SUUNTO RACE S レビュー オフラインマップ対応スポーツ特化型スマートウォッチ

レースやトレーニングに最適な高性能スポーツウォッチ SUUNTO RACE S(スントレースエス)SUUNTO(スント)様より提供頂きましたので、さっそく実機レビューです!

SUUNTO RACE S レビュー

SUUNTO RACE Sは、高性能な位置測位システム(GPS, GLONASS, GALILEO, QZSS, BEIDOU)を搭載し、最大輝度でGPSをフルでONにして最大30時間のスポーツトラッカーが使えるロングバッテリーが魅力です。通常利用では、約5日~1週間は使える性能。

また、スポーツモードは95種類以上のスポーツモードを搭載するほか、オフラインマップをダウンロードする事ができ、事前に運動計画をアプリで指定する事でナビゲートをしてもらいながらトレーニングをすることも可能。

睡眠や休息時間から次のトレーニングのタイミングを知らせてくれたり、なりたい自分の目標にはどのぐらいのトレーニング行うべきかを教えてくれる機能を搭載するなど、とにかくスポーツに特化しているのが特長です。

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

パッケージ内容とデザイン

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

外箱はノンダメージで届きました。デザインも良い感じで高級感溢れてます。裏面にある認証マーク一覧に技適マークはありませんでしたが、SUUNTO RACE Sのシステム内にちゃんと技適マークはありました。技適付きで、安心して日本国内でも利用できます。

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

パッケージ内には、マグネット充電器、SUUNTO RACE S本体、ベルト、説明書や保証書などのペーパー類が入っています。

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

ベルトはクリッカー式で着脱は簡単。22mm幅のベルトと互換性があります。

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

物理ボタンは右側に搭載されています。真ん中にあるクラウンボタンは、押す・回すの操作が可能で、手袋をしている場合でも操作がしやすいのが利点。

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

左側にはスピーカー穴を搭載。通知をバイブレーションだけでなく音で鳴らす事もできます。

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

背面は、センサー部がほどよくカーブを描いたデザインで、汗をかく今の季節に肌が弱い私でも、肌トラブルを起こさず快適に装着できます。金属部が直接肌に触れないのが特に良い!

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

重量は、ベルト含んで61gと軽量です。

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

SUUNTO RACE S のデザインと仕様

時計下部とベルトの留め具に刻印されたSuuntoのロゴがなにげにかっこいいですね。時計部の厚みも11.4mmと薄型で、袖に干渉しにくいです。ベルトの余りの部分はベルトに留められるので、腕の細い女性でもかっこよく着けられます。

常時表示可能なAMOLEDディスプレイ

Suunto Race Sは、466 x 466解像度、1.32インチのAMOLEDディスプレイを採用。輝度の詳細はありませんが、ハイエンドスマホレベルの明るさで、昼間の屋外で太陽に向かって超見えにくい状態でも、目視可能な明るさを維持。

こちらも充分に明るい屋外で撮影していますが、歩数などの小さな表示も文字もくっきり鮮明です。こちら標準搭載されているフェイスですが、月日の部分と歩数の表示部分は、自分好みに表示する項目を見逃した通知の個数などにカスタマイズできたりもします。

Suunto Race Sの常時表示可能なAMOLEDディスプレイ
常時表示:バックライトON
Suunto Race Sの常時表示可能なAMOLEDディスプレイ
常時表示:バックライトOFF

Suunto Race Sは常時表示にも対応。表示はフェイスに基づいたデザインとなり、この表示はデジタル表示を選択している場合で、腕をひねると1枚目の写真のように画面が点灯して見やすくなり、手を動かさない場合は2枚目の写真のように消灯された状態で電池の消耗を防ぎます。

通常利用でも7日間ロングバッテリー性能

Suunto Race Sのバッテリー性能

充電は、マグネット式。向きなどはなく、充電機の上におくだけで充電が始まります。

心拍などのセンサーをONにした状態で常時表示にしても約5日、手首を上げると表示にした場合は約7日、心拍をOFFにした省電力設定の場合は、約13日のバッテリー性能です。また、GPSをフル稼働させた最高パフォーマンスモードのスポーツトラッキングも約30時間というタフな性能です。

▼バッテリー駆動時間詳細を開く

  • 日常使用: スマートウォッチモード
    最大9日間

  • 日常使用: 待機モードのみ
    最大13日間

  • トレーニング: 全システム GNSS モード + マルチバンド
    最大30時間

  • トレーニング: 全システム GNSS モード + シングルバンド
    最大40時間

  • トレーニング: すべてのバッテリーモードのバッテリー寿命
    30時間 / 40時間 / 60時間 / 120時間

  • トレーニング: 省電力 GNSS モード
    最大120時間

Suunto Race Sとスマホを連携してできること

スマホにダウンロードしたSuuntoアプリと連携すると、スマホからの通知を受信できるのはもちろん、アプリ側では、心拍数や血中酸素飽和濃度、歩数、消費カロリー、スポーツログなどのデータを記録できます。

また初回アプリに接続した際、Suunto Race Sのバージョンのアップデートが落ちてきました。今後も細かいOTAがあると考えるとアプリは必須ですね。

アプリの着信通知

SUUNTO RACE S レビュー

1枚目はLINEの通知です。LINEなどメジャーなアプリの場合はアイコンも表示されますが、Discordなどマイナー寄りのアプリは共通のメッセージマークが表示されます。2枚目にある返信を選ぶと、事前にアプリ側で登録しておいたメッセージが表示され、選択して返信をすることができます。3枚目の写真は、こんなにたくさん表示されますよってのが言いたいだけの写真です。笑

アプリはiOS/Androidともに対応していますが、通知からメッセージの簡易返信の機能はAndroidのみ対応とのことです。iOSは何かと縛りが多いのでこれは仕方ないですね。

ちなみに、LINEは不在着信のみしか届きませんが、Discordは通話着信時にリアルタイムで通知が届きます。アプリによって違いはありますが、リアルタイム着信が届くのはありがたい。

睡眠トラッカー

睡眠は、通常の睡眠と昼寝までカウントしてくれます。また、起床時にどのぐらいパフォーマンスが回復しているかを表示もしてくれます。そろそろ運動したら?という合図ですね。笑

時計側でも睡眠ログなどは確認可能。Suunto Race Sはスポーツに特化したスマートウォッチなので、睡眠の項目などはパッと表示されるところにはないのですが、手元でならばさっとスライドするだけで確認可能なのが良かったです。その日の睡眠の質の詳細も見れます。

スポーツトラッカー

Suunto Race Sは、95種類以上ものスポーツモードを搭載。水深50mまで平気な耐水設計で防水機能もばっちりなので、水泳を始めとして、きっとあなたがトラッキングしたいスポーツはほぼほぼ網羅しています。無い場合は、フリーで登録できる機能もあります!

Suunto Race S スポーツトラッカー

こちらは張り切ってウォーキングしようとしたけど暑さに驚いてすぐに帰宅してしまったしょぼいログになりますが、かなり詳細が見れるので、命を守る行動を促される暑さでなければ、私でもモチベが上がりまくるんだと思います。

Suunto Race S スポーツトラッカー

こちらは踏み台昇降的なマシンをやったログです。ウォーキングは無理でしたが、こちらは頑張れました。こんなにも詳細が出るのは、やはり運動のモチベはあがりますね。

しかし、めちゃくちゃきつい運動と、暑さに驚いてすぐに帰ってきたウォーキングがたいして変わんない消費カロリーってのが面白いですね~。筋肉増強には良いのでしょうけど、損した気分です。笑

ただ痩せたいだけとか自分に合った目標が明確にある場合、こういう詳細データがでるのははやり利点を感じます。

Suunto Race S スポーツトラッカー

ウォーキング中の表示です。下2枚は後述するオフラインMAPです。ルートの設定などをあらかじめしていた場合は、この地図にルートが追加されて表示されます。

Suunto Race S スポーツトラッカー

運動後の記録は、アプリの方にも自動で同期されますが、手元で確認する事もできます。

Suunto Race S スポーツトラッカー

アプリでは、体力アップにつながるヒントをくれるので、自分の目標に向かって邁進できる感じですね。心拍数変動 (HRV)の測定機能も搭載しており、心肺機能の強化レベルまで測定できる素晴らしい性能です。

オフラインマップのダウンロードが可能

Suunto Race Sは、アプリから無料でオフラインマップをダウンロードする事ができます。

オフラインマップのダウンロードをしていると、事前にルート設定をしておいて、Suunto Race Sにナビゲーションをしてもらう事もできます。

スポーツ公園の周りを走るコースを設定してみているところですが、高低差などが見れる為、筋力をアップしたい方などは強化トレーニングコースなどを組むのに良さそうです。

アウトドアに役立ちそうな機能も満載

SUUNTO RACE S レビュー

コンパス・ミュージックコントロール・高度・日の出と日の入りなどの、あったら便利だなという項目もあります。

他には、タイマー/ストップウォッチ、天気予報、気圧計などもあり、特に気圧表示は、リアルタイムだけでなく12時間前から記録されているので、天気頭痛持ちの私は大助かり。なんかモヤモヤすると思ったら手元で気圧を確認し、冷やすまたは温めるなどの頭痛への対処などもできちゃったりで超便利。

Suunto Race S レビューまとめ

SUUNTO RACE S レビュー

Suunto Race Sは、通常のスマートウォッチにあるスマホからの通知などの最低限の機能もほぼ全て搭載し、なおかつスポーツやアウトドアに特化しているという仕様でした。

価格から見るとかなりのハイエンド機となりますが、搭載の高性能GPS機能、優秀過ぎるスポーツトラッカー機能と運動支援機能などを加味すると、アスリート級のボディーを作りたい人には、心拍数変動 (HRV)の測定など嬉しい機能満載なのではないかと思います。

気になった点としては、アプリがスポーツに特化しすぎてて、日々の睡眠ログなどを見たい場合は、少し奥まで入っていかないといけないという事と、腕から外した際のロック機能がない点と、Bluetooth通話に非対応という点。

また時計本体の通知バイブレーションに関してはしっかりブルブル震えてくれるので、通知に気づかないなどはないのですが、通知を後から見ようとしたら結構スクロールしないといけなかったりします。しかし、上下物理ボタンを長押しした場合にメニューを割り当てられるので、私はメニューで割り当てて通知をすぐ出せるようにして対応しました。

Suunto Race Sは、オフラインマップを含め、トレーニングの相棒としての用途であるならば、その辺のスマートウォッチでは測定できない細かな機能を搭載しているので、筋肉増強目的やダイエット目的など、運動を目的とする人にはとてもおすすめのスポーツ用スマートウォッチです。

Suunto Race Sの販売先

Suunto Race Sは、Amazon、またはSuunto公式サイトで購入可能です。
現在価格は、税込み64,900円と割とお高めではありますが、SUUNTOファンの皆さんにとってはミドルクラスの価格なのではないでしょうか?

Amazon:Suunto Race S
Suunto公式サイト:Suunto Race S




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