Jumper EZbook X3 Airの外観と特徴

今回はGearBestさんから実機提供を頂いたのですが、注文から配送までも1週間以内で届きました。写真は撮ってませんが梱包もばっちりで、化粧箱は商品棚にそのまま並べられるほどきれいな状態でした。また外箱にはJumper社によりビニールフィルムがかけてあり清潔感もありました。

※写真はクリックで拡大できますが、同じページで開いてしまうのでPCから閲覧の方はCtrlを押しながら開くのがおすすめです。

ボディーのカラーはモカブラウンカラーで、あまり見ない珍しい色です。ほんのりブラウンに輝くメタルボディーはとても高級感があって、男女ともに使いやすいカラーで、手にした瞬間感動したほどの美しい仕上がりです！

表面はさらさらした加工がしてあり指紋がつきにくいので、ハンドクリームを塗る女性でも指紋べたべたになりにくくキレイに使えそうです。

重量は1.077kgと女性でも楽に片手で持てる超軽量ボディーです。バックの中に入れて持ち歩くのもストレスはなく、モバイル性は抜群です。

こちらは充電器ですが、日本でも使えるコンセントの形状です。100V-240Vとなっているので、もちろん海外でもOK。充電器も小型です。

充電器の重量はたったの166gと、こちらもストレスなく持ち運べそうですね。

背面下部の左右にはステレオスピーカーが搭載されています。スピーカーはドルビーオーディオプレミアムの3次元ステレオフィールド対応です。

ノートPCなので低音の厚みなどはありませんが、広がりのあるクリアな音質で、音量を大きくしても音割れすることもなく、この価格帯のノートPCにしては高音質という印象を受けました。

またファンレスデザインで動作音はとても静かなので、図書館やオフィスなど静かな場所でも、場所を選ばずどこでも利用する事が可能です。

充電切れするまでひたすら動画をスピーカーから鳴らし続けても発熱などもありません。4K動画再生時もとても静かでスムーズに再生でき、特に気になる発熱も感じませんでした。

また背面にはSSD拡張サポートM.2 2280 SSDを搭載し、DIYで512GBまでストレージを拡張する事ができます。Jumper EZbook X3 Air自体はeMMcストレージになりますので、読み書きのスピードは正直PCIeなどのSSDには劣ります。この辺が気になる人はSSDをDIYで拡張してもいいのではないでしょうか。

また背面の下部には技適の刻印シールも貼ってあります。技適がしっかり取得されているので、日本国内での利用も安心して行う事ができますね。

デスクに触れる底部の四隅やディスプレイの隅にもしっかりシリコンゴムがとりつけられており、デスクとの摩擦で傷が入ったり蓋をしめた際にディスプレイに傷が入ったりすることを防止します。

またボディーの各所にダイヤモンドカットが施されており、見た目の高級感を演出してくれます。

こちらは背面。ヒンジ部もスマートな外観です。

両サイドのインターフェイスは、DCポート、USB3.0、Mini HDMI、TYPE-C、MicroSD、USB2.0、3.5mmオーディオとなっています。

初め見た時はあまりの細さにUSBポートは搭載していないのかと思ったのですが、USBを挿しこむ際はこのように少し下がって挿入するようになります。細部にまでこだわりを持った仕様ですよね。素晴らしいです。

Jumper EZbook X3 Airは、フルサイズのキーボードを搭載しています。個人的には、キーボードとボディーの質感・カラーが統一されているものが好きなので、このスマートさにも感動しました。

残念ながらバックライトや指紋認証などは搭載していませんが、エンターキーも大きくとてもタイプしやすかったです。打鍵感もしっかりとしているわりには音も静かで、Jumper社にありがちだった打鍵時のキーボードのたわみも一切ありません。

タッチパットも大きくとられており、タッチ性能も抜群。マウス無しの環境でも快適に操作できますよ。

また今の私のネイルが伸びきってしまい打鍵しにくい長さになっているのですが、それでもアイソレーションタイプのJumper EZbook X3 Airのキーボードは、程よいキーストロークで爪がひっかかる事もなく入力しやすいです。爪を長くしている女性にもおすすめ。

またJumper EZbook X3 Airの特徴の一つですが、ディスプレイが180度近く開きます。IPSの光沢スクリーンなので、発色が良くとても美しいのですが、難点として反射というデメリットがあります。そのデメリットをこのフレキシブルに開くディスプレイで解消する事ができるのも良いですね。どんな角度にも調節できますよ。

FHDのディスプレイは、ベゼルの凹凸がないフルラミネートコート仕上げとなっています。真っ黒なディスプレイが美しいですね。お陰でカメラを抱えた私がばっちり映り込んでしまっておりますがｗ

またフロントカメラは前面の上部についています。カメラの上には蓋を開ける際に指をひっかける突起がありますが、本体が軽すぎるので片手で開閉はできません。

カメラの解像度は、静止画は0.9MP 16:9 1280×720、0.5MP 4:3 800×600、0.3MP 4:3 640×480、0.08MP 4:3 320×240、0.1MP 11:9 352×288、0.03MP 11:9 176×144の解像度が選べます。

動画は720p 16:9 30fps、600p 4:3 30fps、480p 4:3 25fps、240p 4:3 25fps、120p 4:3 25fps、288p 11:9 25fps、144p 11:9 25fpsが選べます。

静止画は顔を認識するとフォーカスしてくれるオートフォーカスを搭載。動画・静止画ともに1.0MPだなという解像度ではありますが、ビデオチャットにも充分使えるクオリティーではあります。

私が昔にコンデジで撮影した高解像度の夜景写真なのですが、とってもキレイに発色していると思います。IPSディスプレイなので、視野角は178度でどこからみても美しいです。ただし光沢液晶になるので、反射はあります。

ディスプレイの明るさは充分で、昼間に明るい窓際でテキストを開いてみましたが、見づらいという事はありませんでした。

写真はうっかり4K選択前ですが、YOUTUBEの4K映像の再生も可能です。wifiも5GHzの11acに対応なので、動画の読み込み速度も速く、4K動画の再生でもひっかかりなどなくストレスのない再生が可能です。

搭載のWindowsは日本語にも対応があるWindows 10になります。Xiaomi Airなど、Windows Chinaがインストールされている機種の場合は、わざわざ日本語化をする為にwindowsのクリーンインストールなどの少し複雑な作業が必要となりますが、Jumper EZbook X3 Airは特に難しい設定などなくすぐに利用できます。

起動したらまず日本語を選択するだけで写真のように日本語表示となり、その後の設定はコルタナの指示通りに進むだけで大丈夫ですので、PCにあまり明るくない人でも簡単に設定を行う事ができます。

Jumper EZbook X3 AirのCPU性能・ベンチマーク

Jumper EZbook X3 Airには、Intle Gemini Lake N4100、セレロンクラスのCPUが搭載されています。

同じCPUのPCとしては、BMAX Y13があります。ベンチマーク結果を比較したところ、BMAX Y13はSSD搭載ですが、書き込み速度以外はJumper EZbook X3 Airの方が性能は若干上となりました。

性能はウェブ閲覧やメールのチェックや簡単なオフィス作業などのライト使用者向けにはなりますが、低消費電力に優れるという特徴を持っているCPUなので、バッテリー性能を重視するモバイル用のPCとしてはメリットもあります。

公式アナウンスでは7時間から8時間使えるとされています。実機テストでバッテリー節約モードで、YOUTUBE動画を連続再生させてみたのですが、5時間強再生した後に残り1時間半強となっておりましたので、約7時間の動画再生は可能となるようですね。動画再生でwifi通信をずっとさせててこれなので、バッテリー性能は期待できそうです。

●WEI Viewer

やはりセレロンクラスだけあって、グラフィック性能の低さが目立ちますね。グラフィック性能を求められるような編集作業には不向きなCPUとなります。

●CrystalDiskMark

読み込みはそこそこの性能ですが、やはりeMMcという事で書き込み速度が低いです。Windowsのアップデートの時などはこの辺を特に感じます

ここまで外観を完璧に仕上げてきたのに、なぜeMMcにしたのかとそこだけがちょっと残念。是非JumperさんにはSSD搭載モデルを出してほしいところですが、SSDを拡張するのは7千円もあれば512GBの物が買えるのでDIYしても良さそうですね。

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ファンレスなのでPCIeだともしかして発熱しちゃうかもなので、SATAぐらいが良いのかなって思います。Amazonで7千円切るぐらいなので、私も買って初めてのDIYしてみようかなと悩み中です。

●Geekbench 5 Score

Geekbench 5 Scoreでは、Single Core 404, Multi Core 1385。

●Cinebench R20

Cinebench R20 CPUベンチマークスコアは466。

●PassMark

Intel Gemini Lake N4100 の平均ベンチマークスコアでした。PassMarkのCPUスコアが3000を超えているのが理想値にはなりますが、Jumper EZbook X3 Airの2878.5はぎりぎり許せるレベルかなという感じです。

セレロンは使えないというイメージがありますが、Intel Gemini Lake N4100はかなりベンチマークが向上しており、私が通常使用した範囲ではセレロンだなぁと思うようなもたつきはあまり感じる事はありませんでした。

もちろんwindowsのアップデートなどはハイエンドと比べて遅いと感じましたが、通常のネットサーフィンなどではクリックしてワンクッションあいてプラウザが開くなどという事はなく、通常使いならば満足できると思います。

●ドラクエ

ドラクエは解像度とグラフィック性能の設定を下げれば、十分快適にプレイする事ができます。

●ファイナルファンタジー

ファイナルファンタジーのようなリッチな描写のゲームは、ノートPCの標準品質に下げたのですが、動作困難というレベルの796というスコアでした。

Jumper EZbook X3 AirはゲーミングPCではないのでゲーム性能抜群とはなりませんが、ドラクエレベルの簡単なゲームは普通に快適に遊べます。

個人的にはJumper EZbook X3 Airは見た目がお洒落なので、PC初心者という女性やレポート作成用のPCが必要になる学生などにおすすめです。他にも、子供の習い事のZoomや、主婦が家計簿などをつけるなどの用途にも使える性能です。