1MORE トリプルドライバーレビュー　MEMSマイク付きで通話も可能なスマホにおすすめのハイレゾイヤホン

高品質なハンズフリー通話ができるMEMSマイク付きでスマホにおすすめのハイレゾ対応有線イヤホン『1MORE トリプルドライバー』のレビューです。

1MORE トリプルドライバーイヤホンは、軽量アルミニウム合金ボディーによる高級感溢れる見た目に加えて、フィット感抜群な人間工学デザインで長時間の利用でも耳への負担がありません。

丈夫で絡みにくいケーブルを採用しており、搭載のマルチリモコンでは様々な操作も可能で、スマホ（Android/iOS対応）との相性ピッタリです！

1MORE トリプルドライバーイヤホン(E1001) の概要

特長

1MORE トリプルドライバーイヤホン(E1001) は、2つのバランスドアーマチュアと独立したダイナミックドライバーで構成されたハイブリットドライバーを搭載。

高い入力電圧に耐える2つのバランスドアーマチュアが高音域の再現時に音の歪みを最小限に抑え、再生周波数帯域は20-40,000Hzにまで対応し、ハイレゾ音源の再生を可能にします。また、低音から高音までの全ての音域を繊細かつ絶妙なバランスで奏でる為に、独自のダイヤフラム（震動板）も搭載しています。

ケーブルには、耐久性の高いケブラーファイバーを採用。更に、ケーブル表面を耐摩耗性を持つ編み込みカバーで覆う事により、長寿命で絡みにくいケーブルを実現しています。

グラミー賞の受賞歴のある世界的に有名なサウンドエンジニアのルカ氏（Luca Bignardi）によって最終チューニングが施されており、こもりや音割れのない低音・クリアな中高音を実現しています。

仕様スペック

名称	1MORE トリプルドライバー
型番	E1001
タイプ	インイヤー、カナル型
インピーダンス	32Ω
感度	99dB / 1mW
周波数範囲	20-40,000 Hz
定格出力	5 mW
重量	18 g
ケーブル長さ	1.25 m
プラグ	3.5mm ステレオ金メッキ
リモコン	付属
ワイヤー材質	エナメル銅線
販売元	Amazon公式サイト楽天市場公式サイト

1MORE トリプルドライバーイヤホン(E1001) の外観デザイン

パッケージ内容

豪華な外箱で有名な1MORE社らしく、華美なパッケージに入っています。風格がすごいですね。

蓋を開けたら、1MORE トリプルドライバーと付属品が見えます。蓋の内側には、イラストでスペックの説明が載っていたりもします。

内容物は以下のとおり。

1MORE トリプルドライバーイヤホン本体
飛行機用2プラグへの変換アダプター
キャリーケース
イヤーピース（2種、合計9個×2）
日本語対応の説明書とステッカー

飛行機用の変換プラグが付属するのは珍しい！出張などで、飛行機に乗る事が多い人には嬉しい付属品ですね。

キャリーケースは、横幅6.7mm、縦9.5mm、厚み最大3cmで、タバコの箱ぐらいのサイズ感。蓋はマグネットで開閉、外側素材は合皮っぽい感じで無臭です。内側はイヤホンを傷から守るソフトな素材です。

こちらは飛行機用の2プラグ変換アダプター。1moreのロゴつきで、全体的な質感も高級感あってお洒落です。

イヤーピースは、ソフトなシリコンイヤーピースと、低反発のイヤーピースの2種類が付属。

これと別にもともとイヤホンについていたシリコンイヤーピースが、12mmと13mmの間のサイズで、おそらく12.5mmなのではないかと思います。

説明書は日本語に対応。丁度マルチリモコンの使い方が載っています。

1MORE トリプルドライバー本体です。ケーブルが125cmと長めですが、型がつきにくい布っぽい素材で巻かれた部分が大部分なので、丸めて持ち運んでもいつもシュってしている状態を保てそうです。

イヤホン外観

1MORE トリプルドライバーは、ゴールドとシルバーの2種類のカラーがあり、私がレビューしているのはゴールドです。ゴールドは、ピンクゴールド寄りのゴールドカラーでとても上品です。

サウンドチューブは太めですが、シリコン素材ならばSONYなどの既製品のイヤーピースにも交換は可能でした。

後から見たところですが、ベント穴がハウジング付け根の部分に2カ所、耳の内側に当たる部分にも1つ空いています。このベント穴のお陰で音抜けがよくクリアな音質を得られるのですが、その分若干の音漏れはあります。

低音をしっかり感じられる程度の音量、スマホの音量で50%ぐらいで再生した場合は30cmぐらいの距離の人には聞こえてしまいそうですが、がっつりベントがあいている訳ではないので、この手のイヤホンにしては音漏れは少ない方の部類です。

左側が低反発のイヤーピース、右側がシリコンイヤーピースを装着しています。

マルチリモコンはR側についており、3つのリモコンがそれぞれ独立しているので、切り替え部の手触りでどのボタンかが分かります。

マルチリモコンの裏側にはMEMSマイクが搭載されており、イヤホンを耳に入れた際に、丁度口元にMEMSマイクが来ます。

ケーブルは、2股に分かれるところより下部分は、布製の加工がしてあり太めです。お陰で癖もつきにくく、耐久性も高まります。

4極の3.5mmプラグ採用で、スマホやウォークマンやゲーム機など幅広く対応しています。

1MORE トリプルドライバーイヤホン(E1001) の使用感

着用感

サウンドチューブが太目なので、若干の不安がありましたが、一番大きなイヤーピースを使用する事で耳の外側で安定して固定でき、着用感も良好でした。

眠る時にYOUTUBE音源を聞くついでにカナル型イヤホンを耳栓代わりに使うのですが、一晩中つけていても耳に負担なく朝まで快適でした。

1MORE トリプルドライバーは、フィット感を高める為に斜めの角度で設計されているのですが、仰向けで寝っ転がっても耳への負担がないのは、軽量ボディーならではだと思います。

音質

DAC機能がないスマホでも、音量をある程度上げる事でEDMなどでも程よく低音を感じられ、中域・高域の音の分離もしっかりされており、明瞭度の高さが際立つチューニングです。ドンシャリ寄りではありますが、低音が極端に誇張されている程ではなく、良く言えば聞き疲れの無いイヤホンです。

DAC機能がついているウォークマンでハイレゾクラシックを聴いた場合は、BAドライバー2基のお陰で中高音はかなりクリアで、楽器の音ひとつひとつがチープさのない音です。ダイナミックドライバー担当の低音は程よく鳴る程度で、どちらかというと中高音の方が前にくる印象ですが、全体的なまとまりの良さと明瞭度の高さでこれはこれで良い音です。イコライザーで低音を強調した場合でも、こもりや割れなどはなく心地いいです。

「レコーディング現場の空気感、ライブの生演奏、楽器本来の音色などの臨場感をしっかりと表現する」という公式の説明通りで、スマホで再生したYOUTUBEの歌ってみたなどの女性ヴォーカルの高い歌声も刺さる事ないけれど伸びやかで聞きやすいです。BA型とダイナミック型の良いところ取りのハイブリッドドライバーはさすがです。

上を見ればきりがない音響の世界ですが、ハイブリッドドライバーを搭載した1MORE トリプルドライバーイヤホン(E1001) は、スマホで手軽に良い音を楽しみたい人でも満足できるイヤホンだと思いますので、ハイレゾ入門イヤホンを探している人には特におすすめです。