1MORE Open Earbuds S31 レビュー 軽い付け心地でながら聴きにおすすめのオープンイヤーイヤホン

1MORE社から2024年6月に発売された1万円以下で購入できるオープンイヤーイヤホン『1MORE Open Earbuds S31』のサンプルを提供頂いたので、実機レビューです。

1MORE S31は、0.7mmのスチールワイヤーにシリコンコーティングを施し、重量は8.2gと超軽量で、耳へのフィット感を高めつつ優しい付け心地になりました。(※前作の1MORE S30と比較し、50%のサイズ縮小と35%の軽量化を実現しています)

また再生時間は、イヤホン単体で約8時間、ケース併用では最大30時間。音質の方は、14.2mmの大口径ドライバーと低音強化アルゴリズム機能を搭載し、オープンイヤー型でも十分な低音を楽しめるドンシャリ傾向です。

更に、左右合計で4基のMEMSマイクを備え、周囲の騒音を自動で判別して除去するAIノイズキャンセリング機能で通話性能も抜群な上、IPX5の防水性能という特長を持ち、手頃な価格でヘッドセットとしても使える高音質なオープンイヤー型イヤホンをお探しの人におすすめのモデルです。

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

1MORE Open Earbuds S31のスペック詳細

1MORE Open Earbuds S31
発売日 2024年6月25日
価格
販売先
参考価格:8,980円
Amazon / 楽天 / Yahoo
サイズ/重量 イヤホン: 44.52 × 46.84 × 13.61mm / 8.2g
充電ケース: 84.52 X 62.3X 27.81mm / 63.6g
再生時間 イヤホン: 8時間
ケース併用: 30時間
ドラーバー 14.2mmダイナミックドライバー
コーデック AAC / SBC
Bluetooth バージョン: Bluetooth®5.3
プロトコル: HFP / A2DP / AVRCP
インピーダンス 16Ω
接続周波数 2.400GHz ~ 2.4835GHz
バッテリー容量 イヤホン: 60mAh
充電ケース: 600mAh
充電時間 イヤホン: 90分
ケース: 120分
防水性能 IPX5
専用アプリ 1MORE(Android10以上iOS13以上

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン

パッケージ内容

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・パッケージ内容

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・パッケージ内容

1MOREらしい清潔感のあるパッケージ。裏面には英語表記ですが、軽くスペック説明があります。また、技適の印刷もあり、日本でも安心して使う事ができます。

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・パッケージ内容

箱の中身を取り出すと、1MORE Open Earbuds S31がプラケースに挟まれて出てきます。今回TYPE-C充電器の付属はなく、スタートアップガイドなどのペーパー類のみでした。ただし、私のところに来たのは開封済みの誰かのレビュー後のサンプル品だったので、実際の販売品は若干仕様が違うかもしれません。

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・パッケージ内容

スタートアップガイドには、日本語での使い方の説明があります。

イヤホン本体・充電ケースのデザイン

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・イヤホン本体・充電ケースのデザイン

充電ケースは、マッドな質感で指紋や傷がつきにくそう。ベージュという事も相まって、裸で持ち歩いても長期間キレイな状態で使えそうです。

中央には開閉しやすいように指をひっかける爪があり、更に、バッテリー残量を確認できるLEDライトも搭載します。

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・イヤホン本体・充電ケースのデザイン

充電ケース中央部には、ペアリング用の物理ボタンを搭載。3回押しでペアリングモードに入れる事ができ、8秒長押しでイヤホンのリセットをすることができます。

省スペース化の為だとは思いますが、イヤホンをクロスさせて入れるのがかっこいいですね。どちらが上でもきちんと収まります。

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・イヤホン本体・充電ケースのデザイン

充電はTYPE-Cに対応。充電仕様は 5V 0.5Aで、約2時間でフル充電可能です。イヤホンの方は、約90分。

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・イヤホン本体・充電ケースのデザイン

以前レビューした1MORE S50は、エアリーループ付きで耳の穴にかなり近づくデザインでしたが、1MORE S31は、重力でバランスをとる最先端のイヤーフックを採用し、耳の穴に添える感じ。

1MORE S31は人間工学に基づいたデザインを採用し、とても柔らかなイヤーフックは着用している事を忘れる軽さで、個人的には1MORE S31の方が違和感ゼロで好きです。

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・イヤホン本体・充電ケースのデザイン

ロゴ部はタッチセンサーになっており、様々なタッチ操作が可能です。タッチ反応は程よく快適です。

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・イヤホン本体・充電ケースのデザイン

公式によるとケース+イヤホン重量は80gとのアナウンスでしたが、私が計測すると82gでした。誤差の範囲かとは思います。

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・イヤホン本体・充電ケースのデザイン

イヤホン重量は8.2gとの事ですが、1gからの表示しかできない私のスケールでは9gの表示。着用感はとても軽いので、重さを感じる事はなく、これも誤差の範囲で良いでしょう。

1MORE Open Earbuds S31 の使用感

操作性・専用アプリについて

1MORE Fit オープンイヤー イヤホン S31 の使用感レビュー 操作性・専用アプリについて

1MORE S31のデフォルト操作は、1タップで音声アシスタントの起動、2タップで再生/停止、もしくは、通話着信応答/切断となりますが、アプリを使う事で変更可能で、3タップにも操作を割り当て可能。

アプリは今までのアプリとは変更となり、1MORE(Android10用iOS用)になりました。

1MORE Fit オープンイヤー イヤホン S31 の使用感レビュー 操作性・専用アプリについて

アプリでは、バッテリーケース、イヤホン、それぞれの充電残量が見れます。

1MORE Fit オープンイヤー イヤホン S31 の使用感レビュー 操作性・専用アプリについて

1MOREアプリは、スタジオグレードのイコライザー機能を搭載しています。スタジオ・低音抑制・低音強調・ヴォーカルエンハンスの4種類で、ポップからクラシックまで、様々な音楽の雰囲気によって使い分けできるのが良いです。

1MORE Fit オープンイヤー イヤホン S31 の使用感レビュー 操作性・専用アプリについて

左右どちらもこの同一設定になっており、消灯というのはおそらく機能割り振り無しという意味かと思います。最低限必要な曲の停止/再生、着信応答の操作ができるので、このままでも充分ですが、せっかくなので、3タップにも機能を割り振りたいと思います。

1MORE Fit オープンイヤー イヤホン S31 の使用感レビュー 操作性・専用アプリについて

2タップ、3タップに関してはカスタマイズが可能で、上記の中から好きなものを設定する事ができます。私は左に前のトラック、右に次のトラックにしましたが、音量を割り当てる事も可能です。

1MORE Fit オープンイヤー イヤホン S31 の使用感レビュー 操作性・専用アプリについて

こちらは設定画面ですが、スマートバーンインというのは、専用に用意された音を2時間再生したら40分間休む、というサイクルを自動で実行して、振動板などの慣らしができる機能で、いわゆるエージングができます。ただし、11時間以上かかり、その間ずっとスマホで1MOREアプリを起動させておく必要があります。

また、OTAにも対応していますので、常に最新の機能を利用する事ができます。初回ペアリングした際には、OTAが来ていたので、是非ともアプリを利用してほしいところ。

音質・通話品質、音漏れについて

1MORE Open Earbuds S31 の外観デザイン・イヤホン本体・充電ケースのデザイン

1MORE S31は、14.2 mmのダイナミックドライバーを搭載するほか、方向性音響技術、最先端のDBBベース強化アルゴリズムを備えており、低音はオープンイヤー型イヤホンにしてはしっかり鳴ります。中高音はクリアで、特にヴォーカルに関しては伸びやかですごくいいです。

また、片耳のみの利用も可能です。1MORE S31は、そもそもが左右のチャンネルがミックスされた設定となっているようで、両耳で聞いている場合でも左右の音像定位は感じられません。立体音響などの再生や、ゲーム用にはあまりむいていません。(低遅延モードも非搭載なのでそもそもゲーム向きのデザインではありませんが)

次に、通話品質。MEMSマイクを左右に2基ずつ、合計4基も搭載しており、AIによるノイズキャンセリングがめちゃくちゃ効いています。私は結構ながら通話をするのですが、周囲の騒音を効果的にキャンセルしてくれるので、相手からの苦情がくることもなく快適に通話が行えています。

音漏れについてですが、S50と比較すると多くはなりますが、他の同タイプのオープンイヤー型イヤホンと比較すると少ない方だと思います。

装着感について

1MORE S31の装着感について

1MORE S31の装着感について

1MORE S31の最大の売りと言っても過言ではない、快適な装着感。耳にひっかけるだけなのに、頭を激しく振っても飛んで行かず、また、重力でバランスをとっているとの事ですが寝っ転がっても落ちず、1日中つけていてもとても快適です。またイヤホンハウジングはとても薄いので、耳から大きく外にはみ出す事もなく、つけてる感じもとてもスタイリッシュ。

1枚目はメガネなしで装着しておりますが、2枚目はメガネありです。メガネを装着した場合、耳掛け部のワイヤーが太かったり固かったりすると痛みを感じる事がありますが、1MORE S31は、わずか0.7mmのスチールワイヤーが柔らかなシリコンでコーティングされており、肌当たりもソフトで圧迫感ゼロです。眼鏡との干渉も私はゼロで、とってもとっても快適に利用できています。

1MORE オープン イヤーバッズ S31のレビュー総括

1MORE フィット オープン イヤーバッズ S31のレビュー総括

1MORE Open Earbuds S31は、1万円以下で購入可能なオープンイヤー型イヤホンとしては、最高すぎる出来なのではないかと思います。

欲を言えば、左右のチャンネルや音像定位に関してもう少し細かい設定が欲しかったのと、マルチペアリングとLDACへの対応が欲しいところではありましたが、AACでも充分な高音質で、特に通話に関しては超高品質で、ワイヤレスの遅延を感じさせないクリアな通話が行えるのが好感触です。

なにより、1日中つけていても圧迫感を感じない、付けている事を忘れてしまうほどの装着感は最高すぎです。

1MORE S31は、低遅延モード搭載のゲームイヤホンを探している人、音楽をしっかり細部まで聴きこみたい人やマルチペアリング機能が欲しい人には不向きなイヤホンになりますが、それ以外の人はたいてい気に入るであろうほどの出来栄えで、とくにながら聴き用の高音質高通話品質でコスパが良いオープンイヤー型イヤホンを探している人には超推せます!

1MORE Open Earbuds S31の購入先

1MORE S31は、現在特にセールなどはなく、発売開始時の参考価格8,980円のままとなります。しかし、楽天やYahooショッピングなどはポイントバックがあるので、若干お得に購入する事ができます。しかも1年保証付き!

1MORE S31 公式の販売サイト一覧




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