HUAWEI Mate20 X スペックレビュー　40MPのライカトリプルレンズカメラ搭載、7.2インチのディスプレイ+筆圧タッチペン対応

ズルドラ難民を救うべく7.2インチという巨大ディスプレイを搭載したHUAWEI Mate20 Xが出ました。

ノーマルモデルと5Gモデルとあり、両者はCPUとメモリストレージのサイズ、本体の厚み、バッテリー容量などが少しだけ違っていますので比較とともに機種紹介をしたいと思います。

両者カメラスペックは一緒で、背面に皆の憧れのライカレンズ搭載のトリプルレンズを採用しています。周波数的には両者ともにフルバンドに対応で、人気機種になるのではないかなと思います！

5GモデルはIP53の耐水性があるのが特徴。一方ノーマルモデルは3.5mmイヤホンジャックを搭載しているのが特徴。まだ5Gの運用は日本では実用化されていないし、今使うスマホとしては価格から見てもノーマルモデルで十分ではないかなと思います。

HUAWEI Mate20 X 5G の特徴

ノーマルバージョンはPhantom SilverとMidnight Blueの2色展開で、5GモデルはEmerald Greenの1色展開になっています。

HUAWEI Mate 20 X（5G）は、キリン980を搭載。更に5GモデルはHUAWEI初の7nmマルチモード5GチップセットBalong 5000も搭載し、5Gモバイルの世界で先駆けとなっています。まだ日本では実用化されていない5Gですが、これからの機種として注目を浴びそうです。

Balong 5000は、業界をリードする5G速度を提供し、NSAとSA（非スタンドアロンおよびスタンドアロン）アーキテクチャの両方をサポートして、進化する5Gネットワークのスムーズな移行を実現します。

HUAWEI Mate 20 X搭載のCPUであるHUAWEI Kirin 980は、Antutuベンチマークテストでは総合31000点をマークするなどのほぼほぼハイエンド言っていい性能です。

HUAWEI Mate 20 Xは、スマートフォンで使用される蒸気チャンバー（VC）とグラフェンフィルムを備えた世界初の液体多次元冷却システムであるHUAWEI Supercoolを搭載しています。熱をすばやく逃がし、スムーズなゲームと壮大なエンターテインメントのためにデバイスをクールに保ちます。

更に3D性能を左右するグラフィック性能の方では、GPU Turbo 2.0テクノロジーを搭載し、ハードウェアとソフトウェアが連動して動作し、速度とパワーを加速します。設定によってはリッチなゲームも楽しめるのではないでしょうか。

またHUAWEI Mate 20 Xはステレオサウンドシステムを搭載しており、最大40 dbの超高ダイナミックレンジで、低音から高音までのすべてのサウンドをバランスよく鳴らす事ができ、よりゲームや動画に没入できるように設計されています。

7.2インチOLEDスクリーンは水滴型ノッチを採用。7.2インチはスマホにしてはかなり大きいサイズです。老眼が辛い人や、タブレットとスマホの中間として、スマホで沢山の情報を処理したいなどという希望がある人には最高のサイズ。

サイズは大きいですが、人間工学に基づいた快適なグリップ性を追求したデザインになっている為、ホールドはしやすいデザインになっています。

またHUAWEI Mate20 Xに搭載している正確なGPS デュアル周波数を同時に活用することにより、HUAWEI Mate 20 Xは、高層ビルや高速道路のインターチェンジに囲まれた市内中心部でも、常により正確に、より簡単に目的地を見つけることができます。

またバッテリーサイズは、ノーマルバージョン5000mAh、5Gバージョンは4200mAhとなっており、更にAI駆動のリソース割り当てでバッテリー性能をより延命させる事ができます。TÜV安全認定HUAWEI SuperCharge2 高速充電に対応しており、充電も素早くできます。

HUAWEI Mate20 Xの何よりもの売りはLEICAレンズ搭載のトリプルレンズカメラだと思います。新しいAIを搭載したライカトリプルレンズのカメラは40.0MP +20.0MP + 8.0MPという構成になっており、かなり高画質な写真が撮れます。40MPのメインレンズの絞り値がF1.8となっており低照度にも強く、暗所でも美しくクリアな写真が撮影できます。

この2枚はノーマルバージョンのHUAWEI Mate20 Xの公式ページにあった作例ですが、かなり美しい写真ですね。ワイドアングルも美しいし、寄りのマクロ写真でもとても美しいです。

また搭載のAIは1500を超えるシナリオと25のカテゴリを認識し、1つの写真で異なるオブジェクトとシーンをセグメント化できるようになりました。色、明るさ、コントラストは、写真を細かくペイントするように、完璧なバランスで自動的かつ正確に調整されます。

HUAWEI Mate20 Xはシネマモードは、動画を映画のようにするために、クラシックな21：9の映画比率とリアルタイムHDRを提供し、優れた明瞭さで没入型の動画を作成します。まるで映画のワンシーンのような動画がいつも身に着けているスマホで撮影できるのは、わざわざビデオカメラを持ち出す必要が無い、いつでもさっと撮影できるという意味では良いですね。

AIによる背景の加工を利用して、人物を際立たせるように、背景にフィルターをかけて撮影する事も可能です。フレッシュ、ビンテージ、背景ぼかし、サスペンスなど、AI Portrait Colorがリアルタイムに人を検知し、背景をグレーアウトして画像のように映画のワンシーンのような動画を撮影する事も可能です。

また便利な機能として、「ディレクターズカット」という機能を搭載しており、AIビデオエディターが、被写体の個人個人の顔を識別し、各人に個別のビデオハイライトを作成してくれます。わざわざビデオを編集せずに、子供や友達やお祖母ちゃんなど、自動でハイライトビデオを作成してくれるのは面白い機能ですね。

HUAWEI M-Pen3を使用して、ロックされた画面から直接メモを書くことができます。4096段階という驚異の筆圧感知で、まるで紙にえんぴつで書いているかのようにペンを使ってHUAWEI Mate20 Xの画面にメモを書くことができます。

HUAWEI Mate20 Xにペンを収納できないのが少し不便ですが、ペンを利用する人はカバーにペンホルダーとかで対応していけばいいのかな？手書きが好きな人には便利なペンですので是非活用したいところですね。

HUAWEI Mate20 X 5G スペック詳細

	Mate20 X	Mate20 X 5G
OS	EMUI 9.0 (Based on Android 9)	EMUI 9.1 (Based on Android 9)
CPU	HUAWEI Kirin 980	Huawei Kirin 980 + Balong 5000
GPU	Mali G76 720MHz
メモリ	6GB	8GB
ストレージ	128GB	256GB
MicroSD	最大256GB (SIMスロット共用)
ディスプレイ	サイズ：7.2インチ　OLED カラー： 1670万色色域： DCI-P3 解像度：FHD+ 2244 x 1080
リアカメラ	40.0MP +20.0MP + 8.0MP 【40 MP】広角レンズ、絞り値f/1.8 【20 MP】超広角レンズ、絞り値f/2.2 【8 MP】望遠、絞り値f/2.4 オートフォーカス（レーザーフォーカス、位相フォーカス、コントラストフォーカス）をサポート、AIS（Huawei AI Image Stabilization）
フロントカメラ	24.0MP　絞り値f/2.0
wifi	802.11a/b/g/n/ac, 2.4 GHz and 5 GHz
Bluetooth	BT 5.0, BLE, SBC, AAC, LDAC and HWA Audio
出入力	Type-C, USB 3.1 GEN1
接続性	3.5 mmイヤージャケット Type-Cイヤージャケット PCデータの同期	Type-Cイヤージャック PCデータの同期
バッテリー	5000mAh	4200mAh
サイズ	174.6mm×85.4mm×8.15mm	174.6mm×85.4mm×8.38mm
重量	232g	233g
GPS	GPS (L1 + L5 dual band) / AGPS / Glonass / BeiDou / Galileo (E1 + E5a dual band) / QZSS (L1 + L5 dual band)
センサー	重力センサー, 周囲光センサー, 近接センサー, ジャイロスコープ, コンパス, 指紋センサー, ホールセンサー, レーザーセンサー, 気圧計, 赤外線センサー, 色温度センサー
NFC	搭載
特徴	3.5mmイヤホンジャック搭載	国際規格IEC 60529 防塵 IP53

対応周波数について

AU・DOCOMO・Softbank・楽天モバイル対応周波数(緑はプラチナバンド)
docomo	LTE：B1/B3/B21/B19/B28/B42 3G：B1/B9/B6(B19を内包) 5G：n77/n78/n79/n257
AU	LTE：B1/B11/B18/B26/B28/B41/B42 3G：B1/B18, BC0(CDMA2000) 5G：n77/n78/n257
Softbank	LTE：B1/B3/B8/B11/B28/B41/B42 3G：B1/B8/B11 5G：n77/n257
楽天モバイル	LTE：B3 5G：n77/n257 AUローミング：B18(B26)

表の内容が理解できない方は「キャリア別対応周波数の説明」を読んでみてくださいね。

2モデルの対応周波数はそれぞれ下記に記載しておりますが、説明するならばフルバンド対応で素晴らしいの一言！
AUはVoLTE必須だったりで特殊なので使えるかどうかは実機検証あるのみですが、使える場合はAUもフルバンド対応で、DOCOMO・Softbankは完全フルバンド対応です。特にDOCOMO系は山間部対応のFomaプラスエリア対応のB6にも対応しており、技適の有無は置いておくとしたら日本の携帯と同じように利用できます。

読者様からの情報ですが、DOCOMOはB28は対応なしとのこと。ですが、メインバンドはB19なのであまり気にしなくて良いかなと思います。それより、初期ファームではVoLTEに対応しているのに、アップデートで日本のVoLTEがつぶされます。DOCOMOやSoftbankなどはそれでも利用できますが、VoLTE品質のネットワークは利用できなくなるので、VoLTE使いたい人はアップデートしない方が良いですね。AUはVoLTE使えない場合は電波受信しなくなるので、海外モデルを購入する人はアプデ禁止です。

●ノーマルモデル
プライマリSIMカード:
4G LTE TDD: B34/B38/B39/B40
4G LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B6/B7/B8/B9/B12/B17/B18/B19/B20/B26
3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6(Japan)/B8/B19(Japan);
3G TD-SCDMA: B34/B39
2G GSM: B2/B3/B5/B8(850/900/1800/1900 MHz)

セカンダリSIMカード:
4G LTE TDD: B34/B38/B39/B40
4G LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B6/B7/B8/B9/B12/B17/B18/B19/B20/B26
3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2G GSM: B2/B3/B5/B8(850/900/1800/1900 MHz)

●5Gモデルの周波数
プライマリSIMカード:
5G NR: N77/N78/N79
4G LTE TDD: B34/B38/B39/B40/B41
4G LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B6/B7/B8/B9/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B32
3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6(Japan)/B8/B19(Japan)
2G GSM: B2/B3/B5/B8(850/900/1800/1900MHz)

セカンダリSIMカード:
4G LTE TDD: B34/B38/B39/B40/B41
4G LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B6/B7/B8/B9/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
2G GSM: B2/B3/B5/B8(850/900/1800/1900 MHz)

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