DOOGEE Vpad レビュー 5G通信対応・ミドル性能でマルチに使える12インチタブレット
DOOGEE様より、4G LTEと5G通信対応のAndroid 15搭載12インチタブレット『DOOGEE Vpad』をサンプル提供頂いたので、実機レビューです。
レビューにあたり、9月末までAmazonで使える特別割引クーポンをいただいています。記事最後尾のDOOGEE Vpadの割引クーポンとセール情報に記載しておりますので、是非ご利用くださいね。
DOOGEE Vpadは、90Hzリフレッシュレートを備えた12インチの大画面に、MediaTek Dimensity 7050 8コアプロセッサ、最大32GBのメモリ、Gemini AI、クアッドスピーカーを搭載。
また、18Wの急速充電に対応した8800mAhの大容量バッテリーはセミソリッドバッテリー技術を採用し、リチウムイオンより高い安全性と低温環境での性能の向上性を備え、長期間の利用が可能となりました。
カーナビ代わりに使える4大衛星測位システムに加え、4G LTEだけでなく5Gにも対応し、wifi環境がない外出先でもスマホからのテザリング無しで運用可能。もちろん技適にも対応。ミドルレンジ性能で、ビジネス用途から日常使いにと幅広い用途におすすめできます!
DOOGEE Vpad のスペック詳細
DOOGEE Vpad スペック | |
---|---|
OS | Android 15 |
ディスプレイ | 12インチ IPS 2000×1200解像度 アスペクト比:15:9 リフレッシュレート:90Hz 画面密度:225ppi |
プロセッサ | Dimensity 7050 (MT8791) (2x Cortex-A78 2.6GHz + 6x Cortex-A55 2.0GHz) |
GPU | Mali-G68 MC4 |
メモリ | 最大32GB(8GB LPDDR5物理+24GB拡張) |
ストレージ | 256GB UFS 最大2TBのMicroSDカードに対応 |
カメラ | 背面:13MP 前面:8MP |
バッテリー | 8800mAh / 18W充電 |
ネットワーク | Wi-Fi 6, 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz), Bluetooth 5.2 |
オーディオ | クアッドスピーカー 122㏈ 1217磁気スピーカー |
セキュリティ | 顔認証 |
GPS | GPS、Beidou、GLONASS、Galileo |
重量 | 537g |
サイズ | 31.9 x 22.6 x 0.8 cm |
カラー | ブラック、グレー、ブルー |
その他機能 | OTA対応、OTG対応、FMラジオ対応 |
同梱品 | タブレット x1、充電器 x1、Type-C USBケーブル x1、SIMカードピン x1、ユーザーマニュアル x1 |
対応周波数 | 2G:B2/B3/B5/B8 3G:B1/B2/B5/B8 4G:B1/B3/B5/B7/B8/B20/B28A/B28/B34/B38/B39/B40/B41 5G:N1/N3/N7/N8/N28/N38/N41/N77/N78 SIM:nanoSIM ×2(MicroSD排他仕様) |
DOOGEE Vpadの外観
写真は取り外した後になりますが、外箱にはビニールかけられており、シンプルかつスタイリッシュなデザインで、清潔感と重厚感があります。内部もタブレットの周りにはしっかり緩衝材が入っていて安心。
裏面には、各種認証マークなどの記載があり、日本向けの技適認証マーク(R210-249254)の記載などもありました。技適付きなので、安心して日本国内でも利用できます。
パッケージに含まれるのは、以下の通りです。
- DOOGEE Vpad本体
- TYPE-C 充電ケーブル
- USB 充電器
- イジェクターピン
- ユーザーマニュアル(日本語対応)
USB充電器は日本対応で、そのままコンセントに挿し込んで使えます。PSE認証マーク付きで、対応電圧は 100V-240V までをサポートし、入力は 0.35A MAX、出力は 5V 3A 10W もしくは 9V 2A 18Wという仕様です。
以前レビューしたエントリーモデルのDOOGEE U11と比較すると、18Wの急速充電対応になり充電時間が縮小されただけでなく、逆充電も行えるようになりました。緊急時のモバイルバッテリーとしても利用できます。
右サイドには、TYPE-Cポート、2基のスピーカー、SIM&MicroSDトレイを搭載。DOOGEE Vpadは3.5mmイヤホンジャックは廃止となりましたので、イヤホンを利用したい場合は、TYPE-C変換アダプターを別途自分で準備する必要があります。
左サイドにも、スピーカー2基と電源ボタンを搭載。このスピーカーは、 900Hzの共振周波数とClass Kアンプによる最適化を備えた、122㏈の大音量を奏でる1217大型磁気スピーカーです。
クアッドスピーカーだけあって音の迫力はありますが、横持した際に下部を握ると4基とも塞いでしまうので、上下の配置をもっと広く取ってほしかったなという不満はあります。私の場合はゲームはあまりやらず、スタンドに置いての利用が多いので不便は感じませんが。。
上部には、音量ボタンを搭載。躯体全体において、周囲は角を落とすダイヤモンドカットが施されており、肌触りの良い印象。厚みを計測してみた結果、厚みは7.9mm(カメラ部を除く)と公式の公表通りでした。
背面パネルは、メタリック調のツートンカラー。カメラバンプ周りなど、デザインが繊細で高級感ある印象を受けます。背面シールにも技適の刻印ありますが、タブレットの設定からも技適認証の項目が見れますので、安心してシールは取り外す事もできます。
公式によると航空グレード合金を使ったメタルユニボディーとのことで、カラーはブラックとブルーがあり、私がレビューしているのはブルーモデルです。
1300万画素のリアカメラは、LEDフラッシュを搭載します。光源の少ない環境でも鮮明な撮影が可能です。
なかなかに高画質で、テキストや風景撮影など幅広く使えます。カメラの配置は角から離れ、また、突起も最小限に抑えられており、カバー無しでデスクに置いて角を押しても、あまりカタカタする事はなく快適でした。
800万画素のフロントカメラを、ベゼル内中央部に搭載します。また、フロントカメラによる顔認証ロック解除にも対応しており、ホーム画面へスムーズにアクセスが可能です。
また、これらのカメラは、AI機能を備え、画像インデックスや文字抽出機能に加え、強力なビューティー機能も備えます。特に自撮り用の美顔機能は秀逸で、肌を滑らかにして顔の輪郭もすっきりさせてくれるので、鏡に映る自分とのギャップに混乱しちゃうほどです。笑
重量は、公式の言うとおりの570gでした。このサイズ感にしては十分に軽い重量で、モバイル性も高いと思います。
DOOGEE Vpadの使用感
4G VoLTEだけでなく5Gにも対応
DOOGEE Vpadは、4G VoLTEだけじゃなく5Gにも対応し、外出先でも超高速通信が利用可能です。
技適認証ついているので国内でも安心して利用できます。通信環境を試したのは、POVOというAU系のSIMですが、SIMを挿し込んだだけでAPNを入力する事なく通信が可能でした。これなら機械に明るくない人でも、通信開始までのセットアップは迷う事はなさそうです。
初期値では4G優先になっていますので、5G優先にしてみました。田舎の鉄筋コンクリート造りの我が家でもB28で4G LTEを受信しており、安定した通信が可能でした。5Gに関しては私の住宅環境に電波が整っていないのもあって建物内では4G落ちしやすかったですが、窓際ではしっかり受信しておりました。
また、wifiは11ax(wifi-6)をサポートしており、5GHz&2.4GHzのデュアルチャンネルに対応しています。家でも外でも高速通信です!
Android 15 OS搭載
DOOGEE Vpadは、Android 15を搭載します。
OSシステム自体のサイズは11GBとさほど大きくはなく、何もインストールしない状態で全体のシステム容量も11GBと非常にコンパクト。256GBのストレージを搭載するので、MicroSDカードを利用せずとも沢山のアプリを入れる事ができます。
また、プリインストールアプリも、Google関係ぐらいと最小限にとどめられており、無駄なアプリがないのも好印象。更にWPS Officeアプリがプリインストールされているので、本格的なオフィス作業にも対応できます。
メモリは8GBを標準搭載しますが、デフォルトの状態で24GBの拡張が施されており、最大の32GBのメモリ容量で駆動する設定になっています。変更するメリットはとくにありませんので、このまま最大メモリ容量で使うのが良いでしょう。
またGeminiを内蔵しており、GeminiによるAI生成機能や、データ保護、Androidスマートフォンとのクロスデバイスサービスの利用が可能です。
よく使うアプリをペアリングしてすばやく展開できる『アプリペア機能』を使用すると、ホーム画面に2つのアプリがペアになったショートカットが作成でき、タップするだけで2つ同時に分割で開くことができ、利便性が高まります。
特に便利なのは内蔵のGeminiアプリ。作業中はタブレットで音楽を再生する事が多いのですが、Gemini Liveを分割画面で起動しておくと、実際に目の前の人物と会話しているかのような回答が得られます。
料理中にレシピを調べたい時や、勉強中に分からない事を調べたい時など、Geminiで検索していたのが、Gemini Liveでは音声で話しかけるだけで回答を得られるので、ハンズフリーでずっと会話ができます。
Geminiトークで会話中は文字表示のない画面ですが、トークを終了すると上の画像のように文字おこしされています。ウイルスセキュリティーソフトの期限が切れてしまうので、どれにしようか悩んでいたので相談してみたのですが、大変納得できる回答が得られました。
Geminiをダウンロードしていれば、DOOGEE Vpadに限らず使える機能ではありますが、DOOGEE Vpadの12インチの大画面でこれが使えるというのが便利なんですよね。
これはAndroid 15 OSに搭載されている便利機能ですが、メール作成中にスクリーンショットをメールの中に添付したい場合は、画面分割して表示した写真(左)を長押しして、右側添付したいところにスライドするだけで、アプリを超えて画像の移動ができます。
添付リンクを押して端末内部の写真を選んで決定を押すという工程がまるっと削減できるので、作業効率アップ間違いないです。特にDOOGEE Vpadの大画面は、このようなマルチタスク操作がしやすく利便性を高く感じます。PCライクに使えるビジネスパートナーとしても有望です。
また、DOOGEE Vpadは、ワイヤレスアップデート(OTA)にも対応しており、常に最新のOSバージョンとセキュリティーを利用できます。
パフォーマンスと性能
DOOGEE Vpadは、SoCに最大動作周波数2.6GHzのDimensity 7050 (MT8791)オクタコアプロセッサを搭載します。ミドルレンジ性能で、オフィス作業や超重量級以外のゲーム、ネットやニュースの閲覧、動画の視聴などの用途に向いています。
また、メモリは8GBを標準搭載し、24GBの拡張機能で最大32GBまでメモリを拡張する事ができるので、沢山のアプリを同時に開くなどのマルチタスクを快適にこなすことができます。
Antutuベンチマーク
▼AntutuベンチマークV10で、総合性能581,162、CPU性能137,341、GPU性能108,671
GeekBench
▼GeekBench 5:Single-Core Score 693、Multi-Core Score 2017、OpenCL Score 2797
▼GeekBench 6:Single-Core Score 901、Multi-Core Score 2280、OpenCL Score 2604
Google Octane 2.0 plus
▼Google Octane 2.0 plus:Octane Score 35,349、Multi Core Score 199,632
パフォーマンステスト
ゲーム性能
PUBGではHDR画質/ウルトラが選択できました。グラフィック性能は高めでPUBGモバイルぐらいなら余裕で遊べ、また、CPU性能から見ても重量級以外のゲームは快適に遊べる性能です。重量級の場合は、設定を下げる事でプレイも可能になります。
センサーは加速センサーと光センサーのみの搭載で、ジャイロスコープなどには対応がありません。
ディスプレイ性能
DOOGEE Vpadの12インチのIPSタイプのディスプレイは、2000×1200解像度、アスペクト比15:9を備えます。1920×1200(WUXGA)解像度よりも80ピクセル広くなることで、そのぶんの表示領域が広くなります。
WUXG自体が一般的なPC作業やWebブラウジングに強い縦長画面であり、更に縦長部が広がったDOOGEE Vpadは、よりWebサイトや長文の資料表示がより見やすくなります。横持して画面分割時も、表示が80ピクセル分横に広がるので、快適度が増します。
画面密度225ppiのDOOGEE Vpadは、画面を分割して小さな文字を表示しても、肉眼で見えるドットの粗さはほぼありません。画面分割は、半分だけでなく、1/3と2/3にも対応しており使いやすいです。
更に、画面の明るさをシークバーで微調節できる機能も搭載するほか、低照度で目を労わる夜間モード、集中力をあげるダークモード、更に輝度を下げる機能も搭載し、スライドメニューから簡単にワンタッチで操作できます。
リフレッシュレートは90Hzに対応し、滑らかな表示を実現しています。
DOOGEE Vpadは、178度の広い視野角を持つIPS液晶を採用し、色鮮やかで高精細な表示を実現しています。画面占有率87.2%を誇るベゼルレスデザインで、小さいボディーに大きく表示が可能です。フロントから見てもスタイリッシュですよね。
YOUTUBEは標準アプリ利用で、2160p60fpsまで選択可能です。90Hzリフレッシュレートに対応するので、タブレットとしては高リフレッシュレートにあたり、激しいアクションなどの動きがある動画もぬるぬる美しく見えます。
DOOGEE VpadのWidevine L3です。ストリーミング再生に関しては、720pになります。せっかくの高解像度ディスプレイなので、ここは残念な点ですね。
バッテリー性能
DOOGEE Vpadは、8800mAhの大容量バッテリーを搭載します。フル充電後、画面輝度/音量ともに50%でYOUTUBE動画をGeminiとマルチタスクで5時間近く再生したところバッテリーを約60%消費しておりました。1日中遊べる性能と言っても過言ではないでしょう。
また、DOOGEE Vpadは、アプリスタンバイオプティマイザーなどの機能を備えるほか、低消費電力モードなどを起動させずとも待機電力の消費はとても少なく、バッテリー性能は超優秀です。使いたい時に使えるって大事なので、バッテリー管理に長けてるのは個人的には好印象です。
また、今回リチウムイオンより高い安全性と低温環境での性能の向上性を備える、全固体電池とリチウムイオン電池の中間となるセミソリッドバッテリーを搭載しているのも好感触です。末長く安心安全に使えます!
FMラジオ対応
DOOGEE Vpadは、FMラジオに対応します。ネットワーク環境を必要とせずに利用可能なので、ラジオ機としても便利に使えます。
ただし、イヤホンをアンテナとして利用しないといけないのに3.5mmイヤホンジャック非搭載となりますので、写真のようにTYPE-C変換アダプターで接続する必要はあります。
対応周波数は、76.0MHz~108.0MHzで、福岡だと3局受信していました。(時間帯やエリアによって異なります)
また、FMラジオは、イヤホンから直接だけでなく、スピーカーでも再生でき、更に、録音も可能です。
オーディオ接続では、Bluetooth 5.2に対応し、コーデックはLDACにも対応します。
開発者システムをONにしてその他のコーデックを確認しようと試みましたが、項目がすべてホワイトで表示されてしまい確認は取れず。その他、プライベートスペースを起動した際は動作が不安定になるなど、若干挙動が怪しい面は見られました。メーカー側へのフィードバックをするつもりですので、今後のOTAに期待です。
豊富なGPSに対応でカーナビ替わりの利用にも
DOOGEE Vpadは、豊富な位置測位システムに対応します。具体的には、GPS、Beidou、GLONASS、Galileoの4大衛星測位システムで、12インチの大画面を活かしてカーナビ替わりにも利用可能です。
また、4G LTEと5G通信にも対応するので、オフラインマップの事前準備の必要はなく、リアルタイムで通信しながらスマホと同等に完全にカーナビ代わりに利用できます。
カメラ性能
DOOGEE Vpadは、背面に1300万画素のカメラを搭載。下記2枚の写真は、リアカメラで撮影してみましたが、タブレットとしては問題のない範囲で撮影できており、実用性は高いです。
室内写真で申し訳ないですが、手前の対象物2つにしっかりピントもあっており、背面はわざとらしくない範囲でボケていると思います。
また、わざと少しふくらみを帯びたユーザーマニュアルをテキストモードで撮影してみましたが、しっかり文字も読めるほか、マニュアルの外側を認識して最小サイズにカットしてくれており、この辺の機能は優秀であると思いました。
タブレットでやる行為としたら、テキストの撮影や、対象物を撮影してGoogleレンズ検索などになると思いますが、この辺に関しては申し分なく使えます。
DOOGEE Vpad レビュー総括
DOOGEE Vpadは、12インチの大画面に高解像度で、パソコンを立ち上げて操作するまでもない軽作業の際は手に取りたくなるタブレットでした。
また、アプリ間を横断して写真の添付ができる機能などには感動するレベルで、もうパソコン要らないじゃんってなりました。私はWPSに課金してないのですが、WPS課金者はもう小型PCそのものな使用感になるのではないでしょうか。
CPU性能から見ても、約3万円の価格帯タブレットとしては高性能な部類で、モバイルゲームからビジネス書類の編集、ネットショッピングやニュースの閲覧、SNS、読書、動画の閲覧など幅広く使えるタブレットでした。タッチした後の反応や負荷のかかるベンチマークなど、アプリの機敏な動作は快適そのものです。
4G LTEだけじゃなく5Gにも対応しており、外出先での用途が多い人にはスマホのバッテリー消費を気にせずガンガン利用できる点はメリットではないでしょうか。WideVine L3なのが気にならない人には、高コスパなタブレットです!
DOOGEE Vpadの割引クーポンとセール情報
DOOGEE Vpadのレビューにあたり、Amazonで使える5%の特別割引クーポン(1,595円の追加割引)をいただいています。
Amazon:DOOGEE Vpad Android15 タブレット
5%特別割引クーポン:ZTM4U3AZクーポンをコピー
最終割引価格:30,305円
有効期限: 2025年9月30日
▼Amazon特別割引クーポン入力方法の説明をクリックで開閉
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『お支払い方法』の項目に、ギフト券、商品券、プロモーションコードを使用するという文字リンクがあるのでクリックすると、以下の画面が開きます。
コードを入力のところにクーポンコードを入力し、適用を押すと、割引が適用され、カート内のご請求額が変更されます。
ご請求額にクーポン分の割引が適用されている事を確認したら『注文を確定する』を押してください。これで割引クーポンを適用させた注文は完了です!
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