TECLAST T50HD レビュー Android 14 OS搭載、目に優しいTÜV認証ディスプレイで日常使いに丁度良いタブレット!
TECLASTの最新フラッグシップタブレットTECLAST T50HDを、サンプル提供頂きましたので、さっそくレビューしていきます!
TECLAST T50HDは、フラッグシップ性能を持つTシリーズだけあり、細部に渡り完成度の高さを感じました。
- 11インチの大画面
- 1920×1200 WUXGA解像度
- WideVine L1サポート(Netflix HD対応)
- TÜV SÜD低ブルーライト認証つき
- 最新のAndroid 14 OS搭載
- Unisoc T606搭載
- 最大14GBのメモリ容量
初期ロットでは、WideVine L1サポートではあるもののNetflixに関しては非対応でしたが、アップデートで対応になったとのことです。私も実際に端末の再生環境を確認したところ、NetflixはL1で認識されておりFHD解像度での再生が可能との表示でした!
TECLAST T50HDは、11インチの大画面、TÜV SÜD低ブルーライト認証、FHDより横にワイドで見やすい黄金比率16:10に対応した1920×1200 WUXGA解像度を備える観る事に特化したタブレットです。
ストリーミング動画の再生、Excel表のチェック、ネットショッピング、画面分割してマルチタスクでメールを見ながらテキスト編集などの作業を得意するので、日常使いから、ライトなオフィス作業などの用途をお考えの人におすすめです!
TECLAST T50HDのスペック詳細
OS | Android 14 |
---|---|
CPU | Unisoc T606 8-core Processor |
Antutu | Antutuベンチマークスコア:28,1945点 |
GPU | Arm Mali-G57 1Core@650MHz |
メモリ容量 | メモリ:6GB + 8GB拡張 ストレージ:256GB + MicoSD 1TB |
ディスプレイ | 11インチ IPS 1920 × 1200 WUXGA解像度 120Hz タッチサンプリングレート TÜV SÜD低ブルーライト認証 |
カメラ | 背面カメラ:13MP OmniVision 前面カメラ:8MP OmniVision |
wifi | 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
インターフェイス | TYPE-C SIMトレイ(Nano SIM ×2、もしくはNano SIM + MicroSD) 3.5mmジャック搭載 |
オーディオ | 2基のスピーカーを搭載 |
GPS | GPS+B1C+GLONASS+Galileo、A-GPS |
生体認証 | 顔認証ロック解除 |
widevine | widevine L1(Netflix対応) |
バッテリー | 8000mAh |
サイズ | 薄さ7.8mm、重量530g |
対応周波数 | 4G LTE(TD):B34/B38/B39/B40/B41 4G LTE(FDD):B1/B3/B5/B7/B8/B20 3G(WCDMA):B1/B2/B5/B8 2G(GSM):B2/B3/B5/B8 |
TECLAST T50HDの電波対応状況
TECLAST T50HDは、デュアルSIMに対応します。ただし、SIMトレイとMicroSDトレイを共有しますので、MicroSDを使いたい場合は実質シングルSIM。
POVOのSIMで検証した結果、通信のみ可能でした。OCNのSIMは、通話通信ともに利用可能でした。両者ともLTEという表示は出るのですがVoLTEが出ません。
私の環境ではVoLTEの通信がうまくいっていない可能性があります。(*#*#86583#*#*とIMSの追加は試しましたが通信がONになる為にはしばらく時間がかかるのかもしれません。状況が変わりましたら補足しますが、現在はVoLTEの確認が取れていません。)
この結果から、以下が推測可能です。(※VoLTE必須のSIMは利用不可、もしくは通信のみとなる場合もあるかもしれません)
- DOCOMO:〇
プラチナバンド非対応ですが、地下や建物の中以外は広い範囲で使えます - AU:△
プラチナバンド非対応、エリアは若干狭いですが問題なく利用可能です - Softbank:◎
プラチナバンド対応、相性はとても良いです - 楽天:△
プラチナバンド非対応、エリアは若干狭いですが問題なく利用可能です
TECLAST T50HDの外観
パッケージ内容
外箱はTeclast社特有の『匠心』の刻印が印刷されたシンプルな外観。表にはビニールがかかっており、清潔感ある梱包です。
また、背面には、各種認証マークが印刷されており、その中に技適マークもあり、日本国内でも安心して利用できることが記載されています。
パッケージに含まれるのは、以下の通りです。
- TECLAST T50HD本体(保護フィルム付き)
- TYPE-C 充電ケーブル
- TYPE-C 充電器(日本仕様)
- SIMイジェクターPIN
- ユーザーマニュアル(日本語対応)
USB充電器は日本対応のプラグ仕様で、100-240Vまで利用可能なので、世界中でも利用可能です。また、50/60Hzどちらも対応。
入力は0.4A MAXとなっており、出力は 5.0V 2.0A という仕様です。PSEなど安全規格も満たしているので、この充電器を利用するのがおすすめです。
TECLAST T50HD本体には、あらかじめ保護フィルムが貼り付けられています。その保護フィルムの上にもフィルムが貼られているので、剥がしてから使用します。
保護フィルムは、きっちり貼り付けられており、気泡の混入も無し。指紋の付着を防止するなどの機能を搭載したフィルムではありませんが、クリア度は高く、操作にも影響しない高品質なフィルムです。
外観デザイン
11インチの巨大なでディスプレイは、上下1cm、左右は8mm程度の程よいベゼルで、手で持った際に誤タッチしてしまう事もありません。重量は521gで、このサイズにしては軽量です。
また、タッチコントローラーICとディスプレイデバイスICを統合したTDDI技術を採用したインセルフルラミネート加工で構成されており、正確な駆動、高精細化、低消費電力化、駆動回路の複雑化の低減を実現しています。
TECLAST T50HDは、カメラに宇宙をイメージした最新のオーラリングデザインを採用し、高級感溢れる見た目です。
また、第三世代の隠しアンテナ設計を採用しており、より薄型軽量化を実現し真のフルメタルデザインになっただけでなく、ハイエンドのバッテリー管理回路基板により耐久性も高めています。
わずか7.8mmの薄型ボディーを採用し、カメラの突起は若干あるものの全体的にスリムな印象。
スピーカーは、両サイドに1つずつ、合計2基を搭載しています。
カメラ部分を拡大してみました。13MP OmniVision+0.1MPのAI補助カメラという構成で、フラッシュも搭載しており、低照度にも強いです。
リングデザインでカメラ部はしっかり保護されています。デスクに置いた際に力強く上から押すと、カメラ部分を軸に多少カタカタしますが、通常のタッチ操作では気にならない程度です。
フロントカメラは、8MP OmniVisionを搭載。ベゼル内に格納されており、すっきりとしたデザインです。
自撮りに嬉しいAI美顔加工などもついており、またGoogle Meetなどでは8MPの映像は、粗が目立たずでもしっかり顔が明るく映る絶妙な塩梅です!
また、このカメラは顔認証ロック解除に対応しており、のぞき込みながら電源ボタンを押すだけで即座にロック解除されます。
右下角には、3.5mmイヤホンジャックを搭載します。角にポートが配置されていますが、差し込みは横方向に垂直なので、イヤホンを差し込んだ状態でデスクに置いて利用する際に干渉する事はありません。
TECLAST T50HDのディスプレイ性能
WUXGA解像度、16:10の黄金比率
TECLAST T50HDの11インチのディスプレイは、1920×1200p WUXGA解像度、アスペクト比16:10 の黄金比率を備えます。
1920×1080pのFHD解像度よりも縦長/横長になり、縦表示でニュースの閲覧、横表示でExcelの表の閲覧や画面分割など、表示領域が広くなって見やすくなります。
また、画面密度は186 PPIを備えており、画面を分割して小さな文字を表示してもドットの粗さは目立ちません。画面分割は、半分だけでなく、1/3と2/3にも対応しており使いやすいです。
更に、TÜV SÜD低ブルーライト認証を受けており、低照度で目を労わる夜間モード、読書に最適な読むモード、集中力をあげるダークモードに加え、画面の明るさを自由に調節できる機能も搭載し、スライドメニューから簡単にワンタッチで操作できます。
TECLAST T50HDは、178度の広い視野角を持つIPS液晶を採用するほか、T-Color 3.0機能も搭載しており、とても高精細な発色で色鮮やかです。
解像度は2Kに近いのに、この程度の写真ならば拡大してもドットの粗さは目立たずとてもきれい。
夜景などは暗い表示の場合は、IPS液晶による影の映り込みなどは多少ありますが、こちらも明暗がはっきりしており高精細な表示です。
タッチサンプリングレートは120Hzとなりますが、この程度の遅れはありますので、高速で手を動かさないといけないようなゲームなどにはあまり向いていません。
しかし、コンテンツ表示時のタッチや、フリック入力ではもたつきなどは感じず、正確なタッチ操作が可能です。
widevine L1はNetflixにも対応
TECLAST T50HDは、widevine L1に対応しており、動画ストリーミング再生で、HD高画質再生を選択できます。
写真はAmazonプライムビデオの再生画面になりますが、11インチの大画面での1080p再生はとてもきれいな映像です。このサイズになると720pは物足りなくなるので嬉しい仕様。
こちらは、Netflixのスクリーンショットになりますが、アプリの再生仕様で確認したところ、widevine L1でFull HDまで再生可能という表示でした。UHDのプランではないのでそこまで確認できていませんが、TECLAST T50HDはWUXGA解像度なのでフルHDまでで充分かと思います。
TECLAST T50HDのパフォーマンスと性能
TECLAST T50HDは、最大動作周波数1.6GHzで動作するA75コア2つと電力効率に優れたA55コア6つで構成された12㎚プロセスの Unisoc T606 オクタコアプロセッサを搭載します。
エントリーモデルによく搭載されるCPUにはなりますが、ネットサーフィンなどをする際にもたつきを感じるなどはなく、ヘビーなゲームをしない人には十分な性能と言えます。
下記の結果は、メモリは最大の14GBまで拡張された状態でテストしています。(メモリ拡張機能は、設定のシステムから2GB刻みで最大8GBまで拡張させることができますが、デフォルトで8GBの拡張機能は解放されており、最大の14GBになっています)
Antutuベンチマーク/GeekBench 5/Google Octane 2.0
- AntutuベンチマークV10で、総合性能281,945点、CPU性能81,125点、GPU性能23,415点。
スコアは安定しており、同SoCで比較しても、総合性能・CPU性能は高めですが、GPU性能は若干弱め。ゲーム性能はあまり高くはない事になります。 - GeekBench 5:Single-Core Score 309点、Multi-Core Score 1,257点、OpenCL Score 519点
スコアは安定しており、同SoCで比較しても、パフォーマンスは高めで優秀です。 - Google Octane 2.0:Octane Score 2,147点、Multi Core Score 46,480点
同SoC搭載機と比較して多少低めに出ていますが、気になるほどではありません。▼クリックで結果の詳細を表示する
スコアのばらつきがきになるところではありますが、スコア計測中にスリープ移行してしまったからかもしれません。スリープ設定を外して測定した場合は、安定して同程度のスコア連発になったので、おそらく上2枚が正常なスコアとなります。
各種ベンチマークを比較しても、CPUパフォーマンスは高めで、同じUnisoc T606搭載機でもサクサク動いて快適度が高いと言えます。
パフォーマンステスト
ストレージはeMMCなので、このスコアは平均的かと思います。
ゲーム性能的には、PUBGではHDで高を選択できるなど、そこそこ遊べる性能を備えています。原神などのヘビー級ゲームには不向きですが、パズルゲームなども問題なく遊べます。
TECLAST T50HDの特筆すべき機能や特長
Android 14 OS搭載
TECLAST T50HDは、最新のOSであるAndroid 14を搭載します。このOSは、画面分割とタスクバーによる生産性の向上のほか、テーマや壁紙などのカスタマイズ性、ピンチ操作によるズームやアプリ全体の拡大などの視野性、セキュリティー機能も向上しています。
更に、アプリのデータ権限に関する通知を、前もって分かりやすく表示する事により、アプリがカメラやマイクや位置情報にアクセスする事を拒否したりする設定が誰にでも簡単に操作できるほか、パスコードロックも6桁まで設定できよりプライバシー保護が確固になりました。
前世代から引き継いだ、豊富なウィジェット機能、画面分割機能、3本指スクリーンショット機能、Dockバーなども健在です。
OS自体は、素のAndroidに近く癖が無く使いやすいです。また、OSサイズも小さくシステムに必要なスペースは9.6GBで、沢山の空き容量があります。プリインストールアプリも最小にとどまっており、不要なアプリが入っていないのが良いです。
MIUIなどでは削減されてしまう機能である、交流の通知機能。動画などを再生している場面でも、通知受信時にアプリアイコンではなく、誰からのメッセージなのかを表示できるのがとっても便利!Discordでも個別に音も変えられます。
またアプリクローンにも対応しています。ただ、全てのアプリに対応しているわけではなく、私が確認取れたのはFacebookだけです。Instagramには、TECLAST T50HD自体が対応していないなどの難点もありますが、その際はプラウザログインで対応は可能です。
アプリクローンに対応していなかったのは、Line、Discord、Meet、Signal、Skype、Telegram、X、Zoomまでは確かめました。このクローン機能はあまり使えなさそうです。
しかしながら、Google内蔵の「Family Link」とシームレスに連動する事で、広範囲なペアレンタルコントロールが可能で、Google Playのアプリ認証やコンテンツフィルタなどに制限をかける事ができるので、子供にも安心して使わせられるので安心です。
Android 14のパラレルビュー機能は、曲の再生画面を表示しながら、次に再生する曲を選ぶ事もできてとても便利!
YOUBUBEなどのライブ配信も、コメント見ながら視聴するなら、やはりタブレットの大画面が快適ですね。
カメラ性能
TECLAST T50HDは、前面に8MP OmniVisionカメラを、背面には13MP OmniVision + 0.1MPデュアルカメラを搭載します。
AIビューティー機能を搭載しているので、美肌加工をONにしてみましたが、とても自然な感じです。
手持ち撮影で免許証の裏を接写してみましたが、詳細に撮影できています。
物撮りの接写もかなり優秀。
あまり情報量がない写真ですが、高解像度で撮影できており、タブレットしての用途は充分に満たすと思います。
バッテリー性能
TECLAST T50HDは、8000mAhの大容量バッテリーを搭載します。
輝度50%・音量50%で動画を3時間再生したところ、残り残量約65%でした。公式によるバッテリー性能の説明で、動画再生9.5時間、ネットサーフィン7.5時間、音楽再生15時間、ゲーム9時間、読書14時間、通話12時間との事ですが、丁度そのぐらいになる計算です。
バッテリーセーバーを起動せずとも待機電力はさほど高くなく、スタンバイも長時間可能。このバッテリー性能ならば、ほぼ1日中遊べる容量と言えるでしょう。
デュアルスピーカー搭載
TECLAST T50HDは、ディスプレイに関してはフラッグシップ性能なのですが、スピーカーに関しては2基のみの搭載となります。
ここが少し残念な点にはなりますが、最大音量はうるさく感じる程にパワフルな音量です。また、再生音は、クリアで臨場感はあります。立体音響などを再生した際、左右のバランスはとてもよく、広がりのある音場です。
Bluetoothバージョンは5.0に対応していますが、コーデックがSBC(44.1kHz/16ビット)のみの対応でした。この仕様は多少残念ですが、いい音で聴きたい場合は有線接続が可能です。
FMラジオ対応
TECLAST T50HDは、FMラジオに対応します。イヤホンポートに有線イヤホンを挿し込む事でアンテナ化するので、イヤホンの接続が必須ですが、スピーカーからラジオの音声を再生する事も可能です。
周波数は、76.0MHz~108MHzまでに対応し、Nextをタップするだけで自動でチャンネルを合わせてくれます。福岡の場合は、お昼の2時台で4局受信しました。更に、再生しているラジオの録音も可能です。
高性能なGPSを搭載でカーナビ替わりに
実際に試す機会が取れず自宅での撮影となってしまいましたが、TECLAST T50HDは、GPS+B1C+GLONASS+Galileoの4大衛星測位システムに加えて、A-GPSにも対応しており、正確な位置情報の取得が可能です。
11インチの大画面を活かして、カーナビ替わりの利用が可能です。
TECLAST T50HDのレビュー総括
TECLAST T50HDは、ディスプレイ性能が非常によく、widevine L1はNetflixでもL1で認識されており、FHD画質までの再生が可能です。また、TÜV SÜD低ブルーライト認証つきで、長時間の閲覧でも目を労わって楽しむことができます。
CPU性能的には、ゲームには不向きとはなりますが、簡単なパズルゲームやPUBGあたりぐらいまでなら楽しめる性能で、ネットショッピングや閲覧、メールや書類の編集などのマルチタスク作業、日常使いには充分すぎるほど快適に動作します。
またバッテリー性能も高く、スタンバイ時の低電力、操作時の消費電力の低さも相まって、観るという行為に利用するタブレットとしてはかなり優秀だと思います。4G LTEにも対応し、ノートパソコン代わりのモバイル用途にもおすすめです!
TECLAST T50HDの割引クーポンとセール情報
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