SIMGOT EM2 ハイレゾイヤホンレビュー リケーブル可能で高音質、コスパ良好です!
高級イヤホンの部類ではまずまずのお手頃価格になる12,800円なのに、リケーブル可能でハイレゾ対応なイヤホン『SIMGOT EM2』のレビューです。
イヤホン沼にハマっておられる方はリケーブルができるイヤホンが好きと聞きましたが、そのような方におすすめのイヤホンです。このイヤホンをレビューした事をきっかけに私も沼に落ちそうです。
私はこの手のマニアック向けのイヤホンは初めてで、全然詳しくないのでどこを写したら良いのか分からなくて写真多めのレビューになりますw
SIMGOT EM2のスペック詳細
まずはSIMGOTの公式ページより抜粋させて頂いたSIMGOT EM2のスペックの紹介からさせて頂きますね。公式ページには『ハイレゾ・オーディオ』認証の証明書も記載されておりますので、是非公式ページも見てみてください。
SIMGOT EM2モニターヘッドホンは、同社のEN700PRO搭載のダイナミックドライバー1基とバランスドドライバー(Knowles RAF-32873)1基を搭載したハイブリッド型のイヤホンです。
カラーはパープル・グリーン・ピンク・クリア・クリアブラックの5色展開で、私が今回紹介しているのはクリアになります。全てスケルトンデザインで、高級感溢れる見た目も素敵です。ジュエリーみたいな雰囲気で女性受け良さそう。私は見た目に一目ぼれしました!
ダイナミック型のコアドライバーは、EN700シリーズの最上位モデルのEN700PROにも搭載されている高分子複合チタンコート振動版採用の強磁力ドライバーを搭載しています。
再生周波数15Hz~40kHzと幅広い音域に対応で、臨場感のある生き生きとした音を鳴らしてくれます。
もう1つのドライバーは、Knowles社のフルレンジBAドライバーRAF-32873を搭載。
このドライバーはダイナミックドライバーと同様の原理による底部のチューニングベントと一定の通気量を持つチューニンググロスを備えるとのこと。
低音の量感と質はダイナミック型のような自然な心地よさを、中高音域はバランスド・アーマチュア型ならではの美しさ、高いトランジェントなどを特徴とします。
またこのKnowles製のRAF-32873ドライバーのチューニングベントは、従来のように2種類のドライバーを周波数で分割する事なく並列に接続し、各ドライバーのインピーダンスと出力バランスを調整したパラレル型のハイブリット方式になります。
SIMGOT EM2実機レビュー
それではさっそく実機レビューの方に移りたいと思います。
写真はクリックで拡大できますので、詳細の確認がしたい方はクリックしてみてくださいね。もしここをもっと見たいみたいなリクエストとかがありましたらコメント欄に遠慮なくどうぞ。
ハイレゾマークが神々しいですね。Amazon直送になる為、箱はとてもキレイでした。この上にビニールがかけられていて、とても清潔感がある梱包でした。
箱が角落ちしているように見えるのは、私のせいです。これは後から撮影した写真で、箱は少し雑に扱ってしまいました。
箱の背面には仕様などが記載されています。
箱も中身もさすが1万オーバーという風格です。
箱の中には、革製のモバイル用のケース、その中にイヤーピース2種、2pinコネクタのコード、イヤホン、取り扱い説明書と保証書となっておりました。
コネクタ部にはしっかりカバーもしてあります。
ケースの背面ににはロゴが刻印されています。ソフトな質感の革製で、イヤホンを安全に持ち運ぶのに良さそうです。
ケースの内側は柔らかい素材になっており、イヤホンを傷から保護してくれます。蓋はマグネット式で開閉もしやすかったです。
ケースの中に入っていたイヤーピース2種です。イヤーピース1つは既に装着している状態の写真ですが、それぞれ3サイズ展開になります。
左のⅠの方は、開口径が太く短くなっており、高音と中音が心地よく聞こえる高域強調型のイヤーピースとなります。解像度と透過性を高め、より透明感のある自然な音になります。
右のⅡの方は、開口径が細く長くなっており、低音を増強するバランス型のイヤーピースになります。聴き取りやすく歯擦音を抑え、落ち着いた厚みのある音になります。
イヤーピースによって音の印象が変わるのも面白いですね。今まで付け心地でしか選んだことがなくて、イヤーピースの形状で音がこんなにも変わると初めて知りました。イヤホンの世界って深いんですね。
気分や音楽によってイヤーピースを交換して、1本のイヤホンでも違う雰囲気を楽しめるのは素晴らしいと思いました。
コードをまとめる事ができるマジックテープ式のバンドも付属します。説明書と一緒についていたカードにQRコードが記載されており、登録する事で保証期間を延長する事ができます。この紙を取る前に是非登録を。
ハイグレードの4芯銀メッキ混合編線のケーブル。キレイに編み込まれていて美しいです。プラグ部には400Dケブラー被覆を採用しており、断線を防いでくれます。ケーブルには太さがあるので絡みにくく快適に利用できます。
イヤホン部。イヤーピースをつける部分はスチールの網で覆われており、清潔感があります。強度も良さそう。
クリアに銀色の刻印なので写真では見づらいですが、イヤーピースをつけている側のイヤホンの2pinを挿すところの少し下にRの刻印があります。これは左右ともに入っています。
ケーブルにもLとRの刻印があります。写真では分かりにくいですが、上になっている方にLの刻印が見えます。プリントではなく凹凸になっている為経年劣化してもLとRの文字が消えることがないのが良いですね。
またイヤホンに接続する時にピンの破損を防ぐ保護ガイドがついています。穴を合わせて垂直に挿しこむだけで簡単に接続できたので、取り扱いに神経質にならなくて良いのもイヤホン入門レベルの私にはありがたかったです。
ケーブルは0.78㎜ 2pin端子です。リケーブルしたい方はqdcタイプのケーブルを選んで交換する事で音の変化が楽しめるそうですよ。
こちらがイヤホン側の差込口になります。どの角度から見てもうっとりしちゃう外見ですよね。
イヤホンを組み立てたところです。耳に沿うように装着するSHURE掛けになります。SHURE掛けなので、服に擦れたりする時の摩擦音がなく音楽に集中できます。
SHURE掛けになる部分はわりとしっかり癖がついているのですが、イヤーピースも耳に沿う部分も自然にフィットしてくれるので、眼鏡の上から作業中に8時間とかずっとつけてても痛くなるような事もありませんでした。
音漏れに関しては、音量によるのかもしれませんが、通常の音量でしたら私は感じませんでした。カナル型なので遮音性もあります。
今までマイク付きじゃないイヤホンなんか必要ないって思って生きてきましたけど、EM2を使って価値観変わりました。音楽を聴く事に特化されたイヤホンはめちゃくちゃ高音質ですね。
同価格帯のハイレゾイヤホンと比較すると、音が豊富でひとつひとつが際立って聴こえる印象です。比較対象が何年も前に購入したイヤホンなので技術が進化したというのもあるのかもしれませんが、今まではハイレゾイヤホンってフラットな印象でしたがEM2はメリハリがあるように感じました。
EM2は女性のヴォーカルに定評があるのでスマホに入れてる女性ヴォーカルの曲を聴いてみましたが、ヴォーカルが強調されて歌声がとても近く感じました。とくに女性のバラードを聴くと感動しますね。スマホ+DAPでも十分いい音ですが、PC+DAPの24bitの環境でハイレゾ録音されたクラッシックなどを再生した場合は一段と中高音のキレイさが際立ちます。
低音に関しては主張はしませんが、心地よいしっかりとした厚みのある低音で、少し音量を少し上げるとベース音に迫力が増してPOPなどの曲も楽しめます。EM2はイヤホン玄人さんからの感想もコスパ高いと評判ですが、初心者の私でもなるほど!と思える高音質でした。
EM2の高音質に触発されて普段からもっと良い音が聴きたくなってうっかりウォークマンのストリーミングができるやつ買っちゃいました。次はリケーブルという具合に沼に落ちていくのでしょうね。新しい趣味を見つける事ができたので、EM2のレビューの機会を与えてくださったSIMGOT様には感謝です!
SIMGOT EM2はAmazonから購入可能です
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