TicWatch Atlas レビュー ロングバッテリー性能が魅力なアウトドア向けタフネススマートウォッチ

アウトドア向けハイエンドスマートウォッチ『TicWatch Atlas』の実機レビューです。

TicWatch Atlas(ティックウォッチ アトラス)は、Wear OS by Google (Wear OS 4)を搭載し、Googleサービスの利用をはじめ、Bluetooth通話への対応、スマートウォッチへのプッシュ通知からの直接返信、110種類以上のワークアウトモード、詳細なヘルストラッカーなどに対応します。

前モデルより、YAMAPまたはヤマレコと連携し、手元でルートや位置情報の確認ができるようになりました。TicWatch Atlasは、新たに、『ヒートマップ機能』『転倒検出&緊急 SOS 機能』を搭載するなど、スポーツ・アウトドア向けにアップグレードされており、特に登山家におすすめのモデルです!

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

TicWatch Atlas の主な特長

TicWatch Atlasは、次世代ウェアラブルプラットフォーム「Snapdragon W5+ Gen 1」を搭載し、接続性、応答性、バッテリー効率の向上を実現。高性能SoCを搭載するハイエンドモデルなので、沢山のアプリや機能を搭載しつつも驚く程サクサク動きます。

時計部は、ステンレス製のフレームと、ダイヤモンドの次に傷に強いとされるサファイアクリスタルガラスで構成されています。更に、IP68防水性能 + MIL-STD-810Hに準拠し、高い耐熱性・耐衝撃性・耐水性・防塵性・防湿性を備えます。

また、5気圧防水(5ATM)、気圧計、コンパスも搭載しており、厳しい環境下でもより正確なルートナビゲーションの取得が可能で、ワークアウトは水泳にも対応します。

TicWatch Atlasの直射日光下での液晶の見え方

1.43インチの大型ディスプレイに加え、米軍規格に準拠するだけあって見た目もミリタリー風ですが、厚みは12mm以下とタフネスウォッチにしては薄型です。前回に引き続きタフネスウォッチのレビューとなりますが、TicWatch Atlasをつけた瞬間、薄さと軽さを実感。女性の腕でも大きすぎる事はなく、かっこよくつけられます!

AMOLEDディスプレイは、昼間の明るい屋外でも見やすく(5段階の明るさ調節機能付き)、ウォッチフェイスも10,000種類以上のデザインが準備されており、TPOに合わせて手軽に変更が可能で、飽きる事なく使えそう。

屋外での 通常表示 / 常時AMOLED表示

AMOLEDでの常時表示は、元のフェイスに準じたデザインが適用されるので、違和感なく閲覧できるほか、気分やTPOによってフェイスを変えるとがらりと雰囲気が変わるのも素敵です。

常時表示可能なウォッチは多数ありますが、消費電力の高さで実用性に欠けると思っている人は多いと思います。TicWatch Atlasは、通常の常時表示以外に、OLEDディスプレイの上に、超低電力ディスプレイを配置する構造で、消費電力を抑えた常時表示が可能です。

TicWatch Atlasの省エネ基盤による常時表示の直射日光下での液晶の見え方

消費電力を抑えた常時表示を使用した場合、3日以上充電無しで過ごせており、直射日光下でもとても見やすく実用性が非常に高いです。また、超低電力ディスプレイのバックライトのカラーは18色から選べて、気分に合わせて変更する事もできます。

側面には、クラウン回転ボタンと、丸い形状で更に押しやすくなった、合計2つの物理ボタンを搭載。今回の物理ボタンは、サンドブラスト加工が施されており、指紋も傷もつきにくく、ブランド史上最もタフなボディーへとアップグレードされています。

超低電力ディスプレイ使用時にクラウン回転ボタンを回すだけで、コンパス、心拍数、消費カロリー、血中酸素濃度などの表示が可能。また、基本操作は物理ボタンで行える為、手袋装着時も快適に操作できます。

更に、Bluetooth通話機能は、クリアなハンズフリー通話が行えるだけでなく、サイレントモードの場合も特定の人からの着信だけは鳴らす機能も搭載しており、スマホを枕元に置かずに寝れる点も利便性が高いです。

TicWatch Atlasには、新機能として『転倒検出&緊急 SOS 機能』が加わりました。高度なセンサーとAIアルゴリズムが、転倒を瞬時に検出し、もしもの際は自動的に位置情報などを共有した緊急SOSを発信します。

発信先は、110や119、任意の電話番号などが選択可能で、運動時のみ緊急SOS発信機能をONにするなども選択可能なので、普段の生活で誤って発信する事などはなく、必要な時に活躍してくれる便利機能です。

更に、一部のスポーツ機能計測時に限定はされますが、ヒートマップ機能も搭載。ヒートマップトラッキングでは、ワークアウト後に最もアクティブな場所を可視化し、滞在時間、距離、消費カロリーに関する詳細な情報を確認することができます。

また、スマートスポーツ認識機能のTicMotion™も更に強化され、運動を検出すると、心拍数、消費カロリー、最大 Vo2 などの重要なフィットネス データを自動で収集してくれます。計測中は、超低電力ディスプレイ上でリアルタイムのアクティビティー情報を一目で確認できます。

ただ一点、ウォーキングに関しては、1分間に120以上のケイデンス(結構な早歩き)を必要とするなど、設定が少しシビアです。私はせっかちなので、基本的に駅まで歩くと自動計測されますが、傘を手に持ち雨の中慎重に歩いた際は計測されない事もありました。歩くのがゆっくりな人はこの辺が少し微妙かも・・という印象はあるものの、手動計測もワンボタンでいけるので個人的にはあまり問題なく利用できています。

TicWatch Atlas の仕様

前モデルのTicWatch Pro 5 Enduroと比較し変更になった点は、『ヒートマップ機能』『転倒検出&緊急 SOS 機能』が搭載され、よりアウトドアに特化しました。更に、デザイン面でも耐久性がアップしています。

モデル

TicWatch Atlas

参考価格 49,999円(税込)
チップセット Snapdragon W5+ Gen 1ウェアラブルプラットフォーム
搭載OS Wear OS by Google (Wear OS 4)
対応OS Android 8.0以上(※iOS非対応)
メモリ容量 メモリ:2GB / ストレージ:32GB
画面 1.43インチ フルカラー常時表示 OLED + 超低電力ディスプレイ
466 × 466 解像度, 326PPI
接続性 Bluetooth 5.2,Wi-Fi:802.11b/g/n
GPS GPS + GLONASS + Galileo + Bidou + QZSS
センサー 加速度計、ジャイロセンサー、HD PPG 心拍数センサー、SpO2 センサー、皮膚温度センサー、低遅延オフボディセンサー、気圧計、コンパス
防水・耐久 IP68, MIL-STD-810G
バッテリー 628mAh
バッテリー持続時間 スマートモード:90時間
省電力モード:45日間
サイズ 本体:52.2×47.8×12.05mm
バンド幅:24mm
重量 時計部:47.2g
ベルト含む:82g(実測値)
素材 ケース:ステンレス、7000シリーズアルミニウム、高強度ナイロン、グラスファイバー
ガラス:サファイアクリスタルガラス
バンド:フッ素ゴム(交換可能)
その他機能 NFC(Google Pay対応)、マイク・スピーカー搭載、バイブレーション

TicWatch Atlas の使用感レビュー

同梱品を紹介

外箱は、TicWatchおなじみのシンプルなデザイン。清潔感と高級感があって、プレゼントにも喜ばれそうです。もちろん技適もついており、技適ナンバーは外箱裏面に記載がありますが、ウォッチ側でもデバイス情報の規制情報から確認可能です。

パッケージには、TicWatch Atlas本体、充電ケーブル、日本語対応のスタートアップガイドと取り扱い説明書が含まれます。

スタートアップガイドには、操作ボタンの説明や、ペアリング方法などが記載されており、これを一読するだけで、誰でも簡単にスマホとペアリングさせることが可能です。

タフネス性能を備えつつ高級感溢れる外観デザイン

TicWatch Atlasは、右側面にクラウン回転ボタンと物理ボタンを搭載。クラウン回転ボタンは、回転にスクロール、ワンプッシュして回転はアプリのスクロールなどが割り当てられ-、手袋を装着している際などに便利に使えます。

今回このクラウン回転ボタンにサンドブラスト加工が施されており、光の加減で輝いて見えてかっこいいうえに、指紋汚れがつきにくくなり見栄えもかなりよくなりました。

右上のボタンも同じくサンドブラスト加工が施されており、指紋汚れが目立たず、更に丸型になって押しやすさが増しています。

接続もスマートウォッチか、もしくはダウンロードしたアプリが指示してくれるので、迷う事なく接続が可能です。

裏側には、上部と2個所にスピーカーを搭載。Bluetooth通話時にはここから相手の声が聞こえ、ハンズフリー通話が可能です。

裏側中央にはセンサーを搭載。センサー部は丸みを帯びた突起になっており、腕が細い人でもうまくセンサーが肌に接する事ができるほか、うまく汗や湿気を逃がしてくれるようで、敏感肌の私でも肌ストレスを感じずに利用する事ができます。

中央のボタンは、手首を曲げた際に押しそうな雰囲気がありますが、使用中にそのような誤作動をしたことはありません。また、ワンプッシュで画面の点灯、長押しは無反応という設定なので、仮に押してしまっても再起動してしまうなどのトラブルもありません。

ストラップは交換が簡単なクリッカー式で、24mmの一般的なベルトと互換性があります。

外側のベルト止めには突起がついており、穴に固定することができ、ベルトの先端がぶらつくことがない仕様。またAtlasのベルト自体もTicWatch史上一番傷や汚れが目立ちにくいです。

ベルトは柔らかく、ホールも沢山あるので、手首経13cmの私でも4つ目の穴を使用しており、かなり手首の細い人でも利用可能です。

重量は、ベルトと合わせて82g。前作と比較し、7gほど重たくなってしまいましたが、つけた感じは重たさは感じず軽い付け心地です。

最大90時間利用可能なロングバッテリー性能

充電は専用のケーブルになるので、紛失注意です。しかし、TicWatchシリーズ共通ですので、TicWatch Pro 3 Ultra GPS、TicWatch Pro 5、TicWatch Pro 5 Enduro、TicWatch Atlas全て同じケーブルで充電可能です。もし紛失しても、Amazonなどで簡単に購入する事も可能です。

充電は背面にぴったりつくマグネット式。向きはありますが、反対だとマグネット吸着せずに弾かれるので、充電に失敗するという事はありません。

TicWatch Atlasは、628mAhの大容量バッテリーを搭載し、高速充電にも対応します。わずか30分で2日分の充電が可能で、つまり15分で1日分の充電が可能となり、朝充電がない事に気づいても、身支度をしている間にあっという間に充電は完了してしまいます。

バッテリー性能は本当に優秀で、スマートモードでは最大90時間、省電力モード(エッセンシャルモード)では最大45日間というロングバッテリー性能になりました。エッセンシャルモードはスマホとの接続が切断されて通知がこなくなるので、通常ではあまり利用する事はないですが、通知が必要ない夜間にタイマーでエッセンシャルモードに入れるなどの工夫をすると、バッテリーの節約ができます。

私は常時表示を省エネ基盤でONにして腕を捻ってバックライトのみが点灯するモードにし、エッセンシャルモードはオフ、センサーはフルで起動で利用していますが、だいたい3日ぐらいは持っている印象です。1日の電池消費量は、通知量に比例しますがおおよそ30%前後です。

常時表示もできてカスタマイズ性が高く見やすいディスプレイ

TicWatch Atlasは、発色が鮮やかなAMOLED液晶の上に超低消費電力(FSTN)液晶を組み合わせる2層ディスプレイを採用しており、常時AMOLED表示、常時省エネ基盤表示の2種類の常時表示を選択可能です。

通常表示 / 常時AMOLED表示

常時AMOLED表示は、元のデザインに準じた表示になりますが、そのデザインも凝ってて可愛いです。通常のAMOLEDの常時表示はバッテリー消費が高くなってしまいますが、選択肢があるのはうれしい仕様。

常時省エネ基盤表示 / 通常表示

また、通常表示では、丸いところに表示される項目を自分の好みに変更できるなど、カスタマイズ性が高く、私は左側に通知を選択していますが、通知が何件あるのかを知る事ができ、通知の見逃しもカバーする事が可能です。常時省エネ基盤表示にも通知がある場合は、通知マークが表示されるのがとても便利!

TicWatchは通知バイブ強度は通常控えめに設定されていますが、Atlasでは通知バイブレーションの強度を選択できるようになり、振動に気づきやすくなりました。それに加えて、絶対に通知に気づく必要がある場合は、スライドメニューからベルマークを選択するだけで音を鳴らす事ができますので、使い分けでカバーもできます。

Bluetoothでのハンズフリー通話の通話品質は良好

TicWatch Atlasは、スマホの電話帳へのアクセス権限を与える事で、スマホの電話帳と同期され、着信時には登録名で表示されます。

緑の通話ボタンを押すと、TicWatch Atlasでのハンズフリー通話が行えますが、右上の点々を押すとスマホで通話に応答するという項目も選べます。

スマホで応答する以外にも、かかってきた番号にそのままSMSで「後で電話します」などのショートメッセージを送る事も可能で、手が離せない場合に相手に失礼のない対応ができるのが、さすがハイエンド機という機能です。また、通知に表示される不在着信からそのまま折り返しの電話を発信する事もできます。

また、通話発信をすることも可能です。連絡先は、スマホの電話帳と通話履歴も参照するようで、お気に入りの連絡先、最近の発着信、登録している連絡先、ダイヤルパッドで好きな番号へ発信する事ができます。

最近の通話は、スマホで応答した電話、スマートウォッチで応答した電話ともに表示されるので、スマホの通話アプリがそのまま腕にあるように履歴から発信できるのが便利です。

Bluetooth通話はSIM契約の通常通話のみに対応となりますが、通話品質はとてもクリアで、音量も充分に大きく、通話相手にもクリアで聞き取りやすいと言われます。運転中や、スマホから少し離れている時の着信への応答には充分すぎる性能です。

5種類のGPSとコンパスで110種類以上のワークアウトモードに対応

TicWatch Atlasは、110種類以上のワークアウトモードを搭載し、5つの衛星測位システムとコンパスによって詳細なスポーツ記録が取得可能です。GPSの位置情報取得は環境によると思いますが、だいたい約10秒程度で高速です。

スポーツ自動認識では、ランニング・ウォーキング・サイクリングが選択可能です。手動でのスポーツ記録はTicExerciseで行いますが、よく使う項目はカスタマイズで上にくるようにあらかじめ並べ替えたり、もっと見るの項目にある項目をデフォルトで表示されるように追加しておくことができます。

こちらはスポーツトラッキング中の表示です。継続時は自動で低消費電力ディスプレイへと切り替わり、腕を動かすと、今の心拍数に合わせてLEDバックライトが光ります。

水色⇒黄色⇒オレンジ⇒紫⇒赤の順で、黄色が脂肪燃焼、オレンジが心肺強化なので私はこのあたりを狙って運動しています。また、タップすると右画像のような詳細の表示が見れます。

屋外ウォーキングをアプリで見るとこのように、心拍数や移動速度だけじゃなく、歩数や歩幅、距離やルート迄、詳細な記録がされます。屋外での運動の際、スマホを持たずにTicWatch Atlasだけで出ても、GPSの記録は残っており運動記録と一緒にスマホアプリで同期されます。

また、Strava、adidas Running、Nike Run Clubなどの人気のフィットネス・ランニングアプリとの連携も可能で、ランニング中にスマホでこれらのアプリを開く事で、TicWatch Atlasの超低消費電力ディスプレイ上にリアルタイムでワークアウトの様々なデータを表示する事ができます。

また、表示されるデータは、元々のアプリの表示データ以外に、心拍数、ペース、速度、消費カロリー、コンパスの方位、標高などの情報も表示させることが可能です。

YAMAPを使って山登り体験

TicWatch Atlasの目玉機能のひとつの、YAMAP(もしくはヤマレコ)アプリとの連携を試してみました!

YAMAPアプリをスマホとTicWatch Atlasに事前にインストールして連携をする必要がありますが、山登り中にはスマホを取り出さずに、ウォッチの画面でルートや位置情報の確認、心拍や現在の標高や移動距離などの詳細を見る事ができます。

YAMAP無料アカウントでは道外れ警告などはなかったので、自分で確認が必要とはなりますが、ルートから外れた場合はGPSのポイントがルートからずれるので、道迷いに気づく事ができます。

これをスマホのYAMAPアプリで見た感じはこんな風になります。見た目ほぼ一緒で、スマートウォッチの画面でも十分に確認可能ですよね。

またYAMAPだけでなく、スマホにインストールしているGoogle Mapと同期しながら、手元でも詳細の表示が可能です。電車の時間に間に合うように駅まで歩く際、後残り何分あるのかをスマホを出さずに腕で確認できるのはとても便利です。

YAMAP関連ページ:https://info.yamap.com/archives/5571
ヤマレコ関連ページ:https://www.yamareco.com/guide/guide_wearos/install/

睡眠トラッキングで健康管理がより詳細に

Androidスマホに『Mobvoi Healthアプリ』をインストールし、様々なライフログを確認する事ができます。

TicWatch Atlasの睡眠トラッキングは精度が高く、何時に寝ても自動で詳細が計測されます。時計本体でもその日の睡眠の詳細の確認が可能ですが、アプリの方が見やすく、また日々の記録から平均値なども割り出してくれます。

また、心拍数に関して、今まで異常を検知した事がなかったのですが、先週風邪をひいてしまい就寝時に咳込んで目覚める事が多々あったのですが、アプリを見たら異常心拍を検知しましたと赤く表示されており、タップしたら左側の写真が・・!

就寝時に心拍がおかしくなっているようで、2日連続で異常を検知されてしまい、軽く肺炎を起こしているのかな・・?と不安になりましたが、現在すっかり回復しアラートが出なくなり一安心です。

こういった小さな異常も目視できるってやはりスマートウォッチはすごいですよね。3日続いてたら、小者の私は肺のレントゲンを撮りに行ってましたよ!w

いびきはまた別日の記録ですが、自分がどのぐらいいびきをかいているのか計測できておもしろいです。自分ではいびきなんてかいてないつもりでもしっかり怪獣みたいになっているんですねw

アプリの通知から直接返信できる機能が便利

TicWatch Atlasというより、TicWatchシリーズの名物機能と言っていいほど便利な、メッセージへの直接返信機能が秀逸すぎて、これも個人的に多用している機能です。

LINEやDiscordなどの有名どころのアプリは、アイコン付きで表示されます。文字数も多く、また文字も大きく見やすいです。さすが1.43インチの巨大ディスプレイ。

返信は、顔文字/音声入力/キーボード入力から選べます。この直接返信機能の音声マイクを使った場合は、以下のように入力できます。

「テスト送信、ビックリマーク、顔文字」と喋ってみたところですが、顔文字が漢字になってしまいました。問題ない場合は、そのまま中央下部の飛行機マークを押して送信できます。

変更したい場合は、戻るを押して要らないものを×で消し、顔文字を入れたり、物理キーボードで入力したりもできます。音声入力の精度はかなり優秀で、短文ならこれのみでいけます。めっちゃ便利じゃないですか?

またLINEやDiscordなどのインターネット通話に関してもリアルタイムで通知がきます。今回LINEの着信表示が、名前がでなくなったのですが、緑の通話ボタンがついてまるで着信にこのまま出られるのではないかという表示になっていますが、タップしてみたらスマホで通話に出ていましたw

不在着信の場合は、通知に名前も表示されていましたが、通話に出れないのであれば、ここは今まで通り名前を表示しておいてほしかったところですね。Discordに関しては今までどおり表示されていました。

転倒検出&緊急SOS機能でより安全に

TicWatch Atlasには、転倒検出&緊急SOS機能が新たに搭載されました。常にオン、または運動時のみオン、クラウン回転ボタンを5回押したら発信などが選択できるので、場面に合わせて切り替えも可能です。

発信先も110番や119番、カスタム番号(任意の番号)などが設定でき、家族に発信するように設定したり、ダイレクトに110番など、緊急性に応じて個人で任意に決められるのは便利ですね。

実際に自分のサブ機を緊急連絡先に設定して、5回ボタンを押したら、時計からアラーム音が鳴り、その後、TicWatch Atlasからハンズフリーで緊急連絡先へと電話を発信し、同時にSMSで位置情報を送信してくれていました。これは夜道に安心!

その他の便利機能

Wear OS by Googleを搭載しているTicWatch Atlasは、Googleカレンダーともシームレスに連携します。時計のアカウントに設定しているGoogleアカウントだけでなく、追加で他のGoogleアカウントのカレンダーも同時表示可能ですので、プライベートと仕事の両方の予定を腕で確認したいという願望にもこたえられます!

スライドメニューはこんな感じ。ここからだいたいの操作が可能なのですが、よく使う機能を手前に表示したい場合などは、簡単に並びを編集する事も可能です。

また、TicWatch Atlasの懐中電灯も通常のホワイトと赤が選べました。夜間の歩行や自転車走行時などに、赤色で点灯させると付近の車などに自分の存在をアピールする事ができますね。

TicWatch Atlasのレビューまとめ

TicWatch Atlasは、フル機能搭載と言っても過言ではないほどに沢山の機能を搭載しています。しかもどれも高性能で、高精度。さすがハイエンド機です。その分価格が張りますが、それを上回るほどの満足感が得られると言えます。

通知からの自由度の高い返信機能、いつでも記録可能な精度の高い睡眠トラッカー、クリアなBluetooth通話、タフネスウォッチにしてはスリムでコンパクトなデザイン、ロングバッテリー性能など、おすすめしたい機能はもう数え切れません。

前モデルと比較して、よりボタンが押しやすくなった点、SOS発信機能が付いた点は個人的にはかなり評価しており、アウトドア派だけじゃなく、女性にもおすすめできます。

iOSには残念ながら非対応ではありますが、Androidユーザーには超おすすめのスマートウォッチで、特にYAMAPやヤマレコに対応しているという点もあり、登山の趣味がある人にはおすすめです!

TicWatch Atlasの購入先と価格

TicWatch Atlasは、楽天・Amazon・Yahooショッピング・Qoo10・au PAYマーケット・公式サイトで購入可能です。

現時点では、Amazonでは15,000円分の大型割引クーポンが、Qoo10には10%割引クーポンが表示されています。セールは日々変わりますので、下記リンクより各自ご確認ください。

TicWatch楽天市場店
Amazon公式店舗
TicWatch Yahoo!店
TicWatch Qoo10店
公式サイト
TicWatch au PAY マーケット店




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