SUPEREQ Q2PRO レビュー 5千円以下で買えるハイブリッドANC搭載のTWSイヤホン
ヘッドフォンで有名なOneOdioのサブブランドのSuperEQより発表された、TWSイヤホン『SUPEREQ Q2PRO』の実機レビューです。
SUPEREQ Q2PROは、左右分離型のTWSイヤホンで、ANC機能搭載のわりには長時間の利用が可能という点が売りです!また、5千円でおつりが来ちゃうという低価格設定なのも魅力です。
Bluetooth5.2 対応で安定した接続
11時間の連続再生が可能
完全ワイヤレスで片側のみのモノ再生も可能
騒音低減効果最大35㏈のハイブリッドANCを搭載
直径12mmスピーカーを採用
AAC対応、HIFI高音質マイクで通話性能も抜群
自然な外部音取込み機能で周囲との安全な距離の確保
Type-C急速充電対応
IPX5の防汗耐汗仕様で汗による故障を防ぐ
重量わずか48gのコンパクトなバッテリーケース
※この記事はOneodio様よりサンプル提供を頂いて執筆しています。
SUPEREQ Q2PRO レビュー
パッケージ内容
化粧箱にはビニールがかかっており清潔感ありです。
箱を開けたらSUPEREQ Q2PROのバッテリーケース本体が出てきます。バッテリーケースにもビニール梱包がしてあり丁寧なパッケージングです。
パッケージの中身は以下の通り。
- 日本語対応の説明書
- TYPE-C充電コード
- SUPEREQ Q2PROバッテリーケース+イヤホン
- イヤーピース(S/M/Lの3種)
外観デザイン・主な特徴
SUPEREQ Q2PROのバッテリーケースは艶消しタイプのプラスチックデザイン。ブラックだと指紋が目立つ事がありますが、艶消しなので指紋の付着は少ないです。上蓋にSUPEREQのロゴが印刷されています。
正面には3つのLEDが搭載されており、バッテリー残量や、イヤホンの充電状況などを判断する事ができます。
3つ点灯している場合は、100%の残量、2つで70%~99%、1つで30%~70%、1つが点滅している場合は30%以下という状態になります。
下部には技適の刻印が記載されています。また背面にはTYPE-C充電ポートが搭載。バッテリーケースの充電は2時間で満充電となる急速充電に対応。
イヤホンは自動ペアリングに対応していて、ケースの蓋を開けると自動で前回接続していたデバイスに自動ペアリングされます。その際ANC設定はキャンセルされ、デフォルト(ANC無し)に戻る仕様です。また、ANCオフや外音取込み状態で通話着信があった際、ANCが自動でONになります。個人的にはこの切り替えが便利に感じました。
イヤホンの再生時間は以下の通りとなっており、他社のTWSイヤホンはANCがONの場合は6時間以下が多い中、SUPEREQ Q2PROは長時間利用できる仕様でここにも好感が持てます。
- 70%のボリューム、ANCオフ:最長11時間(充電ケース込みで合計40時間)
- 70%のボリューム、ANCオン:最長8時間(充電ケース込みで合計30時間)
- 50%のボリューム、ANCオン:最長7.5時間(充電ケース込みで合計28時間)
イヤホンには左右2個ずつ、合計4つのマイクを搭載しており、ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングに対応。外側のマイクが環境雑音を拾いキャンセリング、内側のマイクが耳の内側の不要な音を拾いアンチノイズ効果でキャンセリングする仕様です。
ノイズ低減効果は35㏈とされており、電車や飛行機などの走行音や、エアコンや空気清浄機といった低音のノイズのキャンセルを得意としています。一方、キーボードの打鍵音など中音以上の騒音のキャンセルは少々不得意。
個人的には音楽を再生する際などに邪魔になるエアコンなどの環境音のキャンセル効果が高いので、この価格でこの性能は充分に及第点かと思います。外部音の取込みはとても自然で、まるでイヤホンをつけていないかのように周囲との安全な距離を保つことができます。
丸くコロンとしたデザインで、イヤホン片側5.6gとTWSイヤホンでは標準的な重量となります。デザイン的に着用中は少し耳から飛び出して見えてしまいますが、着用感・フィット感は抜群で、エクササイズ中に頭を強く振っても耳から外れる事のないようなフィット感です。
サウンドチューブの太さは一般的なイヤホンとさほど変わりありません。イヤーピースはS/M/Lの3種類が同梱されています。LサイズをSONY製と比較し、ほぼ同等のサイズ感と着用感です。
イヤーピース比較ですが、黄色の方がSONY製。SUPEREQ Q2PROのイヤーピースは少し付け根が短い仕様ですが、SONY製のイヤーピースに交換したい場合は一応可能で、バッテリーケースとも干渉はしませんが、サイズが合っていないので緩く感じる面があり、あまり汎用性は高くないです。SUPEREQ Q2PROの標準イヤーピースの方が抜群のフィット感でした。
操作性
背面のSのロゴ部分にタッチセンサーが搭載されています。操作は以下の通り。
操作 | 左側 | 右側 |
---|---|---|
再生/停止 | 1タップ | 1タップ |
曲送り | – | 2タップ |
曲戻し | 2タップ | – |
通話開始/終了 | 1タップ | 1タップ |
着信拒否 | 2秒長押し | 2秒長押し |
音声アシスタント | 3タップ | 3タップ |
ANCモード切り替え | 2秒長押し | 2秒長押し |
センサーの感度は良好で、ストレス無く操作可能です。また丸いコロンとした形状のイヤホンなので、イヤホンの位置を変える場合に誤動作する事がなく、使用中にストレスを感じにくいのは好感が持てました。音量の上げ下げに対応していないので、その辺はアシスタント機能を使うなど工夫は必要です。
音質
20時間ぐらい色々な音楽を視聴してみてSUPEREQ Q2PROの音質については、好き嫌いが分かれそうな印象を受けました。低音に籠りはなく割としっかり厚みも出ており、中音にも伸びやかさと厚みを感じられるチューニングですが、解像度は少し低めです。EDMやJ-POPなどを再生する場合はとても気持ちよく聴けるのですが、クラシック好きにはあまり合わないかもしれません。
低音域:厚み・力強さがある
中音域:伸びの良いヴォーカルが心地よい
高音域:刺さる事はなく聴きやすい
YOUTUBEでテストトーンとスイープ信号を再生したところ、20Hzから低音は再生されており30Hz手前ぐらいからしっかり鳴ります。中高音は1kHz~1.3kHzあたりに山を迎えていました。
では、SUPEREQ Q2PROが劣っているのかと言われるとそういう訳ではなく、10時間も聴いていたら耳がイヤホンにエージングされてくるので、全音域クリアで良い音に聴こえてきます。良い意味では聴き疲れのしないチューニングと言えるのですが、音の輪郭がはっきりしておらず少々のっぺりとした印象を受けました。
低音はやや強めではありますが、全音域バランスよく出ています。小さい音量で聴いていても低音に力強さがあり、個人的にはBGM再生にはこれぐらい滑らかなチューニングの方が邪魔にならず心地良く感じますので、この辺は好き好きかなと思います。
SUPEREQ Q2PROは片耳だけの利用のモノ再生にも対応しています。イヤホン左右の切り替え時にはビープ音などは鳴らず、また着脱感知センサーなども搭載していない為、とてもスムーズに切り替えが可能です。
モノ再生時、左右のチャンネルはミックスされますので片耳利用時の音欠けはありません。また、音像定位も正確で、距離的には10mが伝達距離ですが、壁を2枚挟んで15m以上離れても途切れはなく、安定した接続です。
SUPEREQ Q2PROを1週間ちょっと利用していく中で、スマホとペアリングして通話をした際にかなり快適に感じました。カナル型のイヤホンで通話する場合、鼓膜に自分の声がすごく響く事があるのですが、SUPEREQ Q2PROにはそれが無く、むしろ程よい抜け感があり、長時間の通話も快適です。また相手側からの感想も音声が非常に安定しており聞きやすいとの評価でした。マイクの集音性も同価格帯のイヤホンと比較して抜群の性能だと思います。
総評
SUPEREQ Q2PROの売りは、ANCを搭載していながらも、長時間の利用が可能という点。ANC性能は環境音に関しては低減度高めなので、集中したい時の耳栓替わりに利用したい人には、最適かと思います。チューニングもBGMを再生するのには程よい滑らかさがあり、作業に没頭できる環境を手に入れる事ができます。
また通話性能が抜群で、通話用のヘッドセットとしての利用にも最適かと思います。相手側の音声もかなり自然で落ち着いた良い声ですし、相手からの評判は上々でした。好き嫌いのするチューニングではありますが、5千円以下のクラスのイヤホンとしては、個人的には悪くないと思います。
SUPEREQ Q2PROの購入先と割引クーポン
SUPEREQ Q2PROはAmazonなどでの購入も可能ですが、OneOdio公式サイトが今日現在はお得です!
OneOdio公式サイト:SUPEREQ Q2PRO:4,999円
Amazon:SUPEREQ Q2PRO:6,099円(Amazonクーポン適用時)
※Amazonの割引クーポンは、SUPEREQ Q2PROの商品ページに掲載されています。
コメントをする(スパム対策で認証制にしています)