Xiaomi Mijia MJJGTYDS02FM小型プロジェクターレビュー

重量は1302gですが、片手でつかめる程の小型ボディー(サイズ：11.50 x 15.00 x 15.00 cm)なので、いろんな場所に持ち運んでホームシアターが楽しめます。LEDは30000時間の長寿命となるので、家族みんなで使いまくっても安心です。

主要スペック
● CPU: Amlogic T968-H
● メモリ: 2GB DDR3
● ストレージ容量: 8GB eMMC
● OS: MIUI TV

パッケージ内容は、プロジェクター本体、リモコン、日本対応の電源プラグ、単4電池2本、中国語の説明書になります。説明書が中国語なので全ての機能を使いこなせているか不明ですが、数日使い込んでこんな便利機能がありますよという感じでレビューを進めていこうと思います。

プラグは100V-240Vなので、日本を含めて世界どこでも利用できます。もちろん海外で利用する際はプラグの形状を変更するアダプターが必要になりますが、デフォルトでつくプラグは日本対応なのでコンセントはそのまま利用できます。

背面には排熱の為の穴が開いています。排気音は30dB以下となり、このレベルのプロジェクターにしてはとても静音です。5時間程YOUTUBEを投影してみましたが、しっかり排熱されており長時間動作に影響するような発熱はありませんでした。

左右の穴はスピーカーとなります。左右から鳴る音はドルビーサウンドに対応だけあり、1万越えの高級スピーカーレベルのクリアで深みのある音質です。

左からのみ・右からのみ・広がりのある再生音とちゃんと区別された音がなるので臨場感があります。スピーカーも良いけど、ヘッドフォンを利用した場合は、低音がすごい！ホラー系とかは心臓に悪いほどの臨場感を楽しめます。まるで映画館に居る様です。

ヘッドフォンから音を出すか、スピーカーから音を出すかは選べるのですが、スマホをキャストしてスピーカーで音を再生している際に、スマホにヘッドフォンを挿したらヘッドフォンから音を再生できました。プロジェクターにヘッドフォンでつながれずに済むのは快適です。

インターフェイスは背面に集中していて、左からDCプラグ、3.5mmオーディオジャック、USB3.0、HDMIとなります。HDMIからスマホやPCにも接続できますが、スマホはキャストを使って簡単にワイヤレス接続できるので、スマホとの互換性は抜群です。

物理スイッチは上部にある電源ボタンのみで、後は全て付属のリモコンで操作しますが、USBポートからキーボードやマウスも接続できるので、マウスやキーボードでの操作も可能です。マウスやキーボードはBluetoothでの接続も可能。

背面には三脚に固定できる穴があるので、会議などで広い会場で投影する際、デスクがないところに設置する場合は三脚で対応できます。

こちらは付属のリモコン。シンプルで、ホーム・戻る・メニューなど、絵で全て分かるデザインになります。

音声入力のマークがありますが、こちら中国語のみしか聞き分けてくれないので、スマホのGoogle翻訳を利用して、日本語を中国語に変更し、スマホをリモコンに近づけて中国語を喋らせるなどちょっと工夫が必要です。ちなみにGoogle翻訳との相性はよく、正確に音声認識していました。

Xiaomi Mijia MJJGTYDS02FMの便利な機能の1つですが、フロントに配置されているカメラで投影先との距離を認識してくれるオートフォーカス機能がついています。

オートフォーカスで電源を入れたら勝手にピント調節をしてくれる為、起動には25秒ほどかかりますが、ダイヤルを回してピント調節するよりはるかに素早くスタンバイできます。

投影距離159.8cm：60インチ
投影距離213.5cm：80インチ
投影距離267.3cm：100インチ
投影距離321cm：120インチ
投影距離400cm：200インチ

という大きさになりますが、これは1080p解像度で投影できる距離になり、4mまでが推奨距離になりますが、最大では7mまでは対応できるそう。BanggoodのHPに掲載されているYOUTUBEに7mぐらいの距離の隣のビルに投影している映像がありましたが、映像はとても鮮明でした。

明るさは500ANSIルーメンになり、このサイズ感では想像できないぐらい明るいです。ビジネス用途にも余裕で利用できる明るさで、薄暗い部屋なら色までしっかり見え、普通に明るい部屋でも白黒のテキストならくっきり見えます。

電源を入れたらまずこの画面になります。中国語のプリインストールアプリが沢山あり、こちらは中国語が分かる人にしか利用できないです。触ってはみたのですが、有料アプリばかりで私は中国語が分からないので活用できず、ここがちょっとだけ残念。

まず『我的応用』みたいなアプリの集合体の中にある歯車マークを選択して、言語設定から行いました。Xiaomi Mijia MJJGTYDS02FMは英語と中国語のみの対応になりますので、英語にしました。

ここで個人的な好みの設定ができます。我が家の壁の壁紙が白一色のものが無くてクローゼットの扉に投影しているので、明るい部分に変な線と微妙に木目が入っていますが、映像はとてもきれいですのでご安心ください。

英語に設定したら、中国語のプリインストールアプリ以外は全て英語になります。中国語のアプリも英語になってくれればいいのですが、変更不可でした。

という事で、背面にあるUSBポートよりAPKでYOUTUBEとAmazonプライムビデオを入れてみました。

YOUTUBE　⇒　http://in.c.mi.com/thread-861822-1-0.html
Amazonプライムビデオ　⇒　https://apkpure.com/jp/amazon-prime-video/com.amazon.avod.thirdpartyclient

上記のURLからダウントードしました。Amazonプライムはどこで拾ったものでもたぶん使えますが、YOUTUBEは通常のAndroid用のは動かずYouTube apk for Mi LED Smart TV用のものだったら大丈夫だったので、導入したい方はこちらをご利用ください。

Google PlayストアとかTV用のGoogle Chromeとかを入れようと頑張ってみたのですが、どれも無理でした。もしも利用可能なAPKを知っている人が居たら教えてください！もしAPKで試してほしい物がある人もリクエスト受け付けますのでコメントくださいね。ちなみにNetflixを入れている人も居たので、その辺も起動できるようです。

AmazonプライムビデオもYOUTUBEも高画質再生対応です。YOUTUBEは1080p対応の確認できましたが、Amazonプライムビデオの方は高画質の選択しかできず、画質の詳細が出ない為目視での判断になりますが、スマホとキャストした1080pの画質と比較して劣化は感じませんでした。

Xiaomi Mijia MJJGTYDS02FM自体がHDR10のデコードに対応していますので、おそらく1080pできているのではないかと予測します。

ちなみにこちらはAPKで落としたAmazonプライムビデオの画質です。我が家の壁が少しざらざらした質感なので、本当はもっときれいだと思います。これでも充分すぎるほどにキレイですが。

これは通常の私が過ごしている夜間の蛍光灯をつけて投影した映像になります。色は若干薄くなっていますが、文字はかなりくっきり見えてますよね。ちなみに、壁がガサガサしているの分かりますか？このガサガサの壁に投影して1枚上のAmazonプライムビデオの映像の美しさです。

ドルビーサウンドの設定の詳細になりますが、映画と音楽が選べて、この映像はその先のイコライザーです。低音重視とかクリアーとか選べます。90Hzまでの低周波に対応しています。スピーカーでもそこそこ低音鳴りますが、ヘッドフォンをすると低音の迫力は凄いです。

投影する映像の詳細も調節できます。明るさやコントラスト、映像のシャープさ、色温度など、物理的な外付けディスプレイなみの選択肢があります。

更に角度調節などがありますので、下の方に設置して斜め上に向けて投影する際などは、正面に配置しているように見えるよう、詳細な角度調節もできます。遠くから小さく投影したい場合、投影サイズの調節も手動で操作可能です。

こちらはAPKでダウンロードしたYOUTUBEアプリの投影映像です。連続再生するようにしていたら、再生リストが終わるまでずっと投影し続けてくれるので、お店などに置いたり、パーティー会場などに置いて投影するのにも良さそうです。

こちらはスマホをキャストした映像になります。この投影は朝陽が完全に登った後の明るい室内光での投影になります。500アンシルーメンが一般的に言われるチャイナルーメン以上なのはこれでお分かりいただけるかと思います。

ちなみにサードパーティー製のYOUTUBEの解像度をいじれるアプリにて、2160pの4K映像をスマホのキャストで投影してみました。下の画像がそれになりますが、だいたい4mぐらい離れた200インチぐらいの壁一面の映像になります。ご覧の通り、壁に模様が入っている＆クローゼットの扉に木目があるので、本来の美しさより劣りますが・・

めちゃくちゃキレイじゃないですか？波の細かな水紋までしっかり見えてて感動ものです。ちなみにスマホ側の再生は4K映像ですが、プロジェクターからの投影は1080p解像度になるので、おそらくこれは1080pの映像になります。

魚が苦手な私は鳥肌たつほどリアル。是非サメが襲ってくるような映画をこの200インチの巨大スクリーンで堪能したいです。ヘッドフォンで爆音で視聴したら、ド迫力過ぎて寿命が縮みそう。映画好きって人にはかなり使えるプロジェクターなのではないかと思います。

wifiにつないでおくとプロジェクターにファームアップデートがあったら、Aboutのところに注意マークが出てお知らせしてくれますので、そこを選択してOTAする事ができます。初回起動時に1度ファームウェアのOTAが落ちてきました。後はアプリのOTAなどもここにお知らせが来て随時対応できます。

wifiは2.4GHzと5GHzに対応です。電波干渉を受けにくい5GHzに対応しているのは素晴らしいですね。

何度もしつこいですがｗ、これも通常の明るい部屋で投影している映像です。Xiaomi Mijia MJJGTYDS02FMの明るさは凄いんです！と再度強調させてください。

ちなみにDLNAネットワーク上の映像も投影が可能です。私のDLNA上のデバイスはNASNEで、NASNEはSONYの利権でしっかりガードされててファイルの再生はできませんでしたが、自分で撮影した著作権などがないデータファイルをHDDなどで自宅ネットワーク上に置いている人などは、そのネットワーク上のファイルを投影可能です。

私は持ってないので検証できませんでしたが、Xiaomi先生のところのDLP-LINK 3D glassesなどを持っている人は3D映像なども楽しむ事ができるそうです。

またプロジェクターのホーム画面になりますが、起動してこの画面になったら、リモコンのメニューボタンを押せば、写真のように左側にメニューが出てきます。そこでスクリーンキャストを選択して、スマホ側の設定でキャストを選ぶだけで簡単に接続できます。

Oneplusの場合は、設定の中からBluetooth&デバイス接続と進むか、通知領域に設定できるメニューの中のキャストをタップするだけでキャスト設定できます。Androidの人はだいたいこの工程で接続できるはず。

私のカメラが有能すぎて照度を落としてピントを投影映像に合わせちゃってますが、これも朝陽の差し込む明るいお部屋で撮影してます。面倒な配線無しにスマホやタブレットやPCを手軽にキャストできて、コンパクトボディーにこの明るさで、発熱少なくて静音で、再生音量は半分でも近所迷惑になるほどの大音量が出せるというXiaomi Mijia MJJGTYDS02FMは本当にすごいです！ｗ

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