BL8800とBL8800 Proの違い

Blackview BL8800とBlackview BL8800 Proの違いは、リアカメラの構成一点のみとなります。Blackview BL8800は暗視カメラを搭載しており、Blackview BL8800 Proはサーマルカメラを搭載しています。

また、水中での撮影を可能にする水中カメラモードは、BL8800シリーズのもうひとつの特徴です。HDR、ウルトラワイドなど、人気の高いカメラ機能をフル装備しており、タフネススマホに搭載のカメラとしては贅沢なカメラ構成です。

BL8800：50MP(メイン)+8MP(117°超広角)+2M(深度)+20M(赤外線暗視カメラ)
BL8800 Pro：50MP(メイン)+5MP(サーマルアシスタント)+2MP(深度), Thermal Imaging Camera

という構成になっており、どちらもメインカメラは50MPの高画素になりますが、BL8800はクアッドカメラ、BL8800 Proはトリプルカメラです。また、BL8800シリーズのカメラは、iPhone 13を凌駕するカメラと公式が自信をもって言及しています！笑

一般的なスマホカメラのナイトモードでは、自ら発光する星や月やイルミネーションなどを低照度でもクリアに撮影できるというのが売りとなりますが、Blackview BL8800に搭載の暗視カメラは、光源の一切ない真っ暗闇の世界をフラッシュ無しで鮮明に撮影する事ができます。

アウトドア派の人で野生動物の夜間の様子などを撮影したい場合や、フラッシュや懐中電灯を使いにくい環境で足元や進行方向の安全を確認したい場合などに便利に使えます。白黒ではありますが、驚く程くっきり鮮明に映し出され、リアルタイムにスマホで確認も可能なのでとっても面白いですよ。

またBL8800 Proに搭載のサーマルカメラは、昼でも夜でも関係なく、赤外線技術で熱源を撮影する事が可能です。電気検査から配管の問題まで、あらゆるトラブルシューティングの強力なツールとしても機能します。

幅広く使えそうなカメラはBlackview BL8800の方になりそうですが、熱源の詳細を撮影できるという珍しいカメラを搭載しているのはBlackview BL8800 Proの方になります。アウトドア派の人は、どっちにするか悩んでしまいそうですね！笑

ディスプレイ

6.58インチのディスプレイはフロントカメラを中央に配置した水滴型ノッチを採用。FHD+解像度（2408×1080）、画面占有率85%、18：8のアスペクト比をもち、画面密度は400PPIと高画質で、ドットの粗さは肉眼では確認できないレベルです。明るさも480nitsと充分。

またSIMスロットの下にはカスタムキーを搭載しており、良く使うアプリをカスタムして割り当てる事が可能です。生体認証は反対側の側面に電源ボタンと一体型の指紋認証センサーを搭載しています。

CPU・メモリ容量

Blackview BL8800シリーズに搭載のCPUは、MediaTek Dimensity 700を採用しており、Blackview BL8800の製品ページには、351,244点とあるので、おそらくV9でのAntutuベンチマークスコアの総合得点ではないかと思います。

一般的には、MediaTek Dimensity 700のAntutuベンチマークスコアは、V9において総合性能361,308点、CPU性能105,887点、GPU性能82,423点とされており、ミドルレンジ上位クラスの性能となります。若干GPU性能の低さが見られるのでゲームに関しては軽いゲーム向きとはなりますが、日常使いにおいては特に不満なく使えると予想します。

またメモリは8GB LPDDR4X、ストレージは128GB UFS2.1を搭載し、アップロード、ダウンロード、ストリーミング、ゲームなど、あらゆる操作をより速く行えるようになりました。

OSはAndroid 11をベースにした新しいDoke OS 3.0を搭載し、よりスマートで、より高速で直観的な操作が可能です。また、ネットワークは5Gにも対応しており、高速な通信が可能です。

液体冷却システム搭載

BL8800シリーズは、デバイス全体で最大8.5°CのCPU温度を下げる3D銅パイプ液体冷却テクノロジーを採用。9400㎟のグラファイトフレークと2300㎟のベイパーチャンバーの銅パイプで、ゲームなどCPUに高負荷を与える作業時の発熱を強力に低減します。

バッテリー・充電機能

Blackview BL8800とBlackview BL8800 Proは、ともに8380mAhの大容量バッテリーを搭載で、スタンバイタイムは720時間。12時間の動画再生、10時間のゲーム、34時間の音楽再生、17時間のウェブ閲覧などたっぷり使っても1日中利用可能なバッテリーサイズで、ライト使用ならば約2日は持つとされています。

また充電機能は33Wの急速充電に対応しており、約1.5時間で8380mAhもの巨大なバッテリーをフル充電する事が可能です。またこの大容量のバッテリーはリバースチャージにも対応しており、外出先でイヤホンなど他のデバイスに給電してあげる事が可能です。

IP68＆IP69KとMIL-STD-810Hをクリアしたタフネス性能

Blackview BL8800とBlackview BL8800 Proは、どちらも業界最高水準の防水規格「IP68＆IP69K」と軍事規格「MIL-STD-810H」をクリアしています。

水中最大深度1.5mまで30分間浸水可能、高さ1.5mからの落下にも耐えられるというタフなボディーで、ジップロックに入れたりする手間が無くそのままの状態でお風呂用スマホとしても利用が可能です。汚れたら洗えるので、今のコロナ渦での利用でも安心ですね。

さらに、手袋をしたまま作業できる「グローブモード」を搭載しているので、冬山や炊事中などさまざまな環境でも手袋を外すという面倒な動作を省いて操作可能です。

その他、タフネススマホならではの機能として、コンパスや気圧計や騒音レベルを測れるツール機能や、高性能なGPSやNFCなども搭載しています。