ビジネス会議に最適なBluetoothスピーカー eMeet OfficeCore M2 Max レビュー
ビジネス用のウェブカメラや会議用Bluetoothスピーカーで有名なeMeet社の最新スピーカーフォン『eMeet OfficeCore M2 Max』の実機レビューです。
eMeet社のBluetoothスピーカーは、『eMeet OfficeCore M2 レビュー』と『eMeet Luna レビュー』と『eMeet Luna Lite レビュー』に続き4台目となりますが、今回レビューするOfficeCore M2 Maxは、eMeet社のビジネス用スピーカーフォンの中でも最上位モデルです。
OfficeCore M2 Maxは、前モデルのOfficeCore M2の基本的な性能は継承しつつ、マイク音質、スピーカー音質が向上し、最大15人までの多人数会議にも対応可能という高性能なスピーカーに仕上がっています!
eMeet OfficeCore M2 Max の特徴と仕様
機能と特徴
新しい音声信号処理技術を搭載した“Voice IAモード” で、1m以上離れた音を大きく減衰して収音するのがeMeetシリーズの大きな特徴です。
周囲の話し声や電話の呼び出し音、コピー機やエアコンのノイズ、キーボード音などの雑音を抑制して相手側に発話者の声を明瞭に届けることができます。
eMeet OfficeCore M2 Maxには沢山の機能が搭載されていますが、さっくり特徴を説明するならば以下の8つがイチオシポイントとなります。
- Bluetooth、USB、AUX、の3種類の接続方法に対応。
- タッチパネル式で軽い操作感を実現。アイコンは大きく視覚的にも分かりやすいので、直観的な操作が可能です。
- 2600mAhの大容量バッテリー搭載で、最大使用時間は12時間。いざという時もUSBで給電可能なので、バッテリー切れの心配は無用です。
- AUXポートにイヤホンを接続する事で、Bluetoothレシーバーとしての利用も可能。プライバシーに配慮した会議が行えます。
- スピーカーの出⼒を5W/89dBに強化。低⾳から⾼⾳まで全ての⾳域でクリアに聞こえます。音圧も上がり、音楽の再生もよりダイナミックな印象になりました。
- 4つのプロ仕様の大口径指向性マイクを内蔵し、吊り下げ式キャビティ設計により振動周波数を抑制。より高精度で多人数をカバーして集音できるようになりました。
- サンプリング周波数は48kHz/16-bitで、相手側の音声がクリアに届きます。
- 連結ケーブル使用により、最大30人までの会議に対応可能です。(eMeet OfficeCore M2 Max二機接続の場合)
この中でも特筆すべきは、対応人数とスピーカー出力のワット数。M2の対応人数が8人程度だったのに対し、M2 Maxは、15人程度と約2倍近くの集音性能にバージョンアップしています。また、M2ではスピーカーアウトプット(出力)が3W/85dbであったのに対し、M2 Maxはスピーカーの出⼒を5W/89dBに強化しており、より大音量が必要な広い場所で実力を発揮しそうです。
最近のパソコンはイヤホンジャック搭載は当たり前なので、特徴4つ目のAUXポートにイヤホンを接続してBluetoothレシーバー代わりの利用をする人は少ないかと思いましたが、イヤホンのコードはさほど長くないので、ちょっと遠くの書類を取りたい場合など、Bluetoothの接続範囲ならば自由に動けるという利点はありそうですね。
更に、M2 Maxは、連結ケーブルで2台のスピーカーを連結可能。より大きな場所や、多人数(最大30人)の集まるシチュエーションでの集音性が向上します。2台連結時は、片方の機器の操作がもう一つの機器へリンクする仕組みなので、それぞれに同時に操作する手間が無いのは嬉しいところ。
eMeet OfficeCore M2は2020年3月以降発売モデルに関しては対応しているとの情報もありますし、中には「LunaとM220を1台ずつの組み合わせでも利用できた」とのレビューもありますので、各機種間での連携も相互に可能なようです。
但し、純正の連結ケーブル以外は各種操作のリンクが非対応ですのでご注意下さい。
スペック仕様
接続方法 |
Bluetooth接続(Bluetooth5.0) USB接続 AUX接続 Bluetoothアダプタ |
---|---|
対応人数 | 最大15人(二台連結時最大30人) |
マイク | 4 |
サンプリング周波数 | 48kHz/16bit |
スピーカー | 5W/89dB |
バッテリー容量 | 2600mAh |
使用時間 | 最大12時間 |
本体サイズ | 188*188*45mm |
重量 | 615g |
eMeet OfficeCore M2 Maxの実機レビュー
パッケージ内容・付属品
外箱を開けると本体があり、本体を取り出し中蓋を開けると付属品が入っています。
付属品は約1mの有線USB Type-Cケーブル、説明書、保証書です。
M2 Maxの製品保証に関しては、標準で1年間、カスタマーサポートにAmazonの注文番号を連絡するとさらに1年間延長、合計2年間の保証が受けられるとのこと。
保証書には製造番号が記載されていますので無くさないように注意です。
外観デザイン・仕様
本体にはタッチパネル式のボタン類とその周囲にはインジケータが配置されています。
①電源
②ボリュームダウン
③Bluetoothのオン/オフ/ペアリング
④Voice IAボタン
⑤通話のオン/オフ
⑥ボリュームアップ
⑦マイクのミュート/ミュート解除
①盗難防止ロック穴
②リセット穴
③3.5mmジャック
④連結用ポート
⑤USB Type-C端子
本体底面には接続用のUSBドングル(Bluetoothアダプタ)が格納されています。
使用しない時は仕舞っておけるので、無くす心配も少ないですね。技適マークもあります。
使用方法
電源が入っている状態では、電源ボタンをタッチする事でステータスLEDが光り、現在のバッテリー状況(5%、25%、50%、75%、100%の5段階)を把握する事が出来ます。
ボタン周囲のステータスLEDは、バッテリーや音量の確認の他、通話中には集音しているマイクに対応した部分が連動して点灯する仕様となっています。
Bluetoothボタン長押しでペアリングモードになります。
初めてデバイスを接続する場合はペアリングモードにして、スマホ等のBluetooth接続から新しいデバイスとペア設定を行って下さい。
ステータスランプが青に点灯していればBluetoothがON、白だとBluetoothがOFFか無接続の状態です。
OfficeCore M2 Maxの接続は、付属の有線USBケーブルでの接続、USBドングルでの接続、Bluetooth接続、AUX接続のいずれかで行います。
専用ソフトウェア『eMeetLink』について
eMeet OfficeCore M2 Maxは、専用ソフトウェア「eMeetLink」に対応しています。eMeetLinkにM2 Maxを接続する事で、システムアップデート、各種設定が可能です。ソフトウエアを入れなくても利用可能ですが、入れておいた方が最新のファームウエアで利用可能というメリットがあります。
また、eMeet OfficeCore M2 Max、eMeet Luna Lite等のスピーカーマイクでは通知音やライト色の変更、Voice IAのオン、オフ、製品リセットなど各調整をPC上で行うことが可能となっており、以下のリンクからダウンロード可能です。
eMeetLink
https://emeet.com/pages/software-service-downloads
実際に使用した感想
通話品質
今回は有線USBケーブルでの接続、USBドングルでの接続、Bluetooth接続の3パターンでLINE通話の通話品質を確かめてみました。
通常話している時、相手の喋っている声が途切れる事も無くとても快適です。
Voice IAオンの状態でキーボードのタイピングをしたり、意図的に環境音を出したりしてみたのですが、相手側の感想は、ボリュームを上げて良く聴こうとすると微かにノイズが聴こえる事がたまにあるというくらいで、基本的には気にならないレベルまでカットされているとの事でした。
こちら側のスピーカーも相手の声を聞き取りやすく、音声のみを増幅してくれるので、在宅ワークでも手放しで通話が出来るのは嬉しい点ではないでしょうか。
接続方法による音質の違いについては、気のせいかもしれませんが前回同様やはり有線USBケーブルでの接続が一番良かったです。
音質については、個人的な感想になりますが、有線USBケーブル >> Bluetooth接続 = USBドングルでの接続といった感じでした。
音楽再生
音楽を再生してみました。
あくまで個人的な感覚ですが、前回レビューしたeMeet OfficeCore M2よりも若干音圧が上がっているように感じました。
低音があまり出ないというのは変わらずで、ラジオなどの人の話し声はとてもクリアに再生してくれる点も前回と同様の傾向でした。
話し声自体が聞きやすい特性のスピーカーのようなので、ラジオなどをスマホで聴く人、YOUTUBE動画などを見る人などはスマホスピーカーから直接音を出すより、かなり聴きやすいと感じると思います。
個人的な感想としては、m2maxは従来モデルに比べ高機能で、集音性やスピーカーの性能も確実に向上しているので、本体サイズが若干大きくなった事を除けば、大人数の会議用途等に適した良いデバイスだと思います。
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