TaoTronicsの新型TWSイヤホン SOUNDLIBERTY PRO P10 レビュー
スペック・特徴
TaoTronics “SoundLiberty Pro P10 (TT-BH099)”はBluetooth5.2に対応し、ハブリッドANCや自動耳検出やタッチリモコン操作といった便利な機能を搭載しながらも繊細でダイナミックな音を実現した完全ワイヤレスイヤホンです。
ハイブリットANCでは、最大35㏈のノイズ低減するノイズキャンセリングモード、外音取込みモード、風雑音制御モード、ノーマルモードの4つのモードを搭載。タッチリモコン操作では、アシスタント機能を含むほぼ全ての機能に対応しています。
SOUNDLIBERTY PRO P10の製品仕様 | |
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イヤホンタイプ | カナル型 |
Bluetoothチップ | Airoha AB1562A |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.2 |
Bluetoothプロファイル | HSP / HFP / A2DP / AVRCP |
Bluetooth コーデック | SBC/AAC |
装着方式 | 完全ワイヤレス |
駆動方式 | ダイナミック型 |
通話ノイズキャンセリング | ノイズキャンセリングマイク3基搭載 |
充電端子 | TYPE-C |
充電時間 | 2時間 |
再生時間 | 単体最大9時間(ANC約6.5時間) 合計最大33時間(ANCで約23時間) |
防水規格 | IPX7(充電ケースを除く) |
接続距離 | RF10m |
ペアリング | MCSync技術対応 |
その他機能 | 外音を取り込む機能、自動ペアリング機能、タッチコントロール、片耳モード対応 |
12ヶ月間のメーカー保証&技適付き
TaoTronics社は国外メーカーになりますが、SOUNDLIBERTY PRO P10は、日本国内で無線通信機器を利用する場合に必要となる『技適認証』を取得した製品です。
以前TaoTronics社の製品はAmazonで人気を誇っていましたが、現在は日本語対応のサイト『Sunvalley Japan Store』にて販売を行っています。SOUNDLIBERTY PRO P10の定価は6,390円ですが、現在20%割引セール中で5,112円です。もちろん送料は無料!購入日より12ヶ月間のメーカー保証も付帯しますので安心して利用できるかと思います。
Sunvalley Japan Store公式サイト:SOUNDLIBERTY PRO P10
実機レビュー
パッケージ内容
パッケージ内容は以下の通り。
・SoundLiberty Pro P10(充電ケース込) ×1
・USB Type A – Cケーブル x1
・イヤーピース ×4 (内1セット本体に装着済み)
・取扱説明書 ×1
・クイックスタートガイド x1
取り扱い説明書は日本語対応、クイックスタートガイドは英語記載になりますが、分かりやすいイラストでの説明があるので理解しやすかったです。
充電とバッテリー性能
パッケージ内に含まれる充電コードはTYPE-C対応です。ケーブルの長さは、端子部を除いた純粋なケーブル部の長さが約12cmと短いですが、絡みにくいので個人的には使いやすく感じました。
充電中はLEDが呼吸をするようにゆっくり点滅を繰り返します。満充電になると消灯します。このLEDのインジケーターは、以下のように動作します。
・充電中:ゆっくり点滅
・ペアリング中:早く点滅
・イヤホン接続完了:点灯
・イヤホンを取り出した場合:消灯
ケースのインジケーターではバッテリーの残量は明確に確認できませんが、残量が0になった場合はケースを開けた時にインジケーターが赤に点灯します。バッテリーケースは最大33時間分、約3回分の充電となりますので、充電スパンは自己判断していく必要があります。
また基本的にはイヤホンのケースの蓋を開けたら自動接続、ケースに戻すと自動ペアリングオフになるのですが、ケースの充電が充分でない場合はイヤホンへの充電が行われない為、ペアリングが切れないという事が発生します。またイヤホンフル充電後に1分とかの極短時間しか使用せずにケースに戻した場合は、充電が充分に残っていて充電が行われない場面がありその際もペアリングが切れないという事が発生します。
イヤホンをケースに戻す場合は赤に点灯していないかを確認、また極短時間の利用の際はイヤホンのペアリングが切れているか確認する必要があります。ここは少し残念なポイントでした。
もしもBluetoothの接続がおかしくなった場合は、初期化をすることで改善する事があので説明書代わりに記載しておきます。初期化・リセット方法は長くなるので、開閉メニューで記載します。必要な場合は、クリックしてください。
▶初期化・リセット方法を見る
- スマホなどの接続デバイス側からペアリング情報を削除する
- イヤホンを充電ケースに戻し蓋を開けておく
- ケース背面にあるリセットボタンを10秒間長押し、ケース表のLEDインジケーターが白く3回点滅するとリセット完了
イヤーピースと装着感
イヤーピースは、3種類、S/M/Lサイズが入っています。イヤーピースの接続部にまでこだわったデザインになっているので、是非このイヤーピースを使用した方が良い音で聴けると思うのですが、楕円型が苦手な人は丸形の社外製のシリコンイヤーピースに交換する事も可能です。
実際私が交換を試したのはSONYのシリコンイヤーピースLサイズで、少しケースにおしつけるように収納する必要がありましたが、注意して入れれば充電も問題なくできました。Mサイズ・Sサイズはケースとは干渉しませんでした。
装着感は抜群。私は楕円形は苦手ですが、SOUNDLIBERTY PRO P10のイヤーピースは私が他のイヤホンで感じた楕円の耳への圧迫感は感じず、1日中つけても耳への圧迫感は感じませんでした。
私は耳の穴の中に完全に入れてしまうより、大きなイヤーピースで耳の手前に固定するのが好きですが、SONYのLサイズが丁度良い私の耳で、SOUNDLIBERTY PRO P10の場合はLサイズが丁度よかったです。頭を強く振っても横向きに寝転がってもイヤホンが落ちるという事はありません。
ANCノイズキャンセリング性能
SOUNDLIBERTY PRO P10は、3つの集音マイクを搭載しており、ハブリッドANCに対応しています。
- 最大35㏈のノイズ低減するノイズキャンセリングモード
- 風雑音制御モード
- ノーマルモード
- 外音取込みモード
上記4つのANCモードを搭載しています。35㏈を誇るノイズキャンセリングは、空気清浄機などの環境雑音や、人の話し声などの低周波帯のノイズを低減するのに長けている印象。他の35㏈クラスのノイズ低減をうたうイヤホンと同等の効果を感じました。悪くないです。
風雑音制御モードは、扇風機の風を直接耳にあててみたところ、ANC特有の風雑音はかなり消去されていました。ANCオフのノーマルモード(耳栓効果のパッシブノイズキャンセリング状態)よりも風札音が抑えられるので、効果は抜群かと思います。
外音取込みモードは、まるでイヤホンをつけていないかのように自然に外部音を取込み可能です。再生している音楽の種類や音量によりますが、待合室で軽く流れているヒーリングミュージックのような音楽を心地よく感じる程度の中ぐらいレベル音量で流している場合は、イヤホンを外さずに会話が可能です。
迫力の重低音とクリアな高音質
SOUNDLIBERTY PRO P10はPEEK+TPU二層構造を採用した9mmドライバーを搭載。チューニングは低音強調傾向で、ドンシャリ好きの私個人的には、めっちゃ良い音~!と思いました。
低音強調と言っても低音だけ不自然にうるさいとかは無く、中高音とのバランスは良いです。小さな音量でも低音が深いところまでしっかりズーンとなるという感じで、あまり大きな音量で聴くのが苦手な私はこの点を特に気に入りました。もちろん音量を上げても音割れすることもなくドスドス迫力の重低音が響きます。
スマホでポップス系を再生する事が多い場合、フラット傾向のチューニングイヤホンでは曲によってはイコライザーアプリなどを駆使しないとすごく物足りない音に感じる場合がありますが、SOUNDLIBERTY PRO P10は何もいじらなくても迫力の重低音+クリアな中高音を鳴らしてくれるので、スマホにつないだだけで良い音を感じられます。
SOUNDLIBERTY PRO P10は、MCSync技術対応で真のTWS接続が可能です。また片耳だけの利用のモノ再生にも対応しています。モノ再生時、左右のチャンネルはミックスされますので片耳利用時の音欠けはありません。また、音像定位も正確で、遅延なども肉眼で分かる遅延はありませんでした。
通話品質
通話品質は6千円クラスのイヤホンの中では抜群です。SOUNDLIBERTY PRO P10利用側に聴こえてくる音声は非常にクリアです。また通話中に、ANCモードの切り替えが可能なのも便利です。例えばアンビエントモード(外部音取込みモード)にしていて通話を受けた後に、ノイズキャンセリングモードに変更する事も可能です。
いつもイヤホンテストをしてもらっている友人にいろいろなロケーションでテストさせて貰ったのですが、車で移動中などはただでさえモバイルデータを利用する事で音質が下がりがちですが、その場合も問題なくクリアな音声とのことで、ロードノイズもさほど気にならないとの事でした。また、静かな室内では抜群のクリアな音声との事でした。
自動耳検出対応
最近のイヤホンでは結構見かける機能ですが、SOUNDLIBERTY PRO P10は光センサーを搭載していて、耳から外した場合には自動で再生を停止してくれる自動耳検出機能を搭載しています。
自動耳検出のオフはできませんが、再生を停止させたくない場合は、イヤホンを耳から外すときにセンサー部を指で塞いで外す事で停止させないという事もできるので、割と便利に使える機能です。
IPX7防水性能で汗や雨から強力に保護
SOUNDLIBERTY PRO P10は、『水深1mで30分間浸漬しても有害な影響を受けない』というIPX7防水性能を搭載しています。雨や汗を気にせず、過酷な環境でも利用可能です。
※防水性能はイヤホンのみですので、充電ケースに戻す前には、必ず水分を拭き取って充分に乾かす必要があります。
タッチリモコン操作はほぼすべての機能を網羅
SOUNDLIBERTY PRO P10はハウジングの先端の丸い部分にタッチセンサーを搭載しています。イヤホンのポジション直しの場合はその外側をつまめますので、イヤホンポジ変更などでは誤動作は少ないと思います。センサーの感度は良好で快適なタッチ操作が可能。
メニュー | 操作 |
---|---|
曲戻し | 左3タップ |
曲送り | 右3タップ |
音量を下げる | 左1タップ |
音量を上げる | 右1タップ |
通話開始/終了 | 左/右1タップ |
着信拒否 | 左/右2秒長押し |
音声アシスタント | 両耳モード:右2秒長押し 片耳モード:左/右2秒長押し |
再生/停止 | 両耳モード:右2タップ 片耳モード:左/右2タップ |
ANCの切り替え | 両耳モード:左2秒長押し |
外音取込みON/OFF | 両耳モード:左2タップ |
ANCの切り替えと外部音取込みのONとOFFは、両耳モードの時のみ利用可能です。片耳利用時はそもそも使わない機能なので、不便は感じませんが覚えるのが大変w
軽量コンパクトで持ち歩きに丁度良いサイズ
イヤホン重量は片側5g、ケースはイヤホン込みで45gと軽量デザインです。ケースのサイズは、私がメジャーで計測したところ横6cm×縦4.7cm×厚み2.5cmぐらいです。コンパクトでポケットに収まりやすいサイズ感で持ち運びイヤホンとしての利用が捗りそうです。
ケースの表面はマット加工されているのですが、少し傷がつきやすい印象。しかしイヤホン表面はブラックで光沢がありながらも光の角度によっては乱反射するような細かいラメが入っており、指紋が目立たちません。ケースよりイヤホンの方が人に見られる事が多いと思うので、イヤホンに指紋や傷が目立たないというのはポイント高いです。両方ともだったらもっと良かったのですがw
SOUNDLIBERTY PRO P10 レビューまとめ
外音取込みモードがついているので、周りから取り残される事なく安全は確保可能、ANCを利かせたければイヤホンのワンタッチ操作で切り替えが可能、そして汗にも負けないIPX7という条件が揃っているので、ジムやランニングなどの際に利用するのも良さそうです。迫力の低音なのでアップテンポな曲によく合うと思います。
バッテリーケースの挙動には少し不満点が見られましたが、音楽再生音質、通話音声品質、フィット感はこの価格帯では抜群の性能です。ANCと外音取込みモードがついていて約5千円はお買い得としか言えません。安くて使えるイヤホンをお探しの方におすすめです!
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販売先リンク:SOUNDLIBERTY PRO P10
(Sunvalley Japan Store公式サイト)
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