUNDPEATS初のデュアルダイナミックドライバーを搭載したオーバーイヤー型のワイヤレスヘッドフォンSOUNDPEATS Space Proの実機レビューです。

SOUNDPEATS Space Proは、2025年7月8日に8,980円で販売開始したばかりですが、さっそくAmazonプライムデーセールで20%割引とかなりお得になっています!

Amazon:SOUNDPEATS Space Pro
イベント価格:7,184円(税込)

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

SOUNDPEATS Space Proの特長

SOUNDPEATS Space Proは、ワイヤレスヘッドフォンにあったら嬉しい機能をてんこ盛りで搭載します。

また、SOUNDPEATS社のオーディオ製品の中ではハイエンドに位置するだけあって、外観はレザー調で高級感があり、音質、ANC性能、全てが最高クオリティーに仕上がっています。

SOUNDPEATS Space Proの特筆すべき機能

最大47㏈のANC機能
φ40mm+10mmの同軸デュアルダイナミックドライバー搭載
Hi-Res Wireless / Hi-Res Audioダブル認証取得
LDAC/AAC対応
最大151時間の連続再生
マルチポイント接続
77msの低遅延ゲームモード搭載
Bluetooth/USB-C/AUXの3種類の接続方法に対応
イコライザー機能搭載の専用アプリあり

SOUNDPEATS Space Proは、PEEK+PU素材を使用した40mm大口径ダイナミックドライバー(中低音域担当)と、PET素材を採用した10mmダイナミックドライバー(高音域担当)を同軸上に配置した同軸2ドライバー構成を採用。これによりユニット同士が干渉することなく、音場の広がりや繊細なディテールを余すことなく再現することができます。

USB-C/AUX接続時のHi-Res Audioだけでなく、ワイヤレスでもハイレゾを楽しめるHi-Res Wirelessも取得。また、最大47㏈のANC機能は想像以上の性能で、圧倒的没入感が得られます。もちろん、外音取り込みにも対応し、周囲との安全な距離を保ちつつ高音質な音楽を楽しむ事もできます。

1100mAhの大容量バッテリーを搭載し、ANCオフ/AAC接続なら151時間、ANCオフ/LDAC接続なら82時間、ANCオン/AAC接続なら58時間、ANCオン/LDAC接続なら42時間の連続再生が可能です。更に、急速充電にも対応し、わずか5分で4時間分の再生が可能です。

▼SOUNDPEATS Space Proのスペック詳細を確認する
製品名 Space Pro(スペース・プロ)
ドライバー方式 φ40mm+10mm
同軸デュアルダイナミックドライバー
再生周波数帯域 20Hz-40KHZ
対応コーデック AAC/SBC/LDAC
ハイレゾ認証 有線・無線対応
Bluetoothチップセット BT8931H
Bluetoothバージョン Bluetooth5.4
重量 282g
サイズ 165.9×195.6×82.7mm
最大持続時間 ANCオフ/AAC:151時間
ANCオフ/LDAC:82時間
ANCオン:58時間
ANCオン/LDAC:42時間
充電時間 2.5時間
急速充電 対応(5分=4時間)
ANCノイズキャンセリング 対応 (最大-47dB)
通話用(ENC)ノイズキャンセリング 対応
マルチポイント 対応
ゲームモード 対応 (77ms 低遅延)
専用アプリ PeatsAudio

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

パッケージ内容

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

外箱にはHi-Res Wireless / Hi-Res Audio / LDACのロゴが印刷されており、風格ある佇まいです。ここに記載はないですが、Space Proは、日本最大級のオーディオアワードVGP2025 SUMMERで金賞受賞もしてるんですよ~!

背面には、簡易的なスペック表記や、各種認証マークの記載があります。その中には技適マークもあり、日本国内でも安心して使えます。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

箱を開けるとSpace Proが見えてきます。しっかり緩衝材で梱包されており、細部へのこだわりが感じられます。付属品は、緩衝材の下に配置されていました。

SOUNDPEATS Space Proの付属品一覧

パッケージには、以下の6点が含まれていました。

・SOUNDPEATS Space Pro本体
・Type-C充電ケーブル
・AUXオーディオケーブル
・日本語取扱説明書
・アプリガイドカード
・収納袋

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

説明書は、日本語に対応していますが、操作方法の個所など、多言語の中から日本語を探さないといけないので少し分かりづらかったです。とはいえ、説明書はイラストでだいたい判断できるし、物理ボタンにも表記があるので直感的に使う事はできるでしょう。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

私の実測値は、288gとなりました。一般的なヘッドフォンは、250g~300gが平均値なので、SOUNDPEATS Space Proは軽量と言えます。実際、装着時に重たさも感じません。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

付属の収納袋は、SOUNDPEATS Space Proを傷から守ってくれる布タイプ。ハードカバーだともっと安心して持ち運べるのだけど、あくまでオマケですので文句は言えませんね。笑

外観デザイン・仕様

装着時に耳の後ろ側に来る位置に、物理ボタンは集約されています。

左側にはANC切り替えボタンのみ、右側には電源ボタンと音量ボタンがあります。慣れは必要ではあるものの、誤タッチしない物理ボタンなので操作性は抜群。

右側のみですが、物理ボタンと反対側にあたる顔側に来る部分には、マイクが搭載されています。より口元に近い部分にある事により、集音性は良好で通話も難なくこなせます。

ハウジング部の付け根にヒンジが付いており、後ろ方向に90度回転するので、片側だけを耳に当ててDJ風に使う事もできます。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

この90度の回転により、よりコンパクトに折りたたむ事ができます。また、ハウジング部の内側への可動域は、約30°です。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

イヤーパッド内部は、通気性の良いメッシュ素材で熱こもりや蒸れも感じにくいです。また、内側には、LRのプリントが大きく施されています。左右の確認がしやすいだけじゃなく、経年劣化で刻印が消える心配もないのが良いですね。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

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頭の大きさに合わせて調節可能なアジャスターは、片側最大3cmまで11段階の調節が可能です。左右で合計6cmの調節ができるので、幅広い頭の形と耳の位置に対応できると思います。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

L側スライダーの内側には、各種認証マークが印字されています。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

頭頂部に接する部分は、ソフトで圧力を均等に分散する設計になっており、長時間の利用でも違和感や痛みを感じる事なく超快適。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

イヤークッションには、プロテインレザーと柔らかなメモリーフォームを採用し、柔軟性と通気性に優れ、長時間の着用でも耳が痛くなるようなこともありません。まさに、圧迫感ゼロの快適さです。

ワイヤレスでも有線でもHi-Res体験が可能

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

SOUNDPEATS Space Proは、USB-C/AUXケーブルによる有線接続に加え、Bluetooth 5.4でのワイヤレス接続にも対応します。

Hi-Res Wireless / Hi-Res Audioダブル認証取得で、どの接続方法でもハイレゾ音源を楽しめるのですが、個人的におすすめなのは、最大990kbpsのLDACによるBluetooth接続です。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

こちらは、TYPE-Cケーブルによる有線接続ですが、赤いLEDランプがついているので、おそらくスマホからヘッドフォンに給電されてしまっています。AUX接続の場合は給電を防ぐことはできますが、パススルーモード(外音取り込み)が使えません。

ANCを使いたい場合は、基本的にSOUNDPEATS Space Proの電源をONにしていないといけない仕様っぽい。この辺は超スタミナバッテリーなのであまり気になりませんが、TYPE-CとAUX接続の場合、専用アプリも使えません。

TYPE-C接続では、ANCもパススルーも使えますが、でもスマホのバッテリーが消費される・・ということで、やはりBluetoothが良いですね。

とは言え、単純に”良い音”にこだわるなら有線接続は有効で、ワンランク上の豊富な音が聴けます。となると、SOUNDPEATS Space Proの接続方法の選択肢の多さはありがたいですねという結論に至ります。笑

それと、360度の音響で臨場感を感じられる”ムービーモード”も若干複雑で、LDAC対応のスマホに接続しているからか、マルチポイント接続(AACコーデックに切り替わる)を有効にしないとONにできませんでした。

LDACの音質はHi-Res Wireless認証だけあって、分離感もしっかりあって音が豊富で素晴らしいです。私は低音がしっかり鳴るチューニングが好きなので特にそう思うのかもしれませんが、40mm大口径ダイナミックドライバーの恩恵を受けた臨場感あふれる低音がとても心地よく感じました。

有線/無線どちらも音場はとても広く、また音像定位もしっかりしているように感じました。FPSゲームの場合は足音がどの方角から来るのか正確にわかり、映画視聴に利用した場合は没入感がすごいです。低遅延モードは77msで、ある程度のゲームも楽しめるのではないでしょうか。

ANC・ENC性能について

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

SOUNDPEATS Space Proは、ハイブリッドANCを採用しています。Space Proの最大47㏈の騒音低減は本当にすごくて、ANCをONにしたら密閉型イヤーパッドの効果も相まって、無音状態でもかなり静寂の世界です。ANCでありがちなホワイトノイズも全く感じません。

ANCをONにしたら、エアコンなどのモーター音だけじゃなく、家に家族が帰ってきても、部屋のドアを開けられても気づけません。勉強や仕事など、周囲の騒音を絶って集中するにはもってこいの機能です。

外音取り込み(パススルー)機能は、周囲の雑音を自然に取り除きつつもしっかり周囲と安全な距離を保てる仕様です。耳をすっぽり覆ってしまうヘッドフォンでも、周囲に取り残される事なく安全な距離が保てるのは素晴らしいです。また、こちらもホワイトノイズを感じる事はないのですが、ヘッドフォン未装着状態よりも環境音が少し大きく聞こえます。

服の擦れる音、紙が擦れる音、手指の擦れる音が聞き取れる程で、周囲の音をしっかりと把握したい環境では最適なモードです。良い音で音楽を再生しつつも、インターフォンの音や話声などを聞き逃す事がないのは、とても便利で安心です。

通話性能については、実際に通話テストを行ってみたところ、無線と感じさせない程に聞き取りやすく明瞭との事でした。こちら側も、相手の声がしっかり聞こえて、耳を覆うヘッドフォンの恩恵もあり会話に集中できました。

真のマルチポイント接続でより便利に

SOUNDPEATS Space Proのマルチポイント接続は、真のマルチポイント接続でよりシームレスに切り替えが可能となっています。

例えば、PCとスマホそれぞれに本機をペアリング済みの状態であれば、動画や音楽等のコンテンツ再生時、新しく再生開始した方の音を鳴らしてくれます。

つまり、事前に再生していたコンテンツの停止ボタンを押す必要がなく、自動的に一時停止してくれます。切り替えレスポンスは非常に良く快適です。

仕事用と個人用や、メイン機とサブ機などスマホ2台持ちの方、PCとスマホをシームレスに切り替えて利用したい場合など、この真のマルチポイント接続は見逃せない機能なのではないでしょうか。

操作性とアプリについて

前モデルに引き続き、SOUNDPEATS Space Proも物理ボタンを搭載し、さまざまな操作を目視なしで確実に行えるのも快適です。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

また、SOUNDPEATS Space Proには、専用アプリがあります。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

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アプリでは、モードの切り替えや、イコライザー機能が使えます。

EQは9つのプリセットと別に、適応型EQと、自分好みにカスタマイズできるカスタムEQが使えます。音楽に合わせて気軽に切り替え可能なのは便利です。

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

SOUNDPEATS Space Proの実機レビュー

また音声ガイダンスの日本語への切り替えや、ファームウェアアップグレードにも対応。最新ファームウェアでは、音声ガイダンスの音量調節も可能になりました。

また説明書をなくしても、アプリから取り扱い説明書が見れるのも安心度高いです。

SOUNDPEATS Space Proのレビュー総括

SOUNDPEATS Space Proは、前モデルと比較し、デュアルドライバーを採用したほか、バッテリー性能も各段にあがり、LDACに対応するなど圧倒的なアップデートが施されており、もはや別物のヘッドフォンでした。

心地よい装着感、便利なマルチポイント接続、圧倒的なANCノイズキャンセリング、シームレスに切り替え可能なマルチポイント接続など、スマホとの相性はとても良好です。

AUX/TYPE-C接続では、ANC機能に若干制限がかかる点など少し残念なポイントはありましたが、Bluetoothヘッドフォンとしては不満点はゼロでした。

コンパクトサイズに折りたたんで手軽に持ち運べて、ANC付きでコスパの良いワイヤレスヘッドフォンをお探しの方に超おすすめです!




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