OneOdio Monitor60 レビュー ハイレゾ対応プロフェッショナル対応ヘッドフォン
OneOdio社のヘッドフォン上位モデルの、『OneOdio Monitor60』 レビューです。
OneOdio社のDJモニターヘッドフォンには、OneOdio Monitor80という更に高品質なモデルが君臨していますが、OneOdio Monitor60からはプロフェッショナル対応モデルとなります。プロフェッショナルモデルを気軽に試したい方におすすめです!
50mmデュアルダイナミックドライバー搭載
ハイレゾ対応、原音に忠実な高音質
快適な装着感と遮音性・耐久性に優れたイヤーパッド
解像度の高いモニタリングを実現できる
拡張性の高い3種類のコード付き
可変式のプロ仕様ビルドで片耳モニタリングも可能
※このレビューはOneOdio社様よりサンプルを提供頂き記載しています。
OneOdio Monitor60 仕様スペック
型式 | オーバーヘッド型 |
---|---|
メーカー型番 | Monitor 60 |
ヘッドホンジャック | ステレオミニプラグ(φ3.5mm) 標準プラグ(φ6.3mm) |
ドライバーユニット | 50mmデュアルダイナミックドライバー |
インピーダンス (Ω) | 38 Ohm |
再生周波数帯域 | 20Hz~40kHz |
感度 | 110㏈±3㏈ |
最大入力 | 1600mW |
接続方式 | 有線 |
素材 | ステンレス鋼, アルミニウム, プラスチック, レザー |
製品サイズ重量 | 20 x 10.5 x 20.5 cm, 320g |
OneOdio Monitor60の外観デザイン
パッケージ内容
パッケージ内容は以下の通り。
- 6.35mm-3.5mmカールコード(1.5M~3M)
- 取扱説明書
- ヘッドホン本体
- 3.5mmマイク付きケーブル(1.2M)
- 3.5mmオーディオケーブル(3M)
- キャリーポーチ
化粧箱の状態は良く、コード類はビニールに入っており、ヘッドフォンは折りたたまれた状態でキャリーポーチに入っているので、説明書は見なくてもだいたいのことが分かります。説明書は日本語に対応で、接続方法のパターンなどはイラストで分かりやすい説明があります。
ヘッドフォン外観
OneOdio Monitor60は、ソニーハイレゾオーディオに準拠しています。レファレンスオーディオサウンドと正確なサウンド再生の業界基準を満たしており、全帯域で色付けのない原音を忠実に再生し、正確なモニタリングを実現する仕様です。
OneOdio Monitor60は折りたためる仕様で、コンパクトに収納可能。付属のキャリングケースで持ち歩く事もでき、モバイル性も抜群です。カバーの素材はレザー調の合皮で、手触りも良く耐久性も高そうです。
イヤーカップ部は、前後上下全方向でも180°に自在に可動します。片耳でのモニタリングやヘッドホンを首から掛けてモニタリングをする際に便利です。
ハウジング部にはOneOdioのロゴが隠されています。OneOdio Monitor60は、軽量化によって振動系の反応性を高めるCCAWボイスコイル、アルミと樹脂のハイブリッド構造防振ハウジングという、原音の再現性を追求した独自の大型ハウジング構造を採用。これにより、不要な振動を抑え、歪みの少ないクリアな音質を実現します。
トップにはOneOdioロゴが刻印されいます。
頭にあたる内側のクッション性は高く、長時間の利用でも頭に圧迫感を感じにくいです。
イヤーカップは、すっぽり耳を包み込むオーバーヘッド型。イヤーカップの内側にLとRの刻印があり、左右の判断もしやすいです。
イヤーパッドは3cmもの厚みがあり、クッション性、遮音性に優れます。眼鏡を装着した上にOneOdio Monitor60をつけても耳が痛くなりにくく、圧迫感も軽減します。
幅広い頭のサイズに対応できるよう、ヘッド部分は左右3cmずつの調節幅があります。重量は320gですが、ケーブルによっては少し重量を感じる場面もありましたが、イヤーパットが優秀なので、総合して付け心地は良いです。
ケーブル類
OneOdio Monitor60には3種類のケーブルが同梱されています。3.5mmと、6.35mmに対応しており、別途ケーブルを準備する事なく、スマホから楽器まで様々なデバイスに接続可能です。
6.35mmと3.5mmの2種類のジャックが搭載されています。両方のジャックに同時に接続可能との事で、例えば3.5mmで接続したスマホで音源を再生しながら、6.35mmで接続した楽器音を同時にヘッドフォンで聴く事が出来るとの事。
3.5mmケーブルはどちらもヘッドフォン側に入れる方に爪があり、リケーブルしたい場合、ここが干渉するようなケーブルでは難しいかもしれません。
OneOdio Monitor60の音質
OneOdio Monitor60は、振動板の前後の音圧バランスを調整し、最適な音響特性で再生するアコースティックオプティマイザー機構を採用。50mm口径のダイナミックドライバー搭載で、原音に忠実なチューニングながらに、深みのある低音、正確な中音、透明感溢れる高音域が特徴です。
Monitor60のインピーダンスは38Ωです。Monitor60の実力を余す事なく聴くには、パワーアンプを使うのがベストなのですが、私は所有していないので、ウォークマンのZX507に接続して再生してみました。
実際に視聴した感じは、全ての音域の音がはっきりクリアに聴こえます。原音に忠実なモニターヘッドフォンという事もあり、ニュートラルであまり味付けがされていない印象です。その分聴き疲れするような事はなく、長時間の音楽視聴が楽しめます。
普段ドンシャリ傾向のオーディオに鳴らされている耳としては、低音にやや物足りなさを感じる部分がありましたが、全体のバランスは良く調節されており、中音と低音の分離は良く、高音の抜けも良かったです。低音にやや物足りなさを感じはしたものの、音量をあげればそれなりに脳に響く低音も感じられたのは、50mmドライバーのお陰かと思います。リスニング用としても楽しめるヘッドフォンです。
音の解像度はとても高く、今までレビューしてきたOneOdio社の他のモデルと比較し、抜群に高音質でした。この価格帯のヘッドフォンとしてはとても優秀だと思います。
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