$21.99という格安価格で購入可能なインイヤー型イヤホン、『Blackview 2021 New AirBuds 3』レビューです。

価格は安いですが、5時間の連続再生可能、IPX7、片耳利用可能、Bluetooth5.1対応、タッチコントロール+アシスタント機能対応など必要条件はクリアしており、ノイズキャンセリング対応で通話も問題なく利用できるという『使えるイヤホン』の最低限をクリアしています。安くても使えるイヤホンを探している人におすすめです！

AliExpress：Blackview 2021 New AirBuds 3

今回はAliExpressのBlackview Official Storeさんからサンプル提供して頂きましたが、外箱はこの上にも密封されたビニールがかかっている状態で、とてもきれいな状態で届きました。価格を考えてもっと簡易梱包を想定していたので驚き。

インイヤー型のイヤホンなので、パッケージ内はTYPE-C充電コードと、バッテリーケース+イヤホンと、日本語対応の説明書のみ。

説明書には、ペアリングの方法から操作方法まで詳しく日本語で記載されています。

タッチセンサーでの操作方法もここに記載されていますが、1タップでの操作が入っていない為、イヤホンに手が当たっただけでの誤操作がないので快適です。タッチの感度は良好で快適に操作できます。

タッチセンサーでの操作は、音楽再生停止や曲送り、通話応答や切断などの操作はイヤホンのタッチリモコンで利用可能です。アシスタント機能を搭載しているので、音量調節したい場合はイヤホン2秒長押しで『音量を少し下げて』などの音声操作でどうにかできます。

こちら充電中の表示ですが、LED表示が少し簡素化されています。表示の詳細は説明書にも記載がありますが、ケース/イヤホンの充電中は、LEDが白に点滅。蓋を開けたらLEDは緑に点滅、切断時も緑に点滅など変化はあるのですが、低バッテリーになった際は『蓋を開け閉めしてもLEDが点灯しない』という仕様になっています。

イヤホンを出し入れする場合に、ケースの蓋を開けて緑に点滅しなければバッテリー残量が少なくなっている証拠なので充電をするという感じで少しアバウトです。ここは思い切って機能を削いだ感じがしますが、仕様に慣れれば平気かなと思います。

認証マークなどは蓋の内側に刻印されています。技適の刻印はありません。

見た目がAirPodそっくりで、この形が好きな人にはこの価格で購入できるAirPodの子分みたいな感じで良いんじゃないでしょうか。

イヤホン片側重量3g、ケースにイヤホンを収納した全体の重さは31g、ケースのサイズはメジャーで測ってみたところ縦5cm×横4.5cm×厚み2.1cmでした。とても軽量でコンパクトですので、持ち運び用のイヤホンとしても快適に利用できると思います。

イヤホンの形状はインイヤー型です。装着感は圧迫感や当たる部分などはなく快適で、長時間耳に入れても痛くなりません。私の耳ではあまり奥に入らないのですが、頭を激しく振っても安定した装着感で外れません。IPX7対応なので、ジムなどで運動時に利用するのも良さそうです。

大口径13mmのダイナミックドライバーを搭載しています。チューニングの傾向はドンシャリなんじゃないかなと思います。私の耳では若干浮いてしまうので重低音の恩恵をあまり受けられないのですが、しっかり耳の奥にねじこんだ場合は迫力の重低音です。少し高音が刺さる感じがある気がしますが、価格から考えると充分な音質かと思います。

コーデックはAAC/SBCに対応しています。Bluetooth5.1対応で、途切れのない安定した通信が行えます。スマホから離れて冷蔵庫の中に頭を入れても途切れないのは良いです。

通話品質に関しては期待以上です。ハイエンド機種と比較した場合は少しホワイトノイズが入り機械的な音声に感じますが、通話中に音声が乱れたりする不安定さは無く安定してクリアな通話が可能です。ただし、通話音声の音量が一般的なイヤホンと比較して小さいです。こちらも小さいですが、相手の環境にもよると思いますが相手も小さい様で、私の場合は音量を上げてもらう必要がありました。

Blackview AirBuds 3は、イヤホンに2つのマイクを搭載しており、通話の音声をクリアにしてくれるノイズキャンセリング機能を搭載しています。通話の音量が小さいのはこの為かと思います。音量は小さくなってしまいますが、通話時のノイズキャンセリングはかなり高性能で、背後の騒音を効果的にカットしてくれます。

通話中に最強の騒音を出してくれるダイソンのハンディー掃除機のターボを試してみたのですが、掃除機の音をクリアし後ろに更に小さくなった私の声が聞こえたそうです。掃除機に勝てるノイズキャンセリングなので、かなり騒音が激しい環境でも通話はできる品質かと思います。

音楽再生時にはノイズキャンセリングは聞いておらず、インイヤー型特有の隙間から外部音をほどよく取り込んでくれます。騒音があるところでの音楽再生には不向きですが、外部音を取り込みながら音楽やラジオも楽しみたいという用途には最高です。NCは通話時のみなので、音楽再生しながら扇風機をあびても風切り音などはありません。

接続は自動ペアリング対応で、蓋を開けた時点で最後に接続したスマホへペアリングを開始します。耳に入れた時には接続されているという素早い接続です。また、片耳ずつの利用も可能で、左右の切り替えもスムーズで音楽再生時なども途切れはありません。

YOUTUBEでテストした結果、左右のチャンネルは、片側利用時にはミックスされる仕様で、音欠けも無しです。遅延も動画再生時に目で確認できるような遅延は感じません。音像定位もしっかりと違いを感じられました。この価格でこの辺をクリアしているのは凄いと思います。

まとめますと、通話・音楽再生ともに価格以上の品質で、タッチリモコンやアシスタント機能に対応していて、IPX7防水で、デザインがお洒落という、高コスパなイヤホンでTWSイヤホン入門にぴったりです。これが$21.99で購入できるのはお得だと思います！

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