FC2からwordpressへ引っ越し 無料でリダイレクトする方法
FC2の有料プランを利用して、wordpressブログなどに301リダイレクトの設定をする事が可能ですが、この記事ではそのFC2の有料プランを利用せず、htmlの編集のみで無料で302リダイレクトする方法を書きたいと思います。
有料プランを利用した301リダイレクトをしたい方はこちらの記事にやり方を書いています。
⇒FC2ブログ独自ドメインを有料プランで301リダイレクトする方法
FC2からwordpressへのリダイレクト方法は、色々あると思いますが、ここに書いているのは私が実際に行って失敗から学んで1番スマートだと考える方法のまとめになります。この方法は2016年1月4日時点で確認した時点ではリダイレクト有効です。
FC2の有料プランを利用せずに、htmlを編集する事で、無料でwordpressへリダイレクトさせる方法を、順番通りに書きますので、上から順に見ていってください。
流れが分かっている人は飛ばしても結構ですが、結構順番大事です。
FC2有料プランを使用して引っ越しする時の注意点と手順まとめ
FC2ブログからデータのエクスポート
まずは、今あるFC2ブログのデータのエクスポートをします。
「ツール」の「データバックアップ」の「エクスポート」の欄にある「全ての記事」の右横の「ダウンロード」をクリックすると全てダウンロードできます。
膨大な記事の量がある人は、月ごとなどにして、少しずつ確認しながらでも良いと思いますが、私は2000件越えのデータを一気にダウンロードしてwordpressへアップロードしました。
回線がwimaxの為、何度か失敗したりしたので、光回線とかの高速回線じゃない人は少しずつやった方がいいかも。
結果的には深夜の空いてる時間に一気にアップロードできたけど。
画像はFC2のサーバーを参照したままになるので、FC2ブログは退会しないでください。
(最終的にすべての記事を下書き保存にしても、画像をFC2サーバーから削除しなければ永遠に表示は可能です)
ちなみに私はまだ1年半ぐらい経過してるのに、過去記事を編集する暇がなくてFC2サーバーを参照させてる状態ですw
独自ドメインの取得とレンタルサーバーの契約
次に、独自ドメインとwordpressを運営する為のレンタルサーバーを契約します。
私はFC2の有料プランを使ったリダイレクトを先にやったので、FC2で取得しましたが、この無料でやる方法ならどこでドメインを取っても大丈夫です。
レンタルサーバーのおすすめは、私も使っているwordpressの運営に特化した「wpXレンタルサーバー」です。
wpXサーバーはwordpressしかできないけど、wordpressの設定しかないので、wordpressがよくわからない人でも簡単に使いこなすことができるからです。月額千円で価格も安めで、独自のキャッシュシステムで高速表示が可能になります。
次におすすめなのは、アフィリエイターの方などで沢山のブログを作ったりホームページを作ったりと、自由度が高くなる「エックスサーバー」です。
wpXサーバーと母体も一緒だし、基本的なサービスも月額料金の千円というのもほぼ一緒なのですが、wordpress以外のホームページなどを利用できるため選択肢の幅が広がります。
基本的にこの2つのどちらかがおすすめなのですが、決めてはwordpressにしか興味がないかどうかですかね。
私はwordpressにしか興味がないのと、独自のキャッシュシステムで高速表示を可能にしてくれるという点に惹かれてwpXサーバーを契約し、ずーっと使っていますが今のところ不具合などないので満足してます。
ここで番外編ですが、wordpressを運営するにあたってテンプレート選びも重要です。
見た目の華やかさだけでなく、正確なhtml構造であるかどうかなど、無料のテンプレートにはそれが求められない為、私はあえて有料テンプレートを購入して、自分でカスタマイズをしなくていいように時間をお金で買いました。
まだwordpressに引っ越ししたばかりでphpなどを編集する技術もないし、ちょっと間違えば画面真っ白になってしまうので、そういったトラブル時のサポートフォーラムがしっかりある有料テンプレートはなんと言っても心強いです。
このテンプレートは、wordpress利用者の間では絶大な人気があるテンプレートなので、私のブログ以外でも利用している人を見たことある人多いと思うのですが、24000円もするので私は清水台から飛び降りる覚悟で購入したのですが、なんと今なら「お名前.com」とセット販売で購入すれば、18000円で購入する事ができます。
変な話、1ケ月分の1300円を払えば、6000円引きで買えるということになるんですよね。サーバー使わなくて1ヵ月で解約するとしたら、直販で買うより4700円お得になります。
そのテンプレートの詳細は書くと長くなるので、「ここ」をクリック!
なぜそんなに人気なのかは、さっきのテンプレートの詳細を見て頂ければだいたい想像つくと思いますが、「SEO対策がしっかりされていて、検索結果で上位化しやすいから」もうこの一言につきますね。
まずあなたがこのページに来たのも、私がこのテンプレートを使ってうまく上位化しているからこそだと思います。それがこの高額な値段を出す意味です!w
wordpressをリダイレクトする前に、一度レンタルサーバー上でリダイレクト発動前に編集する必要があるので、お名前.com上で編集して、気に入ればそのまま契約維持、気に入らなければ他社レンタルサーバーへデータの移動とすれば、最低利用期間3ヶ月(うち2ヵ月は無料)で3ヶ月もかけてデータを編集することができます。wpXやXサーバーは、無料お試し2週間とシビアです。そして、このデータの移動はボタン一つなのでカナリ簡単にできます。
つまりは3ヶ月1300円で、この私も利用している素敵テンプレートが6000円もお得に購入できてwinwinみたいな。
しかも今なら独自ドメイン1年無料などのサービスもあるので、価格面で最もお得なお名前.comも選択肢に入れてもいいのではないかと思います。
レンタルサーバーへのwordpressとFC2データーのインポート
前の章で契約したレンタルサーバーへ、wordpressをインストールします。
wordpressのインストール方法は、レンタルサーバーごとにやり方が違うので割愛しますが、wpXはボタン1つだったし、お名前.comもコントロールパネルが使いやすいとか安心・充実のサポートとか書いてあるので難しかったらサポートに聞けばいいので安心です。
wordpressへFC2のデータをインポートするのは、レンタルサーバーの管理画面からではなく、wordpressへログインした後に、wordpress上のダッシュボードで行います。
ツールのインポートをクリックし、「Movable Type and TypePad」を有効にして、「自分のコンピューターからファイルを選択する」からインポートしたいFC2のファイルを選択して「ファイルをアップロードしてインポート」をクリックしますと、FC2のデータをインポートできます。
ここからが本番!
fc2からスマートにリダイレクトできるように、パーマリンクというURLをFC2と揃える作業に没頭します。
写真の編集なんかはしなくともFC2のサーバーを参照してくれるので大丈夫なんですが、URLを揃える作業が大事です。
個別記事・カテゴリページ・タグページ、それぞれのパーマリンクを揃える必要があります。
FC2ブログURLとwordpressのパーマリンクを揃える
実際インストールをやれば分かると思うけど、wordpressのパーマリンクを、/blog-entry-%post_id%.htmlにして、IDがぴっちり揃うのは至難の業です。
まずwordpressに何の変更も与えずにFC2のデータをインストールした場合、wordppressのentry-4になるのが、FC2のentry-1になります。
hello worldとかが入ってるのが原因なのか、ゴミ箱からも完全消去してもなぜかエントリーナンバーがズレてしまうので、FC2のエントリー1~3を犠牲にしても良い人は、FC2のエクスポートしたデータのエントリーを初めから3つ削除すると、wordpress-entry4=FC2-entry4になるので、URLがそろう可能性はあります。
ですが、私の場合は、途中で下書き保存していた分を後から公開した物とかがあり、wordpressにそのままインストールした際、その分もエントリーナンバーにずれが生じました。
下書き保存して後から公開した記事がエントリーナンバー3だったとしたら、FC2からエクスポートしたデータは1.2.4.5.3.6みたいに日付順に並んでおり、更にそこに欠番があったりしたら歯抜け状態で話にもなりません。
せっかくFC2の有料プランを使って301リダイレクトするのに、内容の違う記事にリダイレクトさせてたら、ページの評価が移るどころじゃありませんよね。
こういう場合の対処法としては、私もやった方法ですが、wordpressのダッシュボードの設定で、パーマリンクの設定を/%postname%.htmlに設定してFC2のデータをインポートします。
そして、エントリー名を/blog-entry-○○.htmlという風に自分で一つ一つ書き換えます。
/blog-entry-.htmlをコピペして、FC2のデータと照らしあわせながら、.htmlの前に数字を入れて1つ1つ書き換えました。2000個ほどw
ですが、書き換え時は、wordpressのクイック編集を使えば、スラッグ(パーマリンクの書き換えるべき部分)だけ簡単に書き換えられますので、大変は大変だけどそこまで大変ではありません。
htmlの番号は、fc2の管理画面で記事の管理を見て、日付の横の#を押したら、html番号が表示されるのでそれを利用すると便利です。
カテゴリは、wordpressのリディレクションというプラグインを使って、htmlナンバーのズレを解消しました。
カテゴリのパーマリンクは、後で自分で任意で設定するので、特に設定しません。
カテゴリが数百ある人はこの作業も大変だと思いますが、私は20個ぐらいだったので、fc2ブログから完全に移行した後に、wordpressのプラグインのリディレクションでパーマリンクを揃えました。
リディレクションでカテゴリのURLを合わせるのは、FC2側から吐き出されたURL(wordpress表示では404エラーになっているURL)を拾って、新しいカテゴリhtmlにリダイレクトの設定をするとものの数分で設定できます。
これでwordpressのインポート設定は完了です。
テンプレートなんかを自分好みに設定し、読者さんを呼びこんでも良い状態になっているのを確認したら、次はFC2の設定に戻ってFC2のhtmlへリダイレクトのコードを記入して、ここからがFC2からwordpressへの旅立ちになります。
FC2のhtmlを編集してwordpressへダイレクト発動
FC2ブログをwordpressへリダイレクトさせるPC用コード
以下のコードをFC2ブログのhtmlに書き加えます。
場所はheadのmetaコードの下あたりに、適当に挿入してください。
<!–topentry–>
<link rel="canonical" href="//ABC.com/blog-entry-<%pno>.html">
<meta <!–index_area–><!–/index_area–> http-equiv="refresh" content="1;URL=//ABC.com/blog-entry-<%pno>.html">
<!–/topentry–>
<!–/permanent_area–>
<!–category_area–>
<!–topentry–>
<link rel="canonical" href="//ABC.com/blog-category-<%cno>.html">
<meta <!–index_area–><!–/index_area–> http-equiv="refresh" content="1;URL=//ABC.com/blog-category-<%cno>.html">
<!–/topentry–>
<!–/category_area–>
<!–not_permanent_area–>
<link rel="canonical" href="//ABC.com/">
<meta <!–index_area–><!–/index_area–> http-equiv="refresh" content="1;URL=//ABC.com"/>
<!–/not_permanent_area–>
<!–topentry–>
<!–permanent_area–>
<script language="javascript">
<!?
function autoLink()
{
location.href="//ABC.com/blog-entry-<%pno>.html";
}
setTimeout("autoLink()",1);
// ?>
</script>
<!–/permanent_area–>
<!–/topentry–>
<meta name="Robots" content="noindex">
です。
//ABC.com/blog-entry-<%pno>.htmlというのは私の設定です。
私の過去記事と全く同じパーマリンクを指定して使っている人は一緒で大丈夫ですが、それぞれの環境で書き換えて下さいね。
FC2ブログをwordpressへリダイレクトさせるスマホ用のコード
次はスマホ用のコードです。
実は有料プランではiPhoneからのアクセスは個別ページにリダイレクトされずに、新ドメイントップページにリダイレクトされるという不具合でていたのですが、このコードを書いての302リダイレクトでは、スマホでのアクセスもちゃんと個別ページに送ることができるんですよ!
<!–topentry–>
<link rel=”canonical” href=”//ABC.com/blog-entry-<%pno>.html” />
<meta <!–index_area–><!–/index_area–> http-equiv=”refresh” content=”0;URL=//ABC.com/blog-entry-<%pno>.html” />
<!–/topentry–>
<!–/permanent_area–>
<!–not_permanent_area–>
<link rel=”canonical” href=”//ABC.com”/>
<meta <!–index_area–><!–/index_area–> http-equiv=”refresh” content=”0;URL=//ABC.com” />
<!–/not_permanent_area–>
<!–permanent_area–>
<!–topentry–>
<SCRIPT LANGUAGE=”JavaScript”>
<!?
function autoLink()
{
location.href=”//ABC.com/blog-entry-<%pno>.html”;
}
setTimeout(“autoLink()”,0);
// ?>
</SCRIPT>
<!–/topentry–>
<!–/permanent_area–>
これをPC版と同様にhead内のmetaのすぐ下あたりに書きくわえれば、個別ページにちゃんとジャンプするはずです。
FC2ブログからwordpressへのリダイレクト結果まとめ
結果から言いますと、リダイレクトはうまくいきました。
約半年間有料プランで301リダイレクトさせたのですが、この最終的な結果はおそらく無料でやった302リダイレクトのみでも変わらないと思います。
今は301リダイレクトも302リダイレクトも同じ扱いをするとGOOGLE先生から発表があったようですので。
私のケースは半年間有料プランでリダイレクトした後、fc2ブログの方を元のfc2のURLに戻しcanonicalを書いて更に半年後fc2.comのインデックスがgoogleの検索結果から消えたので、FC2ブログの記事を全て下書保存にして、fc2からwordpressブログへの移行を完結ということにしました。
FC2ブログを下書き保存にしても、独自ドメインで運営している新しいwordpressブログへのアクセス自体は変わらなかったので、検索結果に表示される独自ドメインへのリダイレクトは成功したと思っています。
他にもFC2ブログからwordpressへブログを引っ越しした際にやった設定をまとめた記事がありますので、参考までにURLを貼っておきます。
私がブログを移行したのが2014年11月の話で、その後、1度リダイレクトができなくなったので、FC2の新コードに変更して記載のリダイレクトコードは新しいものに書き換えしました。
ちなみに本日2016年1月4日に確認した際は、上記のFC2のリダイレクトコードは生きています。
FC2さんはちょいちょいtop entryなどのコードを変更するようなので、FC2リダイレクトを卒業した私の情報はここまでになりますが、これらの記事がこれからFC2を卒業する人のヒントになればいいなと思っています。
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