【クーポンで4,799円】高音質12mmLCPダイナミックドライバー&ANC搭載TWSイヤホン Donner Dobuds ONE レビュー

Donner Dobuds ONE レビュー

低価格・高品質な楽器メーカーとして定評のあるDonner社が手掛ける、初のワイヤレスイヤホン『Donner Dobuds ONE』のレビューです。

超大型12mmLCPダイナミックドライバーによる高音質、インテリジェントなANC、風切り音まで対応したENC通話ノイズキャンセリング、外音取込み機能、アプリによるEQ機能など、高性能な機能を搭載しつつも今回のセール価格では5千円を割る低価格で販売されており、まさにコスパ最強イヤホンです!

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価格:4,799円(定価5,999円)
セール有効期限:2022年12月31日迄
※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

Donner Dobuds ONE の特長

Donner Dobuds ONE

Donner初のハイブリッドデュアルドライバー搭載のTWSイヤホン

2012年に設立されたDonnerは、エレキギター、アンプ、電子ピアノ、電子ドラムなどの楽器と、ステレオやマイクなどのオーディオ機器など、多くの製品を手がけてきたグローバルな音楽テクノロジー企業であり、世界で初めてミニギターエフェクトを製造した楽器ブランドの一つでもあります。

その10年におよぶ音楽研究開発の集大成として、Donner初のハイブリッドデュアルドライバー搭載のTWSイヤホン Donner Dobuds ONE を発表。市場にある50ドル以下の類似のヘッドホンを圧倒する卓越した音質が魅力です。

Donner Dobuds ONEのハイライト

  • Bluetooth5.2対応で安定した接続
  • 12mm高品質ダイナミックドライバー、BA型ドライバーユニット搭載(ハイブリッドデュアルドライバー)
  • ANC機能による-30dbのノイズ低減(80Hz~2KHz間)
  • ENCによる耐風通話ノイズ低減(4つの内蔵マイク搭載)
  • 外音取込モードで周囲との安全な距離を確保
  • EQ調整、ANCカスタマイズが可能な専用アプリ対応
  • 急速充電対応(10分の充電で約2時間の音楽再生が可能)
  • 70msの低遅延ゲームモード
  • IPX4防水
  • 左右片側のみのモノ再生に対応
  • 人間工学に基づくデザイン

Donner Dobuds ONEのスペック詳細

  • Bluetoothバージョン:V5.2 (BT8922E2チップ搭載)
  • Bluetooth周波数:2.4GHz – 2.48GHz
  • 対応Bluetoothプロファイル:A2DP, AVRCP, HSP, HFP
  • 対応コーデック:SBC,AAC
  • 送信距離:≧10m(障害物なし)
  • 受信感度:86dBm
  • 防水防塵:IPX4
  • サイズ:横幅62.7mm × 奥行き44.2mm × 高さ26.6mm
  • 重量:片耳4.5g(イヤホン)、 約37.5g(充電ケース+イヤホン)
  • バッテリー容量:55mAh x 2(イヤホン)、520mAh(充電ケース)
  • 電池持続時間:
    • ノーマルモード:約8時間(充電ケース併用で約32時間)
    • ANCモード:約6.5時間(充電ケース併用で最大26時間)
  • 充電時間:
    • ケース:1.5時間(USB-Type-C)
    • イヤホン:高速充電時間(10分で2時間再生可能)




Donner Dobuds ONEの実機レビュー

パッケージ内容

Donner Dobuds ONE

Donner Dobuds ONE

外箱はマットな質感で風格のある紙製で、裏側には英語で軽く機種の特長を、側面には各種認証マークや技適マークの記載があります。

技適認証を受けた通信機器なので、日本国内でも安心して使え、大切な人へのプレゼントにも最適です。

Donner Dobuds ONE

パッケージには以下の5点が含まれます。

  • Donner Dobuds ONEイヤホン本体
  • 充電ケース
  • USB Type-C充電ケーブル
  • イヤーピース×5サイズ(Mサイズは本体に装着済み)
  • 日本語対応のユーザーマニュアル

Donner Dobuds ONE
スタートガイドとユーザーマニュアルは日本語に対応しており、ペアリング方法から利用方法まで迷う事なく理解できます。

Donner Dobuds ONE

本体には保護フィルムが巻いてあり、丁寧な梱包に好感が持てます。
小さな箱の中には、USB Type-C充電ケーブル、イヤーピース×5(Mサイズは本体に装着済み)が入っています。

デザイン

Donner Dobuds ONE

Donner Dobuds ONEは、マットブラック、ミントグリーン、スノーホワイト、ネイビーブルーの4色展開です。
今回レビューしているマットブラックは、傷や指紋が付きやすそうな感じは多少ありますが、ロゴと前面のLEDが映え、シンプルながらに風格がある雰囲気が素敵です。

充電ケースの蓋は約90°まで開き、マグネットの磁力は強めです。
収納時もマグネットによりイヤホン本体はしっかりと保持されており、ケースを逆さにしてもイヤホンの落下を防ぎます。

写真にあるように、イヤホン本体の端子部には絶縁テープが巻いてありますので、外してから利用します。
蓋のヒンジの部分にシリアルナンバーの記載、ケース中央にはリセットボタンが配置されています。

前面にはバッテリー残量を表示するLEDインジケーターがあり、10%以下で点滅、30%以下、80%以下、100%以下と四段階で確認が可能です。30%以下だけでなく、80%以下を知らせてくれるのは、外出時の利用が多い人には便利なのではないでしょうか。

連続再生時間はANCモードで約6.5時間、ノーマルモードで約8時間で、ケースは約3回分の充電が可能なバッテリーを搭載しています。
また、イヤホンは急速充電に対応しており、わずか10分間の充電で約2時間再生可能。充電切れしても、すぐに復活可能なのが便利です。

Donner Dobuds ONE

6.55インチのスマホ OnePlus7T(160.9 x 74.4 x 8.1mm)と並べてみました。
充電ケースのサイズは横幅62.7mm × 奥行き44.2mm × 高さ26.6mmと、とてもコンパクトなサイズ感で、重量も約37.5gと超軽量で、ポケットに忍ばせて持ち運ぶのも苦になりません。

Donner Dobuds ONE

イヤホン本体は、側面ロゴ部分にタッチセンサーとLEDを搭載。タッチ感度は良好で、押し込み式ではないので耳の穴に負担にならずに操作ができるのも使いやすいです。

LEDは未接続状態だと青と白で交互に点滅し、ペアリング完了すると白色点滅状態になります。


イヤーピースはシリコン製で、サイズはXS/S/M/L/XL(Mサイズは本体に装着済み)の5サイズ展開です。
デュアルハードネスデザインで、内層は硬くて外れにくく、外層は柔らかくて外耳道に優しい仕様です。サウンドチューブはオレンジ色でオシャレですね。

実際に装着した感想としては、快適な装着感とフィット感で、頭を強く振っても外れてしまう事もなく、イヤーチップも種類豊富なので、幅広い耳の形に適合すると思います。

人間工学に基づくデザイン、イヤホン自体の軽さも相まって、1日中装着していても耳に負担を感じさせません。汗や雨を気にせず利用できるIPX4防水なので、運動時の利用にも良さそうです。

Donner Dobuds ONE

画像上部には、集音用のマイク穴が2箇所あり、ステム部は楕円形で、金色のパーツが使用されています。汗による腐食にも強そう。
楕円デザインですが、装着時は特に圧迫感も無く、この形が装着感の向上と高音質に寄与してくれていそうです。

イヤーピース交換の際、形を沿わせても嵌め辛いことがありますが、不可抗力で外れ辛いとも言えますので、そのあたりは一長一短かと思います。
汎用品との交換自体は可能ですが、充電ケースへの収まりと接点の関係を考慮するとこのまま使用するのが無難かと思われます。

音質について

Donner Dobuds ONE

Donner Dobuds ONEは、高音質12mmLCPダイナミックドライバーと、カスタムバランスドアーマチュアの2基のドライバーを搭載。

一般的に、ダイナミックドライバーは、力強く厚みのある低音を得意としますが、高音域のディテールに欠け、結果的にアンバランスな音を出してしまいます。
Donner Dobuds ONEは、ダイナミックドライバーの不足する高域をバランスドアーマチュアで補い、バランスドアーマチュアの中低域性能を維持したまま、より豊かで繊細なサウンドを実現し、音楽のディテールまで忠実に復元します。

実際に使ってみた感想は、第一印象はやや尖ったドンシャリ気味に感じたのですが、24時間程度使用後からエイジングが進んだのか、全ての音域において表現豊かでバランスの良い印象に変化しました。

YOUTUBEで、位相、定位確認を行ったところ、問題なく正確に出力されていました。
テストトーンも再生してみましたが、周波数毎のクセのようなものはあまり無く、フラットな調整がされているように思います。

音楽再生においては、ベース音などの低音域は頭の中に響く心地良い感覚、中音域は表現豊かでボーカルなどの息遣いも伝わるほどに繊細なサウンド。小さな音で鳴っているハイハットや、スナップ音なども、WindowsPCの最大音量100の内20くらいの小さめの音量でも十分に聞き取れます。

様々なジャンルの音楽を試聴してみましたが、元々のポテンシャル(スマホ/PC接続、EQカスタマイズ無し)の高さを実感しました。
Donner Dobuds ONEの、豊かな音楽のディテールと音の再現性は圧巻です。

EQカスタマイズについて後述しますが、デフォルトでは全ての音がバランスよく鳴るフラット傾向のチューニングのようで、個人的にはEQの必要性を感じさせないほど好みの高音質でした。

ちなみに、片側のみ再生にも対応していますが、再生時、左右のチャンネルはミックスされず、RからはR側、LからはL側の音源が鳴ります。音楽再生に利用したい場合は、両方のイヤホンを使う事をオススメします。

ANC・ENC機能

Donner Dobuds ONE

ANC機能は、-30dBのノイズキャンセリング効果なので、そこまで過度に低減させる感じではありませんが、工事の音など大きい環境音、エアコンやファンノイズなど低周波のノイズを低減する恩恵は十分に感じられました。

イヤホンごしでも周囲の音を取り込める『外音取り込み機能』は、イヤホンをしていない状態とほぼ変わらないくらい自然なのに音質を損なう事もなく快適で、ここにもDonner社の本気度を感じました。

Dobuds ONEは、通話時のノイズキャンセリング機能であるENCプロセスに、左右合計4つの内蔵マイクによるデュアルマイクビームフォーミングを採用しています。イヤホン外側のアンチノイズ構造との組み合わせで、風切り音や環境音などのノイズを効果的に低減し、通話品質を高めます。

ENC機能を通話アプリで試してみたところ、ノイズキャンセリング効果は抜群で、Bluetoothイヤホンにたまにある音量の上下などもなく、クリアで快適な通話が行えました。

また、通話中でも環境音モード(ANC、ノーマル、外音取り込み)の切り替えが可能です。スマホで音楽を聴いている最中に通話に出る際、このモード切替の自由度の高さは大きなメリットに感じました。

Donner Controlアプリ(EQ調整、ANCカスタマイズ)

Donner Dobuds ONEは、iOS/Androidともに専用アプリ対応です。

Donner Dobuds ONE

Donner Dobuds ONE
Donner Controlアプリをインストール後、デバイス追加、位置情報へのアクセス許可、ペアリング(初回のみ)のガイドに従い、手順に沿って進めていくと接続が完了します。

初回以降の接続に関してはガイドは表示されず、ワンタップでお手軽に接続完了します。

Donner Dobuds ONE
左がANCの最適化が可能なホーム画面、右が手動ノイズキャンセリング選択時の画面です。
ANC機能の切り替えは右耳3回タップごとに切り替わりますが、こちらのホーム画面からも切り替えが可能です。

また、通勤・屋内・屋外という風に場面に合わせてインテリジェントなANCを選択可能で、手動でもノイズキャンセリング効果レベルを1~10の間で調整する事もできます。この価格帯のTWSイヤホンで、ここまで自由度の高いANC機能を搭載しているのは凄いですね。

Donner Dobuds ONE
プリセットEQの特性、印象は以下の通りです。

Donner Signature :低音域、中音域、高音域ともにハッキリした尖った印象でややドンシャリ気味
Pop:高音域、ボーカルが強調される
Rock:ギター、ドラムの音がクリアになる感覚、高音域が少しこもりぎみ
Monitor:平均的なバランスが取れているように感じる
Classic:高音系の楽器の音が鮮明になる、中音域、高音域にピークがある
Rap:ボーカルが強調、ウィスパーボイスも聞き取りやすい、中音域、高音域が強調されている

プリセットEQはどれも低音域が足りないように感じましたが、カスタムで音楽を聞きながら微調整してみると実際は低音域にまだまだ余力がある事が分かりました。

12mm高品質ダイナミックドライバーならではのポテンシャルを最大限に引き出す意味でも、EQで好みの音質に変更する事をぜひオススメします。

Donner Dobuds ONE
イコライザーのカスタム設定の保存件数は、10件までは実際に作成し確認出来ました。
音域毎にEQをカスタマイズ可能ですので、ジャンルに合わせて、自分好みのEQカスタムを保存していく楽しみが出来そうです。

下記は、各種通知音を録音しました。
イヤホンからのビープ音を直接集音しているのでノイズが乗っていて分かりにくいかもしれませんが、雰囲気の参考にして頂ければ幸いです。


▼接続音

▼解除音

▼ビープ音(未接続時)

接続時と解除時に、それぞれ別のギター音が鳴ります。
また、接続解除後、充電ケースに収納するか、別な接続先へ接続が完了するまでの未接続状態の場合、ビープ音のようなものが鳴る仕様です。

イヤホンを耳に装着した状態ではビープ音の音量が過剰気味で、調節ができないのが難点かなと思いました。驚いてしまうので、接続を解除する場合は、イヤホンを耳から外してから解除する事をおすすめします。
また、操作に対してのアナウンスがビープ音なのは、初めは分かりづらいと感じましたが、慣れると逆に英語や中国語など日本語以外の言語よりも万人に使いやすいかなと思いました。

マイナス点を先述しましたが、通知音自体は音楽楽器メーカーらしく、ギター音であったりシンセサイザーの音色であったりで、遊び心と開発者のセンスの良さを感じる仕様です。

ジェスチャー機能

Donner Dobuds ONE
スクショはジェスチャー操作の初期設定状態で、重複していなければ、特に制限無く各ジェスチャーに各操作を割り当てて変更する事が可能です。
自分が多用する機能を自由に割り当て可能で、更にアシスタントにも対応しているのは、とても便利に感じます。

ゲームモード機能

Donner Dobuds ONE
ゲームモードは70msの低遅延と、アンダー50ドル界では突出して高性能です。
通常時は多少ワンテンポ遅れる感覚がありますが、ゲームモードにするとほぼ遅延を感じず、ワイヤレス接続でもレスポンスの良さを実感出来て、とても快適です。

ただし、ゲームモードは工場出荷時の初期状態では、イヤホン本体からのON/OFFの切り替え操作が出来ません。
アプリを利用して「ジェスチャー」設定でいずれかの項目に割り振るか、アプリ内設定画面で直接ON/OFFの切り替えが必要となります。

ジェスチャー機能で操作する場合、ゲームモードのON/OFF時は、通知音で確認が可能です。しかし、両方同じ通知音なので現在の状態が分かりづらく、結局アプリ内設定画面のON/OFFラジオボタンでの操作に落ち着きました。
アプリを使用する状況下のみでしかゲームモードの有効化を想定されていないのは少しマイナスポイントでしたが、機能自体には大満足です。

また、紹介した機能の他にも、最大音量を下げる(最大音量を94db以下に制限)、自動電源オフ(30分音楽再生が無ければ自動的に電源を切る)機能も備えています。
全体的にアプリ内機能が充実している印象です。最大音量に制限を設ける事により、耳の健康を維持できるのは親切な仕様だと思いました。

レビュー総評

Donner Dobuds ONE
Donner初のハイブリッドデュアルドライバー搭載の『Donner Dobuds ONE』は、50ドル以下とは思えないほど沢山の機能を兼ね備えたハイコストパフォーマンスなイヤホンでした。

ディープラーニングアルゴリズムを含むデジタルアクティブノイズキャンセルによる没入感と、超大型12mmLCPダイナミックドライバーによるクリアで迫力のあるサウンドを楽しめ、更に汗や雨に負けない防水機能までついています。

通話品質もクリアで聴き取りやすく、特にANC、外音取り込みは予想以上の性能で、音質を犠牲にする事なく高機能を実現している事に驚きでした。アプリを利用する事で、ワンタッチで場面に合わせたノイズキャンセリング効果に出来る点も大きなメリットです。

また、その専用アプリは自由度が高く、細かい設定が沢山あるので使い勝手も良かったです。EQ効果では、ジャンルに合わせて好みの音域をブースト可能で、Donner Dobuds ONEのポテンシャルを最大限に引き出せます。1つのイヤホンで、ドンシャリからフラットまで対応できるのはとっても便利。

楽器メーカーならではのノウハウと遊び心が感じられ、かつ高音質。そしてゲームの勝率を左右する低遅延モードも搭載など、イヤホンに求められるトレンド機能はほぼ網羅しています。低価格で幅広く使えるイヤホンをお探しの方におすすめです!

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