Blackview Tab 12 Pro レビュー パソコンとAndroidの良いとこどりの10.1インチタブレット
ノートパソコンのように複数タブが同時に開けるPCモード機能を搭載したAndroid 12タブレット『Blackview Tab 12 Pro』2023年新バージョンの実機レビューです。
今回のレビューにあたり、Blackview様より5%割引になる特別クーポンを頂いており、Amazon価格23,900円のところ、最終割引価格16,705円にて購入可能です!
クーポンは、この記事の最下部に記載しております。
- 10.1インチ 2.3K IPSインセルディスプレイ
- Widevine L1 サポート
- 低消費電力システムで最適化された6580mAhバッテリー
- Unsoc Tiger T606
- 14GBメモリ(8GB+最大6GBの拡張機能)
- 128GBストレージ + MicroSD 最大2TBサポート
- 4G LTE サポート
- 4大衛星測位システムサポート
4大衛星通信システムは、GPS、Beidou、Galileo、Glonassをサポートするので、オンラインだけでなくオフラインでもGoogle MAPのナビゲーション利用が可能。ディスプレイサイズも大きく、カーナビ替わりの利用にも最適です。更に、国内でも安心して利用できる技適認証付き。
Blackview Tab 12 Proの売りは、低価格ながらにパソコンのように複数のアプリが同時画面で使えるPCモードを搭載している点。タブレットとパソコンの良いとこ取りで、ちょっとした書類のチェックや、動画の視聴、ネット閲覧や読書などにおすすめのタブレットです!
Blackview Tab 12 Pro のスペック
モデル | Blackview Tab 12 Pro |
---|---|
色 | トワイライトブルー、ルナシルバー、スペースグレイ |
サイズ/重量 | サイズ:238.5×157.45×7.4mm 重量:455g(実測値) |
OS | Doke OS_P 3.0, Android 12ベース |
CPU | Unisoc Tiger T606 Cortex A55×6(1.6GHz AP) + A75×2(1.6GHz AP) |
GPU | Mali G57 @650MHz |
メモリ | 8GB + 6GB拡張機能 (最大14GB) |
ストレージ | 128GB + MicroSD 最大2TB サポート |
ディスプレイ | 10.1インチ 1200×1920 2.3K IPS |
カメラ | リア:13MP OV13853 フロント:5MP GC5035 |
wifi | 802.11ac/a/b/g/n (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
インターフェイス | TYPE-C, 3.5mmイヤホンジャック |
widevine | L1 対応 |
バッテリー | 6580mAh |
対応周波数 | 2G:B2/B3/B5/B8 3G:B1/B8 4G:B1/B3/B7/B8/ |
【訂正事項】
※Amazonの商品ページの記載が間違っていたようで、B19非対応だそうです。
誤情報、申し訳ありませんでした。
また、B28への対応も、Amazonには記載がありますが、日本公式サイトには記載がありません。
Amazonの方は、今後修正が入るようで、B19の記載が消えてB28が残っていた場合は、B28への対応があると思って大丈夫です。曖昧な情報で申し訳ありません。
Blackview Tab 12 Pro の外観デザイン
パッケージ内容
今回はBlackviewさんから端末提供を受け、このレビュー記事を執筆しています。この記事の写真はクリックで拡大可能です。
外箱を開けたら、ケース装着済みのBlackview Tab 12 Proが出てきました。フィルム・ケース共に装着済でした。
公式サイトには、保護ガラスはもう1つプレゼントと記載ありますが、私の手元に届いたレビュー用の端末にはついていませんでした。
パッケージ内容は以下の通り。
Blackview Tab 12 Pro本体(保護ケースと保護フィルム装着済)
イジェクターPIN
TYPE-Cケーブル
USB充電器(5V-2A, 10W)
日本語対応の説明書
USB充電器は、先端挿し込み口が中国仕様のものでした。
もしこれを使いたいなら、左側のような変換プラグを準備する必要がありますが、5V-2A 10Wで特にこれを使う理由はないので、普通に他の物を使っても良さそうです。
説明書は日本語に対応。セットアップに自信がない人も安心です。
本体外観
背面。シンプルな見た目で格好よく、メタル素材で手触りもよく、指紋も付きにくそうです。シール部には技適認証の記載もあります。
左側面には、電源ボタン、音量ボタン、スピーカーがあります。カメラバンプの突起は、カバーをつけると無くなりますが、カバー無しだと存在感があり、デスクに置いて操作する際は、若干がたつきを感じます。
右側面には、3.5mmイヤホンジャック、スピーカー、TYPE-C充電ポート、SIMトレイ(MicroSD共用)があります。
下部には、マイクホールっぽい小さな穴がひとつだけあります。
上部には何もありません。
本体重量は455g(実測値)、厚みは7.4mm。フラットなボディーの角はダイヤモンドカットが施されており、カバー無しでも手に当たる感じは優しく、心地よいホールド感です。
カバーをつけた外観
付属のカバー。ブルーの色が素敵で、男女ともに使えそう。汚れが目立たない感じで質感はよく、カバーを含めた重量は639gと軽量で、持ち運びも快適です。
スリム設計のカバーは、横から見ても厚みを感じません。また、ボタンも押しやすく、スピーカー穴もきっちり開いており、音の遮断もありません。
TYPE-Cポート周りの経もしっかり取ってあり、付属の充電コード以外でも干渉する事なく使えました、イヤホンホールも充分で、ほとんどのイヤホンは干渉などは無いと思います。
背面は、Blackviewロゴがうっすら透ける半透明なシリコン素材です。本体カラーとマッチしており、とても美しい外観です。角が分厚くなっており、落下時の耐衝撃性もありそう。
蓋の外側はPUレザー素材で、光沢の無いマット仕上げです。iPadの純正カバーのような、三つ折りのスタンド設計です。
内側は画面を傷つけない優しいファイバー素材です。
ケースに設けられた突起が、カメラバンプとレンズをしっかりカバーしてくれます。写真では分かりにくいですが、カメラ周りのカバーの突起と四隅の高さが一致しており、デスクに置いた際のがたつきはありません。
随所、繊細な設計がされており質感は抜群です。
ケースは60度と30度の角度がつけられ、動画視聴やゲーム、PCモードでの利用、お絵かきなど、用途に合わせて使いやすい角度を選択できます。
Blackview Tab 12 Pro 使用感
パフォーマンスと性能
Blackview Tab 12 Proは、SoCに Unisoc Tiger T606 を搭載。
Unisoc T606は、6つのCortex A55と、2つのCortex A75で構成された 8コアプロセッサー で、最大周波数 1.6GHz で動作し、GPUは Mali-G57/650MHz となります。
8GBのメモリを標準搭載し、拡張機能で最大6GBまで選択して拡張する事が可能。利用環境に合わせて、8GB~14GBの好みのメモリ容量で駆動させる事ができます。
大容量のメモリのお陰でアプリの切り替えなどはスムーズに行えるのですが、ネットサーフィン時には、表示までにワンクッションある感じで、若干のもたつきを感じてしまいます。
あくまでエントリースペックという性能ではありますので、動画の再生や簡単な書類のチェック、SNSやニュースの閲覧や読書に最適なタブレットという位置づけですね。
Antutuベンチマーク/GeekBench 5/Google Octane 2.0
Blackview Tab 12 Proのパフォーマンス性能を各種アプリで計測した結果は以下の通りです。
AntutuベンチマークV9で計測して、総合性能219,520点、CPU性能60,569点、GPU性能35,237点。
AntutuベンチマークV10で計測して、総合性能242,551点、CPU性能80,483点、GPU性能23,318点。
GeekBench 6.1.0で計測した結果、Single-Core Score 375点、Multi-Core Score 1390点、GPU OpenCL Score 448点。
Google Octane 2.0で、Octane Score 12,350点、Multi Core Score 114,921点。
公式では、Antutuベンチマークは23万4千点超えとの発表でしたが、メモリを最大の14GBにしてV10で計測した結果はそれ以上の性能を記録しました。
▼クリックで結果を表示する
性能・スペック CPU-Z
更に内部の詳しい部分を見たい場合は、下記をクリックで確認可能です。
▼CPU-Zで各機能の詳細を表示する
ゲーミング性能
PUBGで試した結果、HDまで選択可能でした。
PUBGでも設定次第ではというレベルなので、軽いゲームは遊べるのですが、重たい3Dゲームなどは厳しいでしょう。
ディスプレイはWidevine L1をサポート
Blackview Tab 12 Proの10.1インチ(Antutuベンチの表記では10.36インチ)のディスプレイは、光の透過度が高いインセル技術を採用し、300cd/㎡の高輝度、1200×1920 2.3K FHD解像度、60Hzリフレッシュレートという仕様で、Widevine L1をサポートします。
IPSなので若干の光の反射はありますが、画面輝度を最高にした場合は、昼間の明るい場所でも見やすいです。画面対ボディー比 81% で、ベゼルは手に持った際に、親指で押してしまわない丁度良い狭さです。
IPSスクリーンなので、発色はとてもきれい。178度の視野角があり、写真では表現し尽くせませんが、どの角度から見ても美しいです。
画面密度は218dpiで特筆するほど高いわけではありませんが、このサイズのタブレットとしては充分に高密度で、Yahooニュースなどの細かな文字を表示しても、肉眼で分かるほどの画面の粗さを感じる事はありません。
画面アスペクト比は 16:10 を採用しており、縦に持った際のウェブの閲覧も、横にしての動画の再生も、丁度良い視野で快適です。
Widevine L1をサポートするので、Amazonプライムビデオなどのストリーミング再生でHD高画質の再生が可能です。
本体を横にした場合は、左右に配置されるデュアルボックススピーカーを搭載。音量は充分で、クリアで広がりのあるステレオサウンドを楽しめます。
Doke OS_P 3.0について
Blackview Tab 12 Proは、Android 12ベースのDoke OS_P 3.0を搭載。
このOSは、パソコンのように使えるPCモードを始め、3本指スクリーンショット、スマートなプリロード機能など、高効率を極める機能を沢山搭載しているのが特長です。
アプリを開くパターンを学習する Doke OS_P 3.0 with Pre-Loading では、どのアプリを起動するかを予測し、アプリを開く前にプリロードする事で、アプリの平均起動速度が 30% 向上しているとの事。体感として、普段使っているアプリは起動が早く快適です。
プリインストールアプリは、ゲームが少々入っていますが、不要なアプリの搭載は少ない印象。また、日本国内の技適を取得しているだけあり、日本語にも対応し、Googleモバイルサービスもプリインストールしているので、日本人にも使いやすいです。
スマートフローティングウィンドウ
Doke OS_P 3.0のOSサイズは10.37GBで、通常のAndroid OSとほぼ変わらないシステム容量だと思います。
2枚目はスワイプダウンコントロールメニューです。画面を上から下にスワイプするだけで、ドロップダウンメニューに簡単にアクセス可能で、タップしてスクリーンショットを撮ったりもできます。
この他、右にスワイプしてマイナスワンスクリーンや、スマートサイドバーなどの機能も搭載。
よく使うアプリをスマートサイドバーに入れておけば、画面の端っこを引っ張るだけで簡単に良く使うアプリにアクセスする事が可能です。
システムマネージャーとコールドルーム
システムマネージャーでは、RAM容量の解放、スマート節電、ゲームモード、アプリの管理などの項目があり、ワンタップで様々な設定が可能です。
アプリ管理では、アプリに与える権限の管理や、自動起動管理など様々な設定が可能です。カメラやストレージや位置情報などのプライバシー情報へのアクセス権限などを、アプリ事に細かく制限できるので安心です。
凍結室というのは、Blackview自慢のコールドルームシステムで、普段使わないアプリをここに入れる事で凍結する事ができ、RAMの圧迫を防ぐ事ができます。
また、3.5mmイヤホンジャックにイヤホンを挿し込む事でアンテナとなり、イヤホンはもちろん、スピーカーから音を鳴らす事もできます。ただし、87.5-108MHzまでの周波数にしか対応がなく、地域によっては対応がない場合もあります。
PCモードとWPS オフィス スイートで高効率化
Blackview Tab 12 Proの目玉機能でもあるPCモード。パソコンのように沢山のアプリを同時に開く事ができ、また、キーボードを接続する事で、alt + tabで切り替えなどして利用する事もできます。
下部のタスクバー機能がとても便利で、使いたいアプリにすぐにアクセスできるので、作業効率もあがります。
私の環境の問題かもしれませんが、Windows用のキーボードとは相性が良かったですが、Appleの純正キーボードではうまく日本語が入力できないエラーがありましたので、Appleキーボードを利用したい場合は少々注意が必要かもしれません。
PDFの編集やサインなどが行えるWPSオフィススイートをプリインストール済み。編集にはプレミアム会員登録が必要と出ましたが、登録しなくともPDFファイルへの手書きサインはできました。インボイスなど手書きサインが求められる書類の署名や編集にめちゃくちゃ便利に使えます。
細かく設定可能なアプリ通知が秀逸
アプリごとに通知音を変える事ができるのは当たり前の機能ですが、Blackview Tab 12 Proは、メッセージ機能などでよく会話する人を、個人別で通知設定を変更できます。
交流の設定をしている人からの通知ならば、音やステータスバーに表示される個人のアイコンで誰からのメッセージか判断する事もできる優秀さで、通知を開かずとも優先順位を判断できて痒い所に手が届くOSです。
デュアル 4G LTE対応
Blackview Tab 12 ProはDSDVに対応。SIMトレイとMicroSDトレイを共有するので、MicroSDを使いたい場合は実質シングルSIMになります。
全キャリア4G LTEのプラチナバンドに対応しており、使うSIMを選ばないのが使いやすいです。
※B19への対応の記載は誤記だったとの事です。ですが、実機検証時、B18/B19/B28に対応がないと厳しいエリアでアルミの雨戸をした鉄筋コンクリートの屋内で、AUもDOCOMOも利用可能でしたので、私も気づきませんでした。申し訳ありません。
サブカードの通話時に、もう1枚のカードはネットワークに接続する事も可能で、至れり尽くせりです。
4-in-1 ナビゲーションでカーナビ替わりに
GPS+グロナス+北斗+ガリレオ搭載で、オフラインマップにも対応しています。写真は、あらかじめダウンロードしていたオフラインマップを使って、データ通信を行わずにGPS測位システムのみの利用で、Googleマップでナビをしているところです。
スマホより大きな画面で運転中でも見やすく、車に搭載のカーナビみたいに使う事ができるのは、10.1インチの大画面ならではです。
バッテリー性能
公称では、動画再生5.5時間、音楽16時間、ゲームプレイ5.1時間、ウェブブラウジング6.4時間、スタンバイタイム360時間、通話30時間となっています。
実際に使ってみた体感も公称通りで、とにかくスタンバイタイムが長く、長時間スタンバイが可能なのが便利で、使いたい時に充電切れという事がなく快適に使えます。
Blackviewはバックグラウンド起動を制御しまくるOSで、更に、低消費電力のCPUのお陰もあって、バッテリー性能は、とても優秀です。ちなみに、バックグラウンド起動を制御されたくないアプリはロックしておけばタスキルされる事はありません。
しかしあまり起動させていない場合は、ディープスリープになるようで、通知が届くまでには若干のタイムラグはあります。
カメラ性能
Blackview Tab 12 Proは、13MPのリアカメラと、5MPのフロントカメラを搭載します。
それぞれのカメラのセンサーなどの詳細は上記の通りです。
フロントカメラはベゼルに搭載されており、外観を損ないません。5MPのカメラは、ビデオ通話には問題なく使えます。
屋内で夕方に蛍光灯をつけて撮影したインカメラでの自撮りですが、充分に明確で詳細が撮影出来ていると思います。
リアカメラは、レンズが2つある風に見えますが、13MP単眼仕様で、レンズ1つはフェイクになります。
下の6枚の写真は、アウトカメラで撮影した写真です。
屋外屋内問わず、逆光でも詳細が撮影できています。
免許証もこの通り。小さい文字もしっかり撮影できており、接写もある程度はいけます。
食べ物は、茶色系のラーメンという味気ない物を撮影してしまったのであまり色味が分かりづらいですが、実物の色に忠実で普通に美味しそうです。
同じ物をスマホで撮影したら上のような写真になります。スマホの方が画質はあがりますが、色味が誇張されすぎており、実物に近いのはBlackview Tab 12 Proの方です。カメラ性能は、無難な性能だと言えると思います。
Blackview Tab 12 Proのレビュー総括
エントリースペックながらに、OSが多機能で、PCモードやWPSのサポートなど、ビジネス用途でも利用可能。
最大14GBの大きなメモリでマルチタスクも容易にこなします。ウェブブラウジングなどのダウンロードに関しては若干のもたつきを感じる性能ではありますが、動画の再生や読書やニュースの閲覧などの利用には問題ない使用感で、10.1インチの大きなスクリーンも相まって利便性は高いです。
Blackview Tab 12 Proの本体は言うまでもなく、パッケージに含まれる専用ケースの質感も良く、このサイズにしては軽量でモバイル性も高いです。
wifiがない場所での利用が多い場合も、LTEに対応しているので問題なく利用できるのも利点で、カーナビ用途や映画などの再生用途、さまざまな用途に使え、価格から考えたら素晴らしい性能だと思います!
Blackview Tab 12 ProのAmazon特別割引クーポン
Blackview Tab 12 Proは、Amazonで6千円割引セール中です。
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スクショは他の商品の使いまわしで申し訳ないですが、赤い四角で矢印をつけている『ギフト券、種類別商品券、またはプロモーションコード』の部分に上記で紹介した特別クーポンコードを入力し、適用を押してあげるとクーポンが適用できます。
最後に右端の注文内容の箇所のグリーンの四角で囲って矢印付けてる部分の表示のように、ご請求額にクーポン分の割引が適用されている事を確認したら『注文を確定する』を押してあげてください。これで割引クーポンを適用させた注文は完了です!
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