AfterShokz Aeropex レビュー 難聴を防ぐ骨伝導イヤホン
耳を塞がないOpenFitデザインが特徴の骨伝導ワイヤレスイヤホン『AfterShokz Aeropex』のレビューです。
耳を塞がず骨を通して音を聴ける
マルチペアリングで2台に同時接続
Qualcomm3024採用で8時間のバッテリー駆動
Bluetooth5.0 & ノイズキャンセリングCVC8.0
IP67防水性能
多機能のコントロールボタン搭載
低音を増幅させるPremiumPitch™2.0+技術搭載
僅か26g、快適な装着感
この記事はAfterShokz様よりサンプル提供を頂き執筆しています。
AfterShokz公式サイト:AfterShokz Aeropex
※下記の写真は全てクリックで拡大可能です。もっと詳細が見たい場合はクリックして拡大すると詳細の確認ができます。
骨伝導イヤホンとは?
骨伝導イヤホンとは、耳を塞がず骨を通して音を聴くイヤホンです。骨伝導イヤホンが発生させる小さな振動が頬骨から直接内耳に伝わる事で、聴覚にダイレクトに音を届ける事ができます。
骨を通して聴く事ができるので、耳は周りから遮断されず、安全性や周囲との距離を確保できます。人の話し声、車や自転車が近づいてくる音、電車のアナウンスなどを耳で聴きながら、骨でスマホから再生する音楽をワイヤレスで聴くことができるという最先端の技術です。
直接鼓膜を刺激する事のない骨伝導イヤホンは、現代人に増えているイヤホン難聴を防ぐ事ができる次世代のイヤホンと言えるでしょう。
AfterShokz Aeropex レビュー
AfterShokz Aeropexは、特許技術をもとに開発されたPremiumPitch 2.0™ 骨伝導テクノロジーにより、パワフルな低音とクリアなステレオサウンドが特徴です。また、低音周波数による振動の低減にも注力しており、骨伝導のムズムズが苦手な人でも快適に利用できます。
フルチタンフレームを装備したAfterShokz Aeropexは、前モデルと比較して30%の小型化と13%の軽量化に成功。激しいスポーツでも安定した装着性を備える抜群のフィット感で、装着している事を忘れてしまうイヤホンです。
またイヤホン操作時の音声ガイドは日本語に対応しているので、英語の分からない子供やお年寄りでも使いやすいかと思います。
パッケージ内容
外箱にはビニールがかかっていて清潔感があります。
箱を開封したらイヤホンがきっちり収納されています。
中身を全部取り出したところ。以下の物が入っています。
・Aeropex Bluetooth 骨伝導イヤホン
・マグネット充電ケーブル ×2個
・シリコーンゴムのイヤホン収納ケース
・イヤープラグ(耳栓)
・簡易説明書/詳細な説明書
・2年保証の保証書
説明書は日本語含む12言語に対応です。
上記はAfterShokz Aeropex公式サイトからの発送の場合になりますが、Amazonの場合は、更にウエストポーチがつくそうです。
充電はマグネット式、更に漏電防止アラート付き
充電用のコードは2本入っているので、会社と自宅などに置いておくことができます。
充電は最大5Vに対応。パソコンなどからも給電を行えます。写真はモバイルバッテリーから給電中。
充電はマグネット式になっており、AfterShokz Aeropexの充電ポートに近づけるだけでペタっとひっつきます。かなり強力にひっつくので充電の途中で外れる事はありません。
赤色に点灯しているLEDは充電後は青になりますので、充電状態は確認しやすいです。充電時間は約2時間。また、AfterShokz Aeropex利用時にバッテリー残量を確認したい場合は、無音時に音量の+か-を押せば音声で残量を4段階でお知らせしてくれます。これは便利。
またAfterShokz Aeropexは、マグネット充電端子に汗やその他の液体を検出する「漏電防止アラート」機能を搭載。アラート発動時にはLEDが青と赤に点滅して、本体が振動するとともにビープ音でお知らせしてくれる仕様です。
アラートが発動した場合は漏電やショート防止の為に充電がストップします。その場合は、『マグネット充電端子についた水分を拭き取り充分に乾かしてから再度安全に充電を行ってください』とのこと。防水仕様だからと安心して、うっかりショートさせるリスクを減らせますね。
AfterShokz Aeropex専用持ち運び用のケース
AfterShokz Aeropex専用持ち運び用のケースが付属します。ケース内には、AfterShokz Aeropexと耳栓が入れられるサイズです。
ケースにはマグネットが仕込んであって、蓋が意図せず開いてしまわないようにマグネットで吸着されます。ケースの素材はシリコンで、ハリはあるけど柔らかな手触り。横からの力への保護には限界がありそうですが、傷からはしっかり守ってくれそうです。
リモコン操作メニュー
AfterShokz Aeropexは、左側こめかみ部分(写真1枚目)、右側の耳の後ろ(写真2枚目)の2カ所にリモコンが搭載されています。それぞれ上記写真の通りリモコンA・B・Cとします。
操作 | A | B | C |
---|---|---|---|
再生/停止 | 1回押し | – | – |
曲送り | 2回押し | – | – |
曲戻し | 3回押し | – | – |
音量を上げる | – | 1回押し | – |
音量を下げる | – | – | 1回押し |
通話開始/終了 | 1回押し | – | – |
着信拒否 | 着信時2秒長押し | – | – |
通話の切り替え | 通話時2秒長押し | – | – |
リダイヤル | 無音時2回押し | – | – |
音声ダイヤル | 2秒長押し | – | – |
電源ON | – | 2秒長押し | – |
電源OFF | – | 3秒長押し | – |
ペアリング | – | 5秒長押し | – |
ミュート | – | 通話時BとCを2秒長押し | |
イコライザー | – | 音楽再生時BとCを3秒長押し | |
バッテリー確認 | – | 無音時BかCを短押し |
※音声ダイヤルとは音声アシスタント機能の事です。
マルチペアリング対応
AfterShokz Aeropexはマルチペアリング対応。一度設定していたら、AfterShokz Aeropexの電源をONにした際に2台のデバイスに同時に自動接続してくれます。もちろん設定でOFFにする事もできます。
2台マルチペアリングをしている場合、2台目でYOUTUBEなどを再生している最中にもう片方に着信があった場合、動画の再生を止めるとすぐに通話に応答する事ができます。
マルチペアリングの切り替えはスムーズでめちゃくちゃ便利ですが、サブ機の方をアシスタント機能をオフにしている為か、マルチペアリング時はアシスタント機能が使えない事がありました。私個人の環境かもしれませんが・・。
1台のみのペアリング方法、2台同時のマルチペアリング方法、解除の方法の説明は長くなる&レビューとはあまり関係ないので、開閉メニューにしています。見たい方は下のメニューをクリックして方法を見てみてください。
▶1台のみのペアリング方法を見る
- 電源をオフにする
- +ボタンを5秒以上長押し
- 赤と青のLEDが交互に点灯、『ペアリングモードです』という音声が聴こえたらスマホ側のBluetooth設定でAfterShokz Aeropexを選択
▶マルチペアリング方法を見る
- 電源をオフにする
- 音量+ボタンを5秒以上長押し
- マルチボタンと音量+ボタンを同時に3秒以上長押し
- 『マルチポイント接続を開始します』と音声が流れたら、スマホのBluetooth設定でAfterShokz Aeropexを選択
- 『接続しました』と聞こえたら、一旦電源オフにする
- +ボタンを5秒以上長押し
- マルチボタンとの音量+ボタンを同時に3秒以上長押し
- 『マルチポイント接続を開始します』と音声が流れたら、スマホのBluetooth設定でAfterShokz Aeropexを選択
- 『接続しました』と聞こえたら、一旦電源オフにする
- 次に電源をONにしたら『接続しました』×2、『第2デバイスへ接続しました』と聞こえたら成功
▶マルチペアリングを解除する方法を見る
- マルチボタンと音量-ボタンを同時に3秒以上押す
- 『マルチポイント接続を終了します』と聞こえれば解除成功
もしもBluetoothの接続がおかしくなった場合は、初期化をすることで改善する事があので説明書代わりに記載しておきます。初期化・リセット方法も長くなるので、開閉メニューで記載します。必要な場合は、クリックしてください。
▶初期化・リセット方法を見る
- 電源をオフの状態で、音量+ボタンを5秒以上長押しでペアリングモードに入れる
- 音量+、音量-、マルチボタンの3つのボタンを全て同時に5秒以上長押し
- ビープ音が2回なったら、音量+ボタンを5秒以上長押しして電源を切る
- これでAfterShokz Aeropex自体は初期化されています。接続がおかしくなっているのを改善したい場合は、一旦スマホのBluetooth設定からAfterShokz Aeropexを削除してから再度ペアリングしてあげてください
イコライザー機能搭載
AfterShokz Aeropexはイコライザーを搭載しています。電源を入れた状態で、音量+と-を同時に3秒長押しすると『イコライザーを変更しました』とアナウンスが鳴り、音質の切り替えができます。
骨伝導イヤホンで重低音が強く響く音楽を聴くと、皮膚に低音の振動が伝わりムズムズする事があります。そのような時に、イコライザーで音質を切り替えると、振動の元となる低音をカットしたモードに入れる事ができてその不快感が減ります。
実際に使った感想は、普通音量でJ-POPを聴く分にはイコライザーで低音をカットする必要はないぐらい快適です。むしろ低音カットしちゃった分、スカスカになっちゃって満足できないので私は基本的にはイコライザーは利用しません。
耳栓の利用でかなり雰囲気が変わる音質
AfterShokz Aeropexは顔面に対して30度リフトアップするように設計されており、従来機種以上に繊細な低音の再生を可能としています。とは言え、骨伝導イヤホンなので、基本は音質を追求する人には不向きですが、昔使った骨伝導イヤホンとはくらべものにならないほどクリアで聴きやすい音質でした。
作業BGMとしてヒーリングミュージックをよく聴くのですが、オルゴールや自然の音などはとてもクリアで繊細に聴こえて満足です。中高音に強い印象。J-POPなどを再生した場合は、やはり低音は少し寂しいですが歌手の息遣いまでしっかり内耳に伝わります。
また、付属の耳栓をすることにより、内耳に伝わる音量は倍になります。普段は外音を聴きたいので耳栓をすることはありませんが、掃除機をする際などはノイズを遮断して内耳に伝わる音を増幅してくれるので便利に使えます。スマホ側で音量を上げなくても耳栓をつけるだけで大丈夫。この辺は首につけるスピーカーや穴開きイヤホンなどより自由度が高いと思いました。
また、耳栓をすると低音がかなり増幅され、曲によっては少し籠りを感じます。その際に前述のイコライザーで低音を削ったモードにすると、低音に出ていた曇りが一層され中高音ともにクリアで音楽に没頭できます。
音漏れは少ない
Aeropexは気密性を高める事で前世代Airより50%の音漏れが低減したとのこと。
スマホの音量を中ぐらいまで上げて再生して、静かな室内で耳を30cm以内に近づけて家族に確認してもらったらかすかに音漏れしているとの事でした。この場合、耳から外しても普通に空気の振動でシャカシャカ音が鳴っているのが分かりますし、内耳で聴いてる自分でも煩く感じます。
音量を耳に聴きやすい2/5程度のところまで下げたら音漏れしていないとの事でしたので、個人差はあるかと思いますが、心地よい音量ならばさほど音漏れは気にしなくていいのではないかと思います。
中音量以下の再生ならば、生活音があるオフィスでの利用などでは音漏れは気にならないと思います。図書館など静かな場所でも、耳を30cmも近づける位置に他人が居ないはずなので音漏れは気にならないと思います。ですが、電車の車内では環境音が自分の耳にダイレクトに来る上に人との距離が近いので、耳栓を使って自分の再生ボリュームを落とすなどの対処が最適かと思います。
ノイズキャンセリングCVC8.0による通話性能
AfterShokz Aeropexは、ノイズキャンセリングCVC8.0により、通話中の周囲の雑音やノイズを効果的に低減します。友人も全く同じイヤホンを持っているので、お互いにAfterShokz Aeropexを使って通話してみましたが、かなりクリアで骨伝導イヤホンとは思えない高品質な通話でした。TWSイヤホンの通話性能抜群というイヤホンと大差はなく、これならビジネス用途にも使える性能なのではないでしょうか。
つけている事を忘れる軽い着用感
AfterShokz Aeropexは、チタンフレームながらに26gの超軽量。圧迫感は皆無なのに頭を激しく振ってもずれる事はなく、耳の穴をふさがないイヤホンなので、もはやつけている事を忘れてしまいます。
写真の私は髪を結んでいますが、髪をおろしても特に干渉する事はないので、女性でもオールシーズン使えるイヤホンだと思います。ピアスとも干渉しません。
また現在のコロナ渦では必須とされるマスクとの干渉。SONYの穴あきのイヤホンと比べたらAfterShokz Aeropexの方がましですが、それでもやはりひっかりはあります。まあでもこれは仕方ないですね、ピアスに干渉しないだけでも充分です。
防水防塵性能 IP67でスポーツ時にも使える
AeropexはAirにあったLeakSlayerの穴をなくし、スポーツにより強い防水性能を実現しています。水深1mの水中に30分の水没にも耐えられる防水性能で、水泳には利用できませんが、多少の雨や汗などは気にせず利用する事が可能です。
また、前世代より33%アップしたバッテリーを搭載しており、1回の充電で約8時間の利用が可能です。私は再生音がとても小さいからか、充電無しで2日使えており体感では8時間以上使っているような気がしますが、公式に記載通りのロングバッテリー性能です。
AfterShokz Aeropex の仕様スペック詳細
AfterShokz Aeropex は技適マーク付きですので、日本国内でも安心して利用できます。
バッテリー | バッテリー駆動時間:8時間 充電時間:2時間 最大駆動時間:最大10日 充電ポート:磁気誘導 バッテリー容量:145 mAhh 最大充電電圧:5V |
---|---|
接続性能 | Bluetoothバージョン:Bluetooth V5.0 マルチペアリング:2台まで対応 ワイヤレス範囲:10m 互換コーデック:SBC対応 対応プロファイル:A2DP, AVRCP, HSP, HFP |
デザイン | 防水&防塵規格:IP67防水(水泳非対応) 重量:26g 材料:フルチタン 水分検出器:搭載 コマンドコントロール:多機能ボタン、ボリュームボタン |
サウンド | 周波数帯域:20Hz~20KHz 感度:105 ± 3dB EQ機能:2+ |
マイク | マイクタイプ:デュアルノイズキャンセリングマイク マイク感度:-38dB ± 3dB |
AfterShokz Aeropex の最安価格はどこ?
AfterShokz Aeropex の最安価格を比較してみました。アフターサポートを考えると公式一択かとは思いますが、価格は楽天市場が安く、ポイント還元を考えるとYahooショッピングも安いですね。下記は2021年9月27日現在のものです。
AfterShokz公式サイト:19,998円
Amazon:19,998円
Yahooショッピング:17,319円
楽天市場:17,043円
↓ 最新情報はこちらから検索頂けます ↓
コメントをする(スパム対策で認証制にしています)