REVOPOINT POP 2 レビュー 個人利用におすすめの低価格3Dスキャナー

フィギュア、彫像、カラーモデル、人体や顔など、あらゆる立体物を3Dデジタルデータ化することが可能な3Dスキャナー。

高精度3Dスキャナーは高額なイメージですが、今回紹介する『REVOPOINT POP 2 3Dスキャナー』は、性能はプロ仕様レベルなのに10万円以下で購入可能で、個人が趣味やDIYで使う為の3Dスキャナー入門にもってこいな商品です。

また、ポータブル可能な3DスキャナーとしてデザインされたREVOPOINT POP 2は、ハンディーサイズで場所も取らず、使い方も簡単で、誰でも簡単に、3Dプリント、VR/ARモデル製作、リバースデザインに相応しい3Dモデリングが生成できます!

REVOPOINT POP 2 3Dスキャナー レビュー

REVOPOINT POP 2は、既に世界で愛用されている先代のRevopoint POP(レヴォポイント・ポップ)に、精度・操作性・色彩効果など大幅にアップデートが加えられた最新モデルです。先日Makuakeにてクラウドファウンディングを実施し、販売実績9200万円を突破する大成功を収めています。

REVOPOINT POP 2のハイライト

  • 本体重量195gと軽量でコンパクトなサイズ
  • ワンクリックスキャン対応
  • 手持ちスキャン対応
  • スキャン速度10FPS、300万ポイント/秒と高精度のスキャン
  • 被写体に忠実なディティールと高発色を再現
  • 人の顔もスキャン可能な安全な赤外線不可視光採用
  • USBケーブル一本でデータ転送と充電に対応

今回のレビューにあたりRevopoint様よりPOP2が10%割引になる特別クーポンを提供頂いています。ご購入をお考えの方は是非ご利用ください!

販売ページ:REVOPOINT POP 2
10%割引クーポンコード:revopoint10Copy
スタンダードセット割引後の価格:86,310円
プレミアムセット割引後の価格:99,000円

※クーポンは、スタンダードセットとプレミアムセットどちらにも利用可能です。クーポンの利用方法は記事最下部にて説明しております。

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の特長と仕様

主な特長

3Dスキャナー REVOPOINT POP2

REVOPOINT POP 2 の1番の売りは価格。同性能程度の業務用3Dスキャナーの10%程度と驚きのコストパフォーマンスを実現しており、下記のようなプロ仕様の3Dスキャナーに負けない機能と性能を備えています。

二眼レンズと微細構造化光を採用
独自開発のマイクロプロジェクションチップを利用し、3D点群データを高速かつ高精度に取得することができます。

プロ級の精度を満たす最高精度0.05mm
シングルフレーム最大0.05mmの精度と0.15mm間隔の3D点群データというプロ級の精度を満たし、より繊細で精度の高い3Dモデルのキャプチャを実現します。

10fpsのフレームレートで高速かつ正確に
フレームレートがPOP初代8fpsから10fpsにアップグレードされ、高速かつ正確に空間位置情報を取得し滑らかでスムーズなスキャンを実現します。また、形状合わせ、マーカーポイント、色合わせによる点群のスティッチングをサポートしており、スキャン時のエラーを減少します。

被写体に忠実なディティールと色の再現
高解像度グローバル露光センサーにより被写体本来の色彩を再現。更にハイレベルDepthカメラにより、鮮明な3Dモデルを生成します。また、安全な赤外線可視光線を採用しており、目に優しく人の顔もスキャン可能です。

快適な操作性
・USBケーブル一本で電源、データ転送機能に対応
・シンプルかつ直感的で使いやすい無料ソフトウェア「Revo Scan」に対応
・手持ち型スキャンモード、ターンテーブル型スキャンモードに対応
・3Dモデル出力ファイル形式はStl、Ply、Objに対応

まだ使用イメージが想像できないという方は、下の公式動画を再生してみてくださいね。

ちなみにMakuakeの商品ページもとても分かりやすく説明されていたので、もっと見たいという方は見てみてくださいね。残念ながらもう支援の募集は終了していますが。。

仕様・スペック詳細

  • テクノロジー:デュアルカメラ赤外線構造光
  • CPU:Dual-core ARM Cortex-A7
  • 精度:最大0.05mm
  • 単体フレームの撮影領域:210mm×130mm (ベストスキャン距離での公称値)
  • 動作距離:150mm~400mm
  • 最小スキャン量:20×20×20 (mm)
  • スキャンスピード:最大10fps
  • 光源:クラス1赤外線レーザー
  • 照準:特徴調整、マーカーポイント調整、色調整
  • スタート/停止ボタン:有
  • 出力フォーマット:STL,PLY,OBJ
  • テクスチャスキャン:有
  • 重量:195g
  • 寸法:154.6×38.2×25.6(mm)
  • 対応コンピュータ構成:Windows 8/10/11 (64-bit), Android, iOS, Mac, Harmony
  • Wi-Fi:5.1G
  • コネクタータイプ:Micro USB
  • 梱包サイズ:28.8×24.8×11.2cm
  • 梱包重量:2.11kg

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー

パッケージ内容

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー

スタンダードセット、プレミアムセットがラインナップされています。今回のレビューは、プレミアムセットをお借りして執筆しています。

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー

外箱背面には技適、CE、RoHSマーク、シリアルナンバー、公式サイト関連QRコードの記載があります。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー

上記の写真は、プレミアムセットのみ付属のオリジナルバッグです。

材質はベロア調の手触りの良い生地で、下部には「REVOPOINT」の刻印が入っており、高級感のある印象です。持ち運びにも収納にも便利に使えます。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー

ジップを開くと、サンクスカード、ユーザーマニュアル、保証書が入っています。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー

片面に本体、三脚+三脚用セットアップ部品、サンプル胸像、ポータブル回転テーブルが収納されています。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー

面ファスナーで固定された間仕切りにはスマホホルダー、モバイル用バッテリー、ポケット部には各種付属品が入っています。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー

左からUSB A 3.0 to Micro B 3.0ケーブル、USB C to Micro B 3.0 ケーブル、データ転送/電源 2 in 1ケーブル、ポータブル回転テーブル用電源ケーブルです。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー

バッグのポケット部に入っている付属品類は、キャリブレーション用パネル、回転テーブル用パネル、マーカーステッカー、背景用ビニール、回転テーブル用粘着シート、固定用粘土です。

外観デザイン・設置使用方法

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

まず、本体を各角度から見てみます。

正面は両脇にデュアルカメラ、真ん中に赤外線レーザー投光器、右側にRGBカメラが搭載されています。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

背面は左から、電源/データ転送共用のUSB端子、インジケーター、スタート/停止ボタン、シリアルナンバーのステッカーです。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

上面には「REVOPOINT」のロゴの印字があります。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

底面には三脚用セットアップ部品を接続するためのパーツと、外箱背面同様、技適、CE、RoHSマーク等のロゴが入ったステッカーが貼ってあります。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

本体正面から見て右脇には「Warranty Void If Seal Is Broken(シールを剥がすと保証無効)」のシールが貼ってあります。1年間メーカー保証が付いていますので、何かの拍子に剥がしてしまわないように注意です。

サポート面でも日本語アフターサポートが充実していますので、故障時、トラブル時、使用上の疑問がある場合でも安心です。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の外観デザイン

本体重量は大体iPhone XRとほぼ同等の195gです。
全体的に省スペースで、内部にはCPUも搭載されていますが、とてもコンパクトに収まっています。

近未来的なデザインといった印象です。
洗練されたガジェットならではの技術がギュッと詰まった感じがあります。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

三脚+三脚用セットアップ部品です。

三脚上部の窪みに本体底面のパーツがカチッと嵌まり、リリース用のボタンを押すと外れる仕組みです。本体を好みの角度に合わせて、角度調整のネジを回して固定します。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

本体と三脚を接続したところです。
中央はゴム足でとても安定感が有り、ズレの心配も少ないです。

今回はPC接続でスキャンを行う為、置いて固定して使用しますが、高さを調整する機構はありませんので、被写体の大きさや状況に応じて、手持ちの方が都合が良い場合はスマホ接続で使用するようになるかと思います。

プレミアムセットは専用バッテリーも付属しており、外出先で使用する際に電源の心配もなく、シチュエーションによって柔軟な対応が可能です。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・外観デザイン

データ転送/電源 2 in 1ケーブルの端子は特殊な形状です。
固定用ネジをしめればしっかり固定されるので、作業中にケーブルが抜けるといった心配はありません。

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー・外観デザイン
ケーブルを接続し、インジケーターが青から緑に変わると使用可能な状態となります。

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー・外観デザイン

ポータブル回転テーブルは、ON/OFFスイッチ、インジケーターとシンプルです。
底面に電池用の蓋があり、単四電池3本でも駆動可能なようです。

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー・外観デザイン

スキャン時のイメージはこのような感じ。
本来はポータブル回転テーブルの上にパネルを付けて使用しますが、今回はポータブル回転テーブルに被写体のサンプルを直接置きスキャンします。

3Dスキャンをやってみた

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー・スキャン実践方法説明

REVOPOINT公式サイトから「Revo Scan」をダウンロード、インストールしスキャン開始です。

日本語化されたクイックガイド、ユーザーマニュアルも同ページからダウンロード可能ですので、使い方の詳細をパソコンやスマホに保存しておくこともできます。

REVOPOINT POP2 3Dスキャナーの実機レビュー・スキャン実践方法説明
「Revo Scan」TOPページです。
まずこのプレビュー画面にて、本体と被写体の距離感を調整し、上の「ベスト」の距離に配置出来たらスキャンに移ります。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・スキャン実践方法説明
「新規」のボタンを押すとこのようにポップアップが表示されます。
ここで保存先の確認、スキャン設定を行い、スキャン準備完了という流れになります。

せっかくなので、今回は高精度スキャンを選択しています。

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー・スキャン実践方法説明

スキャン開始画面です。
左上にRGBカメラ画面、左下にDepthカメラ画面があります。
基本的に自動調光で問題無くスキャンしてくれますが、輝度を手動で調整する事も出来ます。

右側のタイマーは、スキャン開始までのカウントダウン(秒)を設定可能です。
再生(一時停止)/停止ボタンでスキャン開始/停止します。
一時停止時には、スキャンした工程を細かく前に戻したり進めたりといった事も可能です。

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 の実機レビュー・スキャン実践方法説明

スキャン開始後、数周繰り返し同じ角度でスキャンすると点群データが大きくなり、無駄な処理容量も使ってしまいます。
高性能なので、1周~2周で十分な点群データを拾ってくれます。

1周したらスキャン一時停止をし、被写体を別な向きや角度にし、拾い切れていない部分を再度スキャン。
これを繰り返す事で高精度な3Dモデルとなります。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・スキャン実践方法説明
被写体の向きを変えると、一瞬「追跡に失敗しました」のメッセージが出てモデルが赤く表示されますが、自動で向きが変わった事を認識して合わせてくれます。

それでももし処理が上手くいかない場合は、一時停止、一つ前に戻るを押して再度スキャンすることで正確に処理が実行されます。
自動で素早く認識し直す精度が素晴らしく、処理が上手くいかないといったパターンはほぼなく3Dスキャナー初心者でも簡単に使いこなせます。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・スキャン実践方法説明
停止ボタンを押すと、自動的に点群データの融合を行います。
点群データの融合が完了しました、と出れば点の集合体モデルの出来上がりです。

この段階でも非常に高精度である事が伺えます。
この後、右中央にボタンがあるメッシュ化を行う事で3Dモデルとなります。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・スキャン実践方法説明
メッシュ化ボタンの矢印部分を押すと、メッシュ設定のポップアップが表示されますので、自動もしくは手動、クオリティとノイズ除去について細かく調整が可能です。

3Dスキャナー REVOPOINT POP2 の実機レビュー・スキャン実践方法説明
メッシュ化完了すると、点群が結ばれて滑らかな3Dモデルが出来上がります。
以上でスキャン完了です!
慣れてくると、スキャン開始からメッシュ化まで約5分程度で完了出来ました。

3Dスキャン全般に言える難点ですが、無色透明(光を透過して表面に光線パターンが現れない)、光沢がある、光の反射がある、光の吸収率が高すぎる(光を吸収してコントラストが弱くなる)ような素材の場合、上手くスキャン出来ない事もあるようです。

その場合の対策としては3Dスキャナー専用の反射防止スプレー(成分がそのまま残る、拭き取りが必要)、昇華型スプレー(スプレー後、時間で成分が気化するタイプ)を使用する事でカバー出来るようですので、困った時は対策スプレーを利用しても良さそうですね。

3Dスキャナー REVOPOINT POP 2 を使ってみた感想

REVOPOINT POP2 3Dスキャナーの実機レビューまとめ

REVOPOINT POP 2 3Dスキャナーの売りは、価格とコンパクトなデザインと思っていたのですが、1番印象に残ったのは『プロ仕様さながらの性能』です。
ハンドスキャン可能でありながら、ここまで高精度なスキャンを実現している事に驚きました。

スキャンを行うソフトウェアもシンプルで扱いやすく、設定をカスタマイズして使用感を変える事も可能な点が自由度が高くて好感触。
処理速度も早く、待つことなく次の工程へ進める事が出来るのも良かったです。

自宅にある小物でスキャンを何度か試してみましたが、ソフト側で自動測光を行ってくれるため、距離感の調整のみで済むところも素人にも使いやすいなと思いました。
ガイドに従って被写体との距離を微調整するだけでOKです。
最適な位置関係で「ベスト」と表示されるので、特に使い方で悩む事なくスキャンが完了します。

据え置き型の3Dスキャナーのような大掛かりな設置、配置の手間や場所の制約が無い事もかなり大きなメリットではないでしょうか。
本体デザインからソフトウェア、サポートまでユーザビリティに配慮された設計で初心者でも簡単に使えて、その上使いこなせば工業用のリバースエンジニアリング、デザイン、VR/ARなどにも応用が可能です。

手軽に持ち運べて、ハンドスキャンも可能でありながら、ほとんどソフトにおまかせの作業でお手軽に高精度な3Dデータが生成可能。
高精度で安定感のある性能と驚きのコストパフォーマンスを見事に実現していると思います。

今まで3Dスキャナーは敷居が高く感じて手が出せなかった方にこそ、ぜひともオススメしたい一品です!

REVOPOINT POP 2の割引クーポンと利用方法

冒頭でも記載致しましたが、REVOPOINT POP 2が10%割引になる特別クーポンを提供頂いています。

販売ページ:REVOPOINT POP 2
10%割引クーポンコード:revopoint10Copy
スタンダードセット割引後の価格:86,310円
プレミアムセット割引後の価格:99,000円

※クーポンは、POP 2プレミアムセット、POP 2スタンダードセットどちらにも利用可能です。

クーポンの利用方法
1. パッケージを選んで『カートに追加する』をクリック
2. 次の画面で『ご購入手続きへ』をクリック
3. 『クーポンコード』と記載の場所へ revopoint10Copy を入力し適用するをクリックで適用です!

公式サイト:Revopoint




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