GPD Pocket レビュー 7インチの最強ミニPC
以前、記事でスペックの紹介だけしていたGPD Pocketですが、この度GeekBuying様からお借りすることができたので、写真や使用感などをレビューさせて頂こうと思います。
プリセールで出た時は、INDIEGOGOと一緒の$399だったのですが、すっかり価格が高騰してしまったので、出資した人やプレセールに乗った人勝ちになっていますね。今の最安価格は11.11のシングルデイセールクーポンを利用した$443になっています。クーポンは記事最後尾に記載しています。
私はGPD Winを所有していますが、親指タイプをしながら手に持って使うという点ではGPD Winの方が使いやすいですが、テーブルに置いて使用するならば途端に画面の大きさやタイプのしやすさでGPD Pocketが有利になります。
7インチにwindowsのすべての機能が詰まっていて、小型UMPC(Ultra-Mobile PC)としては、なんだかんだで今一番売れているのではないでしょうか。勝手な予想ですがw
GPD Pocket レビュー
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Intel Atom x7-Z8750 |
GPU | Intel HD Graphics |
Cores | 1.6GHz,Quad Core |
メモリ | 8GB LPDDR3-1600 |
ストレージ | 128GB EMMC |
ディスプレイ | 7インチ 16:10 |
解像度 | 1920 x 1080 (FHD) 323.45 PPI |
言語 | 日本語パックダウンロードで対応可能 |
カメラ | 無し |
wifi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.0×1、 Micro HDMI×1、3.5mm Headphone Jack、Type-C |
サイズ | 18.20 x 10.90 x 1.99 cm |
重量 | 503g |
バッテリー | 3.8V / 7000mAh |
センサー | Gravity Sensor,Hall sensor |
当初公式発表があった重さ480gより若干重量が増えた503gになりましたが、全然片手でもてるサイズ感です。
私の手が大人にしては小さいので、gpd pocketが大きく見えてしまうかもしれませんが、7インチのミニサイズのPCです。このサイズ感でも両手持ちして親指タイプしていく人は居るかもしれませんが、ここまでのサイズ感になるとやはり両手タイプして使用していくことの方が現実的になると思います。
この目線は需要薄そうだけど、もしネイルをやってる場合は、かなりショートネイルじゃないとキーボードが押しにくいです。GPD winに関しては、この長さのネイルになると全く押せないので、そういう意味ではGPD Pocketの方がましなんだけど、それでもタイプしにくいです。
ネイルが伸びかけなら指の腹でなんとか、伸びてしまってキーボードからはみ出ちゃう場合は上からつつけば、タイプできない事はありません。
キーボード自体はアイソレーションタイプなので、わざわざネイルを長くして生きづらい生活をしているとかいう場合を除いて、たいていの普通サイズ手の人は快適にタイプできると思います。手がすっごく大きい人でフルサイズのキーボードに慣れている場合は、もしかして少しキーボードが小さく感じるかもしれませんが。
マウス替わりになるポインティングスティックがついています。この青い部分を押し込みながら上下左右に動かすと、ポインターが動く仕組みになっているのですが、快適に使えますとは言いづらいです。無いよりましかなという程度ですね。
ひざの上に置いて使うには、こういうタイプのタッチペンを使った方が快適に使えます。
本体はしっかりした金属タイプなので、ひざの上において使用する際に、爪の先でつつくように強めにタイプしても打鍵感もしっかりしているし、ディスプレイの角度も安定しています。
キーボードの配列は少し独特ですね。個人的には、Fnボタンをよく利用するので、この小さなFnボタンを押しながらF10などを押さないといけないのが使いにくさを感じますが、PrtScnなどもしっかり配置してあるのはありがたい。
GPD Pocketを背面から見たところです。
滑り止めになるゴム脚が四隅についていて、モノラルスピーカーがついています。音質は普通です。
日本の技適がついているので、wifi接続して楽しむ事ができます。
せっかくなので、GPD Winとの比較にしてみましたが、GPD Pocketのインターフェースは右側面についています。テーブルやひざの上に置いて使う事を前提とした配置に見えますね。GPD Pocketは、MicroSDが廃止になったのと、HDMIがMINIではなくMicroになりました。
GPD Pocketのインターフェースの構成は、USB 3.0×1、 Micro HDMI×1、3.5mm Headphone Jack、Type-Cというインターフェースになっています。MicroSDなどはハブで対応できるので、ハブを持っていると良さそうです。
ハブはピンキリですが、どうせ購入するならバスパワーのものではなく、充電しながら使えるセルフパワーの方が用途が広がります。私が利用しているのはTYPE-C対応のセルフパワーつきのハブですが、今回の実機レビューではこれをバスパワー利用でTYPE-Cポートから外部モニターに出力してみました。
バスパワーでも十分な電力があり出力可能でしたが、スピーカーとモニターに出力しながら動画を楽しんでいたら、充電が43分の間に66%も無くなってしまいましたので、MicroHDMI出力ではなく、TYPE-Cポートからの出力を考えている人はセルフパワーのものにするのがおすすめ。
画面出力などせず、通常使用では2時間で充電切れとはなりませんが、4~5時間でバッテリー切れしちゃう感じですので、1日中使えるという感じではありません。
GPD Pocketは、外部モニター出力しながら本気使いも余裕です。x7-Z8750の性能もAtomながらにトップクラスの性能になりますし、メモリ8GBの使用中にメモリの恩恵も受け、不足でダウンするようなことはありませんでした。
こちらは先ほどのハブでTYPE-Cポートから外部出力していますが、2画面を見比べても特に遅延などは感じません。ただ電力をものすごく食うので、MicroHDMIで出したほうがいいのかもしれません。うちにないので、MicroHDMIで出したら2時間でバッテリー切れにならないかは分からないのですが・・
GPD Pocket の解像度は1920*1200のWUXGAですが、7インチで見るyoutubeなどの映像はとても美しいです。
同梱のものは、日本のコンセントに対応のUSBアダプター、TYPE-C to TYPE-Cコード、イヤホン、説明書、ガラスではないソフトなフィルムとなっています。GPD Pocket自体が、ゴリラガラス3を採用しているので、この付属のフィルムでも十分使えそうです。
アダプターは100V~240Vとなっているので、海外でコンセントの形状さえ合えばそのまま利用する事ができるのが便利ですね。
GPDPocketの充電は5V/2.5Aとなっているので、モバイルバッテリーからも充電できるので、バッテリー不足はモバイルバッテリーでも解消することができます。
GPD Pocket を左横からみたところですが、ぴたっと蓋が閉じているところとか、かなり丁寧に作られてる感があります。
後ろからみたところです。蓋にも余計な刻印などが一切ないシンプルなつくりが、高級感を際立たせます。
前から見たところですが、蓋を開ける際に指をひっかけるところがついているので、開きやすいです。
開閉角度はここまで開きますので、色々な使い方ができそうですね。
右側はインターフェースが集まっているだけでなく、排気口もあるので、ここをふさいでしまうような両手持ちで使うにはあまり向いていなさそうです。
ちなみにファンの音はそこそこうるさいです。通常使っている場合はそこまで音はしないのですが、立ち上がり時やCPUに高負荷を与えた場合は、結構な騒音がしますので、静かなところで使用しているときにアップデートとか落ちてきてしまった場合は少し周りに気を使いそう。
GPD Winはゲーム臭が強くて、高級感あふれる感じではありませんが、GPD Pocketはビジネスマンが使用していそうなUMPC感が強いですね。
antutuスコアテストをやってみましたところ、101118点という結果でした。
GPD Pocket のCPUであるx7-Z8750は、上記表を見て頂ければ分かると思いますが、Intel Celeron Apollo Lake N3450といい勝負の性能になります。Atomだからって侮れないですね。これでストレージがSSDだったら本当に神なのですけどね。
Geekbenchの方のテストの結果は、OpenCL Score:7286、Single-Core Score:1167、Multi-Core Score:3322という結果でした。
やはりIntel Celeron Apollo Lake N3450といい勝負してますね。Atom最後の執念とも言える性能です。
他機種との中華タブレットPC Geekbenchスコア参考表のまとめです。
※リンククリックで紹介記事へジャンプします
▼中華タブレットPC Geekbenchスコア参考表
デバイス | スコア |
---|---|
ALLDOCUBE KNote Intel celeron Apollo lake N3450 |
OpenCL Score:5318 Single-Core Score:1029 Multi-Core Score:2280 |
CHUWI Lapbook Air Intel celeron Apollo lake N3450 |
OpenCL Score:7867 Single-Core Score:1394 Multi-Core Score:4172 |
Jumper EZbook 3SE Intel Apollo Lake N3350 |
OpenCL Score:7681 Single-Core Score:1507 Multi-Core Score:2601 |
GPD Pocket Intel Atom x7-Z8750 |
OpenCL Score:7286 Single-Core Score:1167 Multi-Core Score:3322 |
CHUWI LapBook 14.1 Intel Celeron Apollo Lake N3450 |
OpenCL Score:5822 Single-Core Score:1123 Multi-Core Score:2797 |
Jumper EZbook 3S Intel Celeron Apollo Lake N3450 |
OpenCL Score:8591 Single-Core Score:1423 Multi-Core Score:4266 |
T-Bao Tbook4 Intel Celeron Apollo Lake N3450 |
OpenCL Score:6063 Single-Core Score:1422 Multi-Core Score:4229 |
Jumper EZbook 3 Pro Intel Celeron Apollo Lake N3450 |
OpenCL Score:8476 Single-Core Score:1425 Multi-Core Score:4273 |
TECLAST X5 Pro Kaby Lake Intel Core m3-7Y30 |
OpenCL Score:16456 Single-Core Score:3117 Multi-Core Score:5946 |
CUBE Thinker Kaby Lake Intel Core m3-7Y30 |
OpenCL Score:16279 Single-Core Score:3167 Multi-Core Score:6317 |
Xiaomi Mi Notebook Air 13 Skylake-U/Y Intel Core i5-6200U |
OpenCL Score:27090 Single-Core Score:3411 Multi-Core Score:6416 |
Vaio S13 Skylake-U/Y Intel Core i5-6200U |
OpenCL Score:15970 Single-Core Score:3303 Multi-Core Score:6545 |
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※価格・在庫状況は記事執筆時点の為、各自ご確認ください。
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