OnePlusのHydrogenOS(H2OS)をOxygenOSへ簡単に焼きかえる方法(Oneplus7Pro版)
OnePlusのHydrogenOSをOxygenOSに焼きかえる方法です。
今回はBanggood様からサンプル提供頂いたOnePlus 7 Pro CNバージョンを使って、HydrogenOSをOxygenOSに焼きかえる方法を説明したいと思います。
OxygenOSへの焼き替え方法について前書き
OnePlusのHydrogenOSをOxygenOSに焼きかえる方法はシステムアプリを使った簡易的な方法と、TWRPを使って複雑な工程を経て完全にクリーンインストールする方法があります。前者はHydrogenOSの一部がシステムに残ってしまうので、もちろん後者の方が気分がいいです。
実は中華サイトから買う「Global ROM」や「インターナショナルバージョン」は今回紹介するシステムアプリからのアップデートを行っている簡易的なOS焼き替えがされているものです。私はずっとそのHydrogenOSの一部が残っている端末を利用していますが、何の問題もなく利用できています。
AndroidのROMのFlashに精通していない方は、変に難しい事をして結果的に失敗して壊すよりかは、一部OSのゴミが残ったとしてもシステムアプリを使った簡易的な方法でのOSの焼き替えがおすすめです。特に神経質ではない私はOSの焼き替えはここでストップして、クリーンインストールは行うつもりはありません。
TWRP導入し、efsファイルを含むOSのフルバックアップを取って、XDAなどからfastboot用のフラッシュROMを仕入れて、PCでadbコマンドをたたいて~という内容が頭に入っている人は検索すると詳しい情報が出てくるので、検索してみてください。このページでは故障などのリスクのない、システムアップデートからの安全なOSの焼き替えを説明させて頂きたいと思います。中華サイトから買う「Global ROM」や「インターナショナルバージョン」の状態にする方法です。
OnePlusのHydrogenOSをOxygenOSに焼きかえる方法
1つだけ注意点があって、HydrogenOSをOxygenOSに焼きかえる前にシステムアップデートを行わないでください。後々私と環境が違うなどのややこしい問題が発生する場合があります。絶対にHydrogenOSのままシステムアップデートはしないでくださいね。
何を言っているか良く分からない人も居ると思います。開封後、電源を入れた後の初期設定から説明するので、この通りにすすめてくだされば問題ないですので、あまり深く考えずに流れを読んでください。
まずOnePlusが届いたら起動し、中国語・英語のどちらか分かりやすい方を選んで初期設定を進める事になるので、英語で設定していく説明から。初期設定要らないよ~って人は「システムアプリからHydrogenOSをOxygenOSに焼きかえる方法」からお読みください。
端末開封後の初期設定
端末起動後はHydrogenOSと表示され、次のような表示が出ます。
3つ目のEnglishを選択しましょう。中国語が分かる人は中国語でもOkですが、このページではEnglishで説明を進めます。
プライバシーポリシーに許可を与える必要があります。「AGREE」を選びます。
システムの向上やユーザーエクスペリエンスの向上に協力しますか?という問い答えます。私は面倒くさいのでNO,Thanksを選択しました。
システムのパーミッションの利用許可を与える必要があります。「AGREE」を選択してください。
ネットワークの利用とメッセージの読み込みに許可を与える必要があります。「AGREE」を選択してください。
OneplusアカウントでログインすればOneplusの全てのサービスが利用できますよって項目です。私は面倒なのでスキップ。今のところ利用していませんが特に不便はありません。後から設定のアカウントからも設定できるので、とりあえずスキップ推奨。
Oneplus 7 PROの目玉でもあるインディスプレイ指紋認証への指紋の登録です。OS焼き替えした後も消えないので、ここで1番使う指だけでも登録しちゃいましょう。NEXTに進みます。
再起動後などはパスワードを入力する必要があります。パスワードを設定しましょう。今後端末のロック解除コードになるので、忘れないようなコードにするか、設定したコードを控えておきましょう。
指紋を指示の通り何度も画面を触って登録します。
スクリーンをOFFにした状態でこのようなジェスチャーを加えると、これらのアプリが起動するというジェスチャー機能です。便利なのでとりあえず全部にチェックを入れてNEXTへ進みましょう。
OnePlus 7 Proはディスプレイの色温度が調節できます。好きなものを選んでNEXTを押してください。ちなみに私はVividにしました。
フォントを選べます。私は推奨されている下のOneplus Slateにしておきました。選択したらNEXTへ。
これで初期設定は終了し、ホーム画面が表示されます。
Oneplusのランチャーがストレージにアクセスする権限を与えますか?という問いですので、右のALWAYS ALLOWを選択します。
Oneplus 7 PROのHydrogenOSの状態がこれです。中国アプリ満載でGoogle Playが入っていない状態。
インストールアプリのラインナップはこんな感じですね。
SettingのAbout phoneで現在のOSを表示させたら、このようにHydrogen OSと表示されているはずです。PCにつないだ場合、Oneplus 7 PROの表示端末名は記載のようにGM1910になります。
Oxygen OSをダウンロード
ここからはOneplusに搭載のシステムアプリからHydrogenOSをOxygenOSに焼きかえる方法です。
まずはOxygen OSをダウンロードします。(当初私はPCで作業したのですが、PC持ってない人も居るかもしれないのでOneplusで直接やる方法を記載します)
Oneplus 7 PROで直接Oneplus公式ページへアクセスし、Oxygen OSをダウンロードします。
Oneplus公式ページ
https://www.oneplus.in/support/softwareupgrade
今回はOnePlus 7 Proなので、OnePlus 7 Proを選択してOxygen OS for OnePlus 7 Proのページを表示し、downloadを選択してダウンロードします。
ダウンロード中はストレージに権限を与えなければなりませんので、上のようなポップアップが英語で出てくる場合がありますが、その際はALLOWなどを押してください。(後からスクショを作成しましたので表示が日本語になっててすみません)
ダウンロードしたファイルは、アプリのFile Managerに入っているので、選択して開きます。
ファイルの中の「Downloads」を開きます
Oneplus7ProOxygen・・7453a.ZIPみたいにZIPファイルが表示されているはずなので、長押しして青いチェックマークをつけます。
そして右上の点が3つ並んでいるメニューをタップして開きます
メニューが出たら「Cut」を選択してZIPファイルを切り取ります
「Internal storage」を選択して開きます
開いたら、右上にある「PASTE」を選択して、Internal storage直下に貼り付けます
PASTEが完了したら少し下の方に下がって、ちゃんとペーストしたファイルが入っているか確認だけしてください
―PCで作業したい人へ―
PCも基本的に同じように、Oneplus公式ページよりOxygenOSのROMをデスクトップなど分かりやすいところにダウンロードしてください。そして、OneplusをPCに接続し、Oneplusの通知領域を開き、接続をFile Transferにしてあげてください。
Oneplus公式https://www.oneplus.in/support/softwareupgrade
ダウンロードしたZIPファイルをそのまま解凍せずに、Oneplus 7 PROのストレージ直下に貼り付けしてください。右下のZIPファイルがストレージ内にある事を確認したら次は端末で操作します。
設定のシステムからROMをflashします
Oneplus 7 PROのsettings(設定)を開きます。
下の方の項目の「System」を選択して開きます。
「System」の項目の下の方にある「System updates」を選択して開きます。
次に緑で囲っている歯車マークを選択します。絶対に青い「DOWNLOAD & INSTALL NOW」は押さないでください
「Local upgrade」を選択します
Oneplus7ProOxygen_21.0.10_OTA_all…というファイルを選択します
Local upgradeしますか?と聞かれるので「INSTALL NOW」を選択します
システムのアップデートファイルのインストールが始まるので触らずに見守ります
100%まで完了したら「REBOOT」が出てくるので選択しますと再起動して、OxygenOSで立ち上がります。この後一旦フルワイプするので、日本語に設定するだけで後は消えちゃうので設定は適当にしてOSを立ち上げてください。
OneplusをRecovery Modeに入れてフルワイプ
私がOneplusスイッチを使ってデータを移行したからか、それともキャッシュのエラーなのか不明ですが、LINE通話が発信できないというエラーが出ました。なので、データの移行はGoogleのバックアップからのダウンロード推奨・更に念のためフルワイプを推奨します。
設定の端末情報 => ビルド番号を7回連打でディベロッパーモードに入れます。
設定のシステム => 開発者向けオプション => 高度な再起動をONにして、ホーム画面に戻り、電源ボタンを長押しして、2枚目のスクショみたいなポップアップが出るのを待って、リカバリーを選択してください。
その後、暗証番号(設定している人だけ) => English => WIPE DATA AND CASHと進み、
RESET SYSTEM SETTING と WIPE CACHE を選択して、どっちも消してください。
Doneを選んで戻って、2つともいっきにワイプしてリブートでも大丈夫です。
これで終了です。次の設定はしっかりやってくださいね。
その後、OTAで新しいOSが落ちてくる場合がありますが、その際は普通にOTAアップデートをしてもHydrogen OSに戻る事はありません。この作業で完全にOxygenOSの端末になっています。
設定でAbout phoneでOSを確認するとOxygenOSに変わっています。モデル名はGM1910のままですが、問題はありません。
日本語の表示に切り替えたい人は、Setting – System – Languages & input を選択して、Languagesを選択し、「+ Add a language」を選択して「日本語」を追加し、日本語の横にある二本線のところを押しながら上に引き上げて英語と入れ替え、1の言語を日本語にしてあげてください。これで日本語表示に切り替わります。
以上で作業はおしまいです。分からない事がありましたら、コメント欄で質問してください。
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COMMENTS & TRACKBACKS
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少し記事とは違う質問になってしまいますがGM1910はFCCやCEなどは取得していますか?
Haruさん
CCCしかついてなかったですね。RoHSの対象物質含有のマークもついてましたけど。
Hydrogen OSからOxygenOSへの焼き替え方法アップ待ち望んでました!(ワタシと友人がw)
OnePlusの良さってカメラや操作性のすばらしさも勿論ですがOS焼き替えをユーザーで出来る点も素晴らしいと思ってます(まれに6を文鎮化させるワタシみたいのもいますが。。)
今回の説明でPCに接続せずスマホ単体でOS焼き替え出来るのでHydrogen OSを購入してしまった友人へ早速、紹介しておきますね。
「OnePlusでVolte利用」の記事に続き丁寧な解説で大変分かりやすかったです。
今回は値段の安さでglobal版の7と7PROの2台購入しましたが将来、価格が落ち着いたら中国版購入して実践してみます!(7ポチッた後に7PROもポチッたんですw)7がまだ出荷されず7PROがそろそろ手元に届きそうなので到着楽しみです。
昨年、ガジェットフリーク様に出会いすっかり中華通販、ガジェットにハマってしまいました。Oneplus 6T、Xiaomi Mi mix2s、Armor6とDoogee s90、shark2と気づけばこんなに購入。。更に爆安になってるMi9かMi9Tのどちらか購入するつもりですから完全に病気ですね。
OnePlus 7PROのカメラ性能や動画撮影の手振れ補正など実機レビュー今から楽しみにしてます。
鹿ちゃん
Oneplus 6T、Xiaomi Mi mix2s、Armor6とDoogee s90、shark2って買いすぎwww
Mi9Tいいよね。私も惹かれてるところw
ただそんなに沢山ありすぎてもどれ使うか悩んじゃうから、落ち着こうと頑張ってるけどww
Oneplusはカメラが良いから撮影楽しみ!まだ靴はく予定がないけど、ゴルフの打ちっぱなしとプラセンタ注射でもしにいきつつ写真撮ってくるね!w
写真と動画のレビュー楽しみです!
Xiaomiもトリプルレンズの48MP搭載スマホ続々と販売してますがOneplusシリーズとの比較興味深いです。最近はCPUよりカメラ機能重視でスマホ選びするになっており自撮りとは無縁ですが旅先で取り出しすぐに撮影できるスマホのカメラ、動画にハマりつつあります。
前回の投稿で書いた所有スマホからblack shark2とOne plus 6T、Dooge S90は友人へ譲りました。その代わりにOne plus7、7PRO、Mi9Tが仲間入りですw
Mi9が凄い勢いで値下がりしてますが新しいギミック搭載したMi9Tを今回購入です、対応バンドの狭さがネックですがw
九州地方、台風の影響凄いようですがお住まい周辺は大丈夫ですか?昨年は駐車場が池になってる画像に度肝ぬかれましたが今年は台風の影響軽微であること願ってます。
鹿ちゃん
スマホのカメラが進化したから、コンデジ持ち歩かなくなるの分かるw
スマホは紐で斜め掛けにしてるから、RX1R2をバックから出すの面倒くさいなってなったら思わずスマホを使っちゃうんだよね。だから最近はカメラにこだわりを持つようになってしまったw
Miシリーズってなんでバンド狭いんだろうねぇ。あれほんと勿体ない!おかげでMIXシリーズ手放せないし。
私の家は少し高台になってるから付近が沈んでも2mぐらい余裕あるんだけど、付近の家は前の雨の時も若干浸水してたよね。あまり降らないでくれるといいけど・・
雨大丈夫か?
ホーホケチン○さん
改名したのねww
雨大丈夫よ~。こっちは全く降ってないけど、九州南部はやばいみたいね。
まあこっちも今夜はヤバい事になるみたいだけど
質問失礼します
OnePlus7Proを購入した段階でアップデートされていたようで、HydrogenOS9.5.9.GM21でした
こちらの記事の手順通りではOxygenOSに変更することができませんでした
他の方法などOxygenOSに変更する手順を教えていただけますでしょうか
よろしくお願いします
RK様
すみません。私はこのやり方しかやってないので、既にHydrogenOSがアップデートされてしまった場合のROMの焼き替え方法は分かりません。また今更実践しようがないのでお教えする事も不可能です。コメントをくださったのに、お力になれず申し訳ないです。
代替案として、XDAなどを読んでみると良いと思います。おそらくROOTEDを行い、fastboot ROMを焼く方法で対処できると思います。
OnePlus8Proでもこの方法は使えますか?
おそらく使えると思いますが、私もまだ実機がないので試せていません。
APKファイルがダウンロードできればいけるはずだと思います。
私もOneplus 8 proを購入する予定があるので、買って試したら記載しますね。
はじめまして。いつも楽しく読まさせて頂いております。おOnePlus 8pro同様の方法でOSの焼き直しできたこと情報共有させて頂きます
カメラが透けるという噂の8 PROですねw
私はその噂のせいなのかまだ未入荷になっちゃって届きません・・。泣
早く触りたいから羨ましいです!
それと、有益な情報ありがとうございます。
はじめまして。中国バージョンのショップ焼き直しOSは初期化するとHydrogenにもどってしまうのですか?もしおわかりになるようでしたら教えていただけると助かります。
初期化しても上書きしたOSは戻りませんよ。
初めまして!
色々探していてこちらにたどり着きました。
私はアリエクでOnePlus8Proを買ったのですが、
そのショップはOTAアップデートが出来ないと後に言われました。
アップデートすると多言語が失われると言われました。
※HydrogenOSに戻るという意味だと思われます。
その機体を初期化してこのサイトのようにOSを書き換えればOTAは可能なのでしょうか。
相手側は中国人なので、ちゃんと聞くにも中々難しく、
こちらのサイトで予測できるようなことが少しでもないでしょうか。
不躾な質問で申し訳ありませんが、
宜しくお願い致します。
私が公開している手順でHydrogenOSをOxygenOSへ焼き替えた場合は、OTAでHydrogenOSに戻る事はありません。
ですので、今入っているOxygenOSはOxygenOS風のAliExpress独自のカスロムかもしれませんね。
この方法は、Banggoodで売ってる純粋なHydrogenOSをOxygenOSへ焼きかえる方法で、AliExpressのカスロムに適用できるかどうかは不明です。
また端末側でいくら初期化しても、普通はOSは元には戻りません。
AliExpressのカスロムについては私は全く挙動などが分からない為、予測や助言は難しいです。
初期化やOSの上書きが故障の原因になってしまう可能性もあります。
そのリスクを承知した上で自己責任でチャレンジしてみたいと思えるのであれば、この方法を試してみるのも良いと思います。